- 本 ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106103926
感想・レビュー・書評
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非常に基本的なことをわかりやすく伝えてくれる。結びの、伝統ってのは明治にできた言葉で、そもそもは仏教用語だったんだという話は家元とという立場では言い難い言葉なのかもしれない。伝統にがんじがらめになりそうな立場にありつつもクリアな認識を持っていて、偉ぶる所なく茶の魅力について伝えるところがとても素晴しい。大変勉強になりました。
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難しいがわかりやすい、古くて新しい、やりそうでやらない等の気づきを与えてくれる本。
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文章構成がとても上手。
もう一度茶道をやりたいと思える、気持ちのいい本だった -
”今”に分かりやすく、様々な視点、捕らえ方、面白く楽しく読めました。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/731320 -
圧倒される情報量。茶家に生を受けたでけではなく、物凄い量の情熱を感じます。茶器、軸、歴史、漢文など、膨大な知識と審美眼。30代半ばでの書とはとても思えません。一期一会のために設えを変え、禅問答のような軸を用意する。所作をきわめるだけではなく、歴史のある貴重な茶道具にこだわるとなると、普通の人には到底困難な世界。後輩が大学卒業の折に祖母と両親を招いた茶会と息子を亡くした三渓が催した茶会の話にはグッと来ました。奥が深すぎる!それにしても三渓、持っているお宝にもぶっ飛びました。
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「茶道」に興味ある方は必読です!武者小路千家次期家元が語る「茶の湯」の本質!端的にまとまっているのではじめての方で「なるほど!」と思って読める一冊です。
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おもてなしが取りだたされ、今や習いたいお稽古事ランキング上位にくるお茶。
茶道→利休→侘び寂び
と、こんな感じに短絡的に考えてしまっていたが、その実、かなり深い。
どうしても、十把一からげに禅に結び付けてしまいがちだが、利休より遡れば、密教の影響も多分に受けている。
利休自体も、堺の商人出身だし、当時、モンゴルの侵攻を受けた宋の僧侶が日本に入ってるし、港町であった堺には、宣教師も多勢いたわけで、クリスチャンの文化もブレンドされている。
おもてなしの精神も読みどころだが、日本の美意識が、つまるところ引き算の美学だということを、改めて痛感する。
良書。
著者プロフィール
千宗屋の作品





