即答するバカ (新潮新書 376)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103766

感想・レビュー・書評

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  • タイトルへの評価はさて置き。

    今の自分の心情に同調するからなのかは、分からないが、とても分かりやすく端的な一冊。

    ふとした時に読み返したい一冊。

    きっと、誰しも思い当たる節があると思う。

    思い当たる奴が多い、どこにでもあるありふれた内容だろと切り捨てる方がいるならば、もう一度ゆっくりと噛み締めて読んでみると良いかもしれない。

  • [ 内容 ]
    例1「この仕事頼む」「無理っす」。
    例2「どうするんだ」「トラスト・ミー」…即答するバカが増えている。
    いかに効率重視の時代でも、すぐに答えればいいというものではない。
    口に出す前のちょっとした工夫で、あなたの言葉は「すごい力」を発揮するはずなのだ。
    身近な話題から芸能界、政界まで、しゃべりのプロが、いまどきの「口のきき方」を総点検。
    一読爽快、溜飲を下げつつ、実践的な会話の技術も身につく一冊。

    [ 目次 ]
    はじめに―即答する前に考えてみたいこと
    第1章 ちょっとした物言いの「すごい力」(意外に難しい「感動伝達力」;電話番で養われる会話力;新旧の達人に学ぶ「毒舌力」;準備が物言う「行き当たりばったり力」 ほか)
    第2章 やっぱり気になる「口のきき方」(「ら抜き」言葉と「か取り」問題;心ない相槌の罪;軽薄な業界用語;「使い慣れない敬語」の怖さ ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • いる!
    確かにこういうヤツいる!

    そして、そういうヤツほど「即決即断できちゃう俺ってカッコイイ」と思っているからイタイ。

    個人的には「そですね」のくだりが好きです。

  • 言葉の選び方・・

    とても実践的な本だと思います

    全ての社会人に読んでもらいたいと思う




    印象に残ったフレーズ

    p75

    「『ゆるさ』とは自己開示」



    p133

    「『察する力』がないと損をするのは自分である。」




    p136

    「『察する』って、なかなか素敵なことではないか。

    察することのできない『アホ』は時にストーカーになったりするものだ。」

  • 自身の言葉遣いに絶対の自信を持っている人ってどの位いるのだろう?

    本書は、梶原しげる氏が自身の経験や、芸能界での出来事から、
    言葉の考えて発する必要性を書いている本。
    喋りのプロである梶原氏でさえ日本語を使いこなす難しさが書かれている。

    自分の言葉遣いを見直すよい契機となる本。
    と同時に、改めて日本語の難しさも感じる。
    でも、日本の教育の中でキチンと教える機会の少ないことも問題だろう。


    印象に残った箇所は・・・
    褒める時は他者の評価をきにせず、素直な感情を表現する
    悲しい・ツライ話には同情ではなく共感する
    言葉の預金残高を増やすことが表現力を豊かにする


    読みやすく、為になる正に新書の良さを実感出来る本。

  • わかるわかる

  • 職業柄、言葉遣いというか伝え方というか、言い方には気をつけていきたいと思っているので、参考になりました。
    また、言葉遣いや伝え方をどうするか、そのためにどこまで頭を使うか、どう使えば良いのか、色々と考えさせられた本です。
    とくに「ひらがな」で考えてみる、というのが面白い。最近の政治家の発言を、難しい言葉ではなく「ひらがな」で考えることで思考を整理、クリアにしていく例としてあげています。

  • 日経ビジネスアソシエオンラインに連載されたコラムをまとめたものであるとのこと。

    ひとつひとつの内容が短くスッキリまとめられてあり、エピソードも面白く非常に読みやすく、それでいてきちんとコミュニケーションの秘訣がわかりやすく書かれている。
    気軽に読めて、ついでに毎日のコミュニケーションで役立つコツが得られる本、という印象。

    書店で印象づけるためなのだと思うが、「即答するバカ」というタイトルは内容と比較すると少し強すぎる印象。書き口は決して辛くない。

  • 元アナウンサーの梶原しげるさん著の、自分の体験や芸能人を話題にしながら、会話力の例を説明する本。
    タイトルの「即答するバカ」は「もっと考えた言葉をつかえ」という意味に受け取った。

    「考えた言葉を使っている人たち」はどのように言葉を使うかの例を挙げ、解説した本という印象である。
    そのため、

    「○○をしたければ□□しろ!」

    というわかりやすいアドバイス書ではない。

    しかし、どれも会話力の肝になっていると感じられた内容であり、
    700円なら、煙草2箱の代わりに買っても良いと思った。

著者プロフィール

1950年神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、文化放送にアナウンサーとして入社。
1992年からフリー。テレビ、ラジオの司会を中心に活躍する。その一方、49歳で東京成徳大学大学院心理学研究科に入学、51歳で心理学修士号を取得。シニア産業カウンセラー、認定カウンセラー、健康心理士の資格を持ち、カウンセラーとしても活動している。
東京成徳大学客員教授、日本語検定審議委員も務める。主な著書に『口のきき方』『すべらない敬語』 (以上、新潮新書)、『心を動かす「伝え方」また会いたくなる「話し方」』(講談社+α文庫)、『敬語力の基本』(日本実業出版社)、『おとなの雑談力』(PHP文庫)など多数。

「2020年 『イラッとさせない話し方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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