55歳からのフルマラソン (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 139
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104688

作品紹介・あらすじ

日本振興銀行の経営破綻による混乱のさなか、代表執行役社長となった作家は、ふとしたきっかけで走り始める。五十代半ばを過ぎ、肉体は典型的メタボ、ストレス続きで精神的にもどん底だったが、走ることであらゆることが変わって行った。仲間との早朝練習、散々だった初マラソンから念願のサブフォー達成、そしてさらなる自分への挑戦-震災を挟んで二年、マラソンによる予想外の変化をつづるランニング・エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • まさかあの江上剛さんがフルマラソンを軽々とこなしてしまうとは。年齢も上、仕事の忙しさも遥かに上、その人がサブフォー、つまり4時間切ってしまうのだから。この本は読まずにいられなかった。
    小説化であり、当時は銀行社長でありながら世間にたたかれていた肉体的にも精神的にもつらい時期に走り始めた。
    スポーツは脳を活性化し、精神を向上させてくれる。もし江上氏がマラソンを始めていなければどんなことになっていたのか。
    体重を10キロ、ウェストを15センチ縮めてメタボから復活した。
    「自分の人生のゴールなんて、どこにあるかもわからない」
    「自分の人生に欠けていたもの、それは自分自身を応援する、べたなまでの応援歌だ」

    フルマラソンを走った人にこそわかる言葉だ。私も30キロ地点で思った。どこにでもある言葉「マラソンは人生そのものだ」。つらくてつらくて投げ出したくなる。すると目の前にいろんの人や頑張っている姿が目に浮かび「もう少し頑張ろう」と思う。一人で走りながら自分が自分を励ますか手がない。

    ホノルルマラソンの記述もある。今回直前で断念した私だが、本書をあらためて(感想を書くために)読み直したらまたやる気がわいてきた。走り続けよう。

  • 元々、10キロを走る事が出来るタイプの方だと思います。とは言え、大した方だと思います。

  • 江上さんのランニングエッセイ。まあまあだ。

  • 実際のマラソンのトレーニングにはあまり参考にならず。

  • 2016年10月29日

  • 多忙を極め、健康状態も最悪だった著者がマラソンに出会い、心身ともに健康を取り戻し、生き方まで変わったという経緯を熱く語る。学歴や年齢やいろいろなしがらみがある会社生活は、決して頑張ったものが必ず報われるものではないが、マラソンは違う。誰にも頼らず、自分が頑張った分だけ、必ず結果として現れる。自分との闘い。そんな世界があっていいじゃないか。
    走り方についての技術本ばかりが溢れる日本では、マラソン哲学を語る貴重な作品だろう。ランナーとして大いに共感できる1冊。

  • 平成26年9月6日読了。自分なりにランを継続していこうという決意を固めさせてもらった。走禅という意識は大事にしたい。当面の目標は、10kmを走りきることとしたい。

  • 手記としては読んだ。江上さんはマラソンの素質が有ったと思います。最初のつくばマラソンにコネを使って参加した事には残念な気持ちになりました。

  • 座禅ならぬ走禅。元気になれた。

  • 【No.217】「人は目標に向かって努力している時が最も充実する。気持ちにも張りが出る。そして人と接することが苦手な人でもマラソンは可能」「駆け引きも何もない。頼りになるのは自分の足だけ。速いも遅いも関係ない。完走の喜びを味わいたいだけ。練習は裏切らない」「マラソンは何歳から始めても、ただがむしゃらにやれば結果がついてくる。これほど単純なスポーツはない。これほど平等なスポーツはない」「タイムはいいにこしたことはない。しかし練習しなければ成長はない。タイム=記録は、練習=プロセスの結果に過ぎない」「マラソンは、唯一、過去の自分だけがライバルだ」

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著者プロフィール

江上 剛(えがみ ごう)
1954年、兵庫県生まれの作家、コメンテーター、実業家。本名、小畠晴喜(こはた はるき)。元日本振興銀行取締役兼代表執行役社長。元(旧)みずほ銀行築地支店長。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、1977年から2003年まで旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)に勤務。2002年『非情銀行』で作家デビュー。2004年から2010年までは日本振興銀行に関わっていた。 
代表作に『隠蔽指令』、『庶務行員 多加賀主水が許さない』、『ザ・ブラックカンパニー』、『ラストチャンス 再生請負人』など。それぞれドラマ化されている。

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