- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106103773
作品紹介・あらすじ
iPad、キンドル、スレートPC、ツイッター、クラウド…ITの潮流は私たちをどこへ運んでいくのか?将来、携帯電話は、衣服や眼鏡といった、より日常的なモノに変化し、消えていく。ネット婚、電脳ペットや仮想旅行も既に本格的なビジネス化が進んでいる。実用化寸前のデバイスやシステムの最新情報を通し、コンピュータの胎内に人間や社会制度が取り込まれる未来を、あなたはもう迎えようとしている。
感想・レビュー・書評
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作者のボキャブラリーには恐れ入りました。
非常に日本語の勉強になった。しかし内容はさして覚えていない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ポストモバイルの焦点は人とコンピューターが触れ合う接点がどうなるかということ。
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第1章の1行目に燦々と光る「ラブプラス」の文字。以降も"さくらさくら"のゲーム画面、TEATIMEのフェイストラッキング技術、画像付きで紹介される川名みさきと涼宮茜などなど、一定方向にカッ飛んでるように見えるが、中身はフツーの『モバイルの次は何か?』を問う本。筆者の想像する"サービスが偏在する世界"はあっさり「そうかもね」で流される程度であるし、紹介されるHMD、曲げられるディスプレイ、嗅覚・触覚ディスプレイなどの各種技術に関しても特に目新しいものはない。個人的にはカッ飛んだ一部分を十二分に楽しんだ身ではあるが、他人には勧められないっていうか勧めない一冊。
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すごく幅広い話の表面をさらりとなめて、長所、短所、これからの予想なんかが書いてある。
全くそういった技術を知らない若い人向けの本だと思う。歳をとった方ががこの手の本を読むと間違えた解釈をしそうなのであまり歳をとられた方にはおすすめしない。
フライ・バイ・ワイヤ(フライ・バイ・ワイヤ)って技術は全く知らなかった。。 -
PCから携帯へ、そしてクラウドへ。ネット空間が現実世界により一層近づく流れは一層加速し、デバイスも人体とより密接な関係になっていく。その先にあるのは、著者の言うような、ウェアラブルコンピュータと拡張現実が一般化する世界なのか。未来社会を語る一冊としては面白いが、実際にそこまで人間が仮想社会を受け入れ、融合するのかは個人的には少々疑問。
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[ 内容 ]
iPad、キンドル、スレートPC、ツイッター、クラウド…ITの潮流は私たちをどこへ運んでいくのか?
将来、携帯電話は、衣服や眼鏡といった、より日常的なモノに変化し、消えていく。
ネット婚、電脳ペットや仮想旅行も既に本格的なビジネス化が進んでいる。
実用化寸前のデバイスやシステムの最新情報を通し、コンピュータの胎内に人間や社会制度が取り込まれる未来を、あなたはもう迎えようとしている。
[ 目次 ]
第1章 ネットがなくては生きられない(「ラブプラス」;ゲームではなく、環境 ほか)
第2章 キーボード、マウス、ディスプレイからの解放(現代に至る軛;出力装置の試み ほか)
第3章 環境化するコンピュータ、贅沢品になる移動(ガジェットは力を持たない;別のシナリオ ほか)
第4章 ネットと権力(監視社会はあり得るのか?;安全と利便性の名の下に ほか)
第5章 ネットの海の向こうへ(「コンピュータ」がなくなる;サービスの窓口としての携帯電話 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
まえがきの空想(妄想)は、インパクトを与えたかったのであろうが、唐突すぎて読む本を間違えたかと。
最終的にはポストモバイル(携帯の次)について述べているのだが、モバイルに限らず、コンピュータやITの最近の流行りについてを紹介している。ARや電子書籍など、比較的興味を注ぐチョイスなのでスラスラと読むことが出来た。
著者が思い描く未来像は既にSFではなく、近い将来あり得る未来の一つだろう。しかし取り分け専門的なことが書いてある訳ではないし、全く想像がつかない訳でもない。
読みたい項目を虫食い的に読んでいくのがいいかも。 -
コンピュータ、ネットが作り出すネットの向こう側の世界との実社会との境界がなくなり、どちらも現実と認識される。そんな世の中少しずつなってきていることを感じた。未来社会では物理的に移動する意味が薄れてくるのだろうか。10年前に現在の携帯やネットの普及が想像できなかったように、未来の社会現在の常識からは考えられないようなものが出現していると思われるが本書に紹介されているような研究開発にヒントがあるのかもしれない。