おへそはなぜ一生消えないか: 人体の謎を解く (新潮新書 352)

著者 :
  • 新潮社
3.13
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本棚登録 : 79
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103520

作品紹介・あらすじ

人体は謎に満ちている。生まれたあとは不要な「おへそ」がなぜ消えずにお腹の真ん中に残っているのか?食べる口と呼吸する口はなぜ同じになったのか?なぜ人の赤血球には核がないのか?男に乳首は必要なのか?生物学者が「複製」をキーワードに、人体の巨大な謎から瑣末な疑問にまで次々切り込む。最先端生物科学と大胆な仮説とユーモアが絶妙に結合したサイエンス読み物。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったですよ。

  • 表題の他にも「食べる口としゃべる口はなぜ別ではないのか」など、気になる話題がたくさん!正中線にできた傷は治りにくい。アンチエイジングが気になる今日この頃、役に立ちそうです。

  • 生命の不思議と驚異を「複製」というキーワードで説いた読み物。
    DNAの複製というだけなら、いまや常識な響きもあるが、生物の中(外にも)には、いろんなパターンの複製が存在し、個体と種の維持の基本スキームになっている。
    表題の「へそ」よりも、その反対側にある「胎盤」の説明は目から鱗。たぶん、一般世間の男はこの器官については、ほとんど無知だと思うが、哺乳類を哺乳類たらしめるこの器官の高度さと発生の謎は興味深い。
    あっという間に読み終えたが、この著者の本は軽いノリで嫌いじゃないし、前によんだ「ろくろ首~」よりは、マジメ感がアップして良い読書だった。

  • 「複製」をキーワードにした人体の話。
    へそが傷ならば、なくなってもおかしくないのに、残っている理由(推測)がおもしろい。

  • 2010.12.21 読了

    全般、興味深い内容ばかりでおもしろかった!!
    赤血球のくぼみは脱核によるもの は感動した\ˆoˆ/

  • 表題や目次の事柄がバッサリまるわかり!というわけではなく、現時点で有力とされている情報を与えてくれる、といったスタンスです。なので本気でおへそと向きあいたい人には物足りないかもしれません。雑学ネタを増やしたい方にもあまり向いていないかもしれません。お医者さんでなく学者の方なので臨床例などはほとんどありません。人によっては理屈っぽいと感じるかもしれませんが、個人的には文章がそれほどくどくなくわかりやすくて全くストレスなく読める本だという印象です。

  • 図書館。

    mixiニュースに出ていて、気になったので読んでみた。

    が、自分の好みではなかった。

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著者プロフィール

武村政春(たけむら・まさはる)
東京理科大学教授。
巨大ウイルスの生態と進化にオタク的興味をもつ。
真核生物の起源にも多大なる興味。
現在は筋肉(筋トレは趣味ではなく、そのための単なる方法に過ぎない)にも大いなる興味をもっている。
もともとの専門は生化学とか分子生物学とか。
2001年細胞核ウイルス起源説を提唱。
2019年メドゥーサウイルスを発見。
出身は三重県津市。
1998年名古屋大学大学院医学研究科修了。
博士(医学)。

「2022年 『ウイルスの進化史を考える ~「巨大ウイルス」研究者がエヴィデンスを基に妄想ばなしを語ってみた~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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