- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106104756
感想・レビュー・書評
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ミスター円と言われた大蔵省OB榊原氏の本。学術的・専門的な話はなく、財務省・金融庁の組織の話を、固有名詞を交えながら書いている。官僚とはどのような組織で、どのような仕事の仕方をしているのかがわかる本であり、官僚バッシングが激しい昨今、それを擁護する内容になっている。政治家ではなく、実務は官僚が支えており、それは国のことを考えている、そして有名な官僚トップは皆すごい人・・・マスコミで言われている「自分の省益しか考えない人」という姿とは正反対の印象をうける。
どっちが本当の官僚なのかは私にはわからないが、今までの日本の政治を支えてきたのは決して政治家ではなく、官僚の方々だと思う。
霞ヶ関の組織や制度(役名など)のことを知りたい人にはいい本では?
個人的には面白いと思った本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国民が知りたいのは、「財務官僚がどのようなモチベーションの下に生き、その生態は何なのか」である筈なのに、どうでもいい内輪ネタに終始して、情報価値が全くない。財務省(大蔵省)を擁護したいならしたいで、財務官僚(大蔵官僚)の理(ことわり)を熱く語って欲しかったが、保身が大事ということなのだろう。
1分程度の立ち読みで十分だと思う。 -
退屈な一冊です。しかし、2007~08年に財務事務次官を務めた津田廣喜氏について、「人より牛の方が四倍多い町出身」で、津田氏の出身の道立天塩高校から「キャリアの国家公務員になった卒業生は津田以外にはあまりいない」(86ページ)とありますが、某省大臣官房某部某課長(某合同庁舎の26階国会側)は同窓だったはず。ご本人から伺ったので間違いないはず。技官なので、筆者の言う「キャリア」には当てはまらないかもしれませんが。