日教組 (新潮新書 397)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106103971

作品紹介・あらすじ

日教組とは何か?生徒の学力低下に荷担したと糾弾され、先生の指導力低下を放置したと非難され、挙げ句には日本をダメにした元凶とまで名指しされてきた。そして今、民主党政権の誕生によって再び注目されている。が、実態は意外と知られていない。GHQ指令下、文部省によって作られ、かつては校長以下九割以上の先生が加入していた組織の歴史をたどりながら、その思想、所業、暗部、すべてを丸裸にする。

感想・レビュー・書評

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  • 悪名高い日教組。
    元々は、GHQ、文部省肝入りでできたもんなんだな。共産党とのいろんな押し引きもあって、むしろ過激になってきたかと。
    このところは流石に人員不足らしい。

    うちの息子が学校の先生なんでちょっと心配。

  • 自分自身の先入観を確認する上でも、手軽に概要を掴むには手頃な本だと思った。
    新書なのにもう一度読み返して理解を深めてみたいと思った珍しい一冊。著者の偏見がほとんど見えてこないからなのかもしれない。
    これで全容が理解できるわけでは無いし、真実がどこまでなのかも判断はつかないけど、とりあえず一度読んでから今の日本についてもう一度考えてみるのも良いかなと。
    そして、自分自身がどこまでステレオタイプに汚染されているかも、一度確認してみる必要があるかも。

  • 森口朗は説明能力が高い上にバランス感覚が優れている。むしろ保守系であれば異を唱える人が出かねないほどのバランス感覚である。その批判は左翼のやりたい放題を不問に付してきた自民党や官僚にまで向けられる。55年体制の馴れ合いこそが戦後レジームの本質であり、自主憲法制定を阻んできたのだろう。
    https://sessendo.blogspot.com/2021/07/blog-post_23.html

  • NDC(9版) 374.37 : 学校経営・管理.学校保健

  • ●日教組という組織について、おおよその概要をつかめた。

  • レビュー省略

  • 教育に携わる人ならば、読んでおきましょう。
    いろいろ問題があるだろうが、日教組と長い間馴れ合っていた自民党が一番問題のような気がする。どうにかできたものであろうが....。
    罪は大きい。

  • 一気に読み終わった!
    日本の誇りを教えようとして、わけのわからない言いがかりをつけて呼び出しをくらった。
    怖い!日教組。

  • 日教組の成り立ちから今までの経緯を著者の視点から描いている。
    教育行政に携わる著者は、中立的な立場とはいえないが、根拠を示しているので、説得力はある。

  • 面白い。
    謎の悪の組織「日教組」は物心ついたころに知った。この組織が戦後日本をおかしくしたとか、国旗や国歌を踏みにじる教員がいるとか。
    ただ、本当に日教組に所属する教員がみんな共産主義者なのかというとさにあらず。実態に切り込んだ上で、現在もある程度の力を持つ日教組に対する処方箋を提示する。

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著者プロフィール

教育評論家。中央教育文化研究所代表。元東京都職員。1995~2005年まで、都内公立学校に出向経験がある。著書に、『いじめの構造』『日教組』『戦後教育で失われたもの』『誰が「道徳」を殺すのか』(以上、新潮新書)、『なぜ日本の教育は間違うのか』『自治労の正体』『左翼老人』『売国保守』『税をむさぼる人々』『左翼商売』(以上、扶桑社新書)、『校内犯罪(いじめ)からわが子を守る法』(育鵬社)など。

「2022年 『左翼の害悪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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