- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106104732
作品紹介・あらすじ
韓流スター人気はとどまるところを知らず、サムスンやLGの製品は世界中にあふれている-日本よりはるかに"勢い"があるかに見える韓国だが、現実はそう甘くはない。幼い頃から競争を強いられ、経済格差は広がるばかりなのだ。就職活動のために整形手術までする男たち、家計の半分以上を占める教育費、世界一低い出生率、上がり続ける高齢者の自殺率…ツライ社会を生きている韓国人の姿を現地から最新リポート。
感想・レビュー・書評
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生きづらい韓国社会の実態がよくわかる。他人事ではないと感じる。
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韓国社会はとんでもないね。
自殺者も多いし、障害者を大切にしない。最低最悪の社会ではないか。どうしようもない。
キムヨナも2位だとおめでとうって言ってもらえないそうだ。 -
あとがきにもあるように、ここで書かれている問題は世界中の先進国共通の課題だろう。ただ戦後日本をモデルに国造りを進めてきた韓国は、抱える課題が日本と共通するのも無理もない。
一つだけ韓国が先行しているのは、IMF危機に乗じて始まった所謂新自由主義的改革であり、安部政権が今必死で追いかけようとしている。韓国の惨状を見ればどんな結末になるか予測もできよう。日本の未来も暗いと言わざるを得ない。 -
韓国では、国民全員がオーディションを受けているかのような状況を示した題になっている。IMF経済危機から立ち直ったパワーは素晴らしいが、その歪みが凄まじい格差社会、競争社会を生み出している。
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いろんな意味で、この国はきつい。
競争で敗れると、最後自殺するしかないなんて国に、なんで生まれてしまったんだろうと思っている国民がどれだけいることやら。 -
過酷な競争社会に突入している韓国の閉塞感。程度は少し緩やかかも知れないけど、日本も同質だと感じるし、誰も逃げ場を創れないまま社会はより不安定になっていくような気がして、そら恐ろしくなった。
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勝ち組と、それ以外の差が日本より極端な社会。華やかに見える韓国の違う側面を知れた。良書。
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前・共同通信特派員が見た韓国。韓流やサムソンで、一見華やかに見える国だが、超競争社会のツケでその華やかさは無数の「敗者」の上に成り立っている。新しい話はそんなにないが、そのひずみを生の声を元に伝えている。
異常ともいえる教育熱心さや自殺率の高さは日本でも伝えられてる。とにかく「ボトムアップ」よりは「プルアップ」の世界。生き残った人間が社会を引っ張る構図。それが「吉」と出た部分も当然あるのだろう。しかし、敗者にセカンドチャンスはほとんどない。「やり直し」がきかない社会の現状を活写している。 -
KPOP、GALAXYなど、華やかなに見える国の内情は華やかではなかった。学歴社会、家族の崩壊、表には出てこない闇が描かれていた。
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FBで流れてきたので、興味を持った。
多分、韓流ドラマ好きな人だから「いいね」を押したんだろう。
隣の国、韓国のいまについて知ろうと思い読もうと思った。
いまの韓国の空気って余裕がないんだな。
IMF通貨危機の傷がまだ癒えてなくて、イケイケのうちにイケるとこまで(向こう見ずに)行こうとしている感じ。世界を見渡せばどこも不況だしね。