日本人のための世界史入門 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 126
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105067

作品紹介・あらすじ

いつから日本人は世界史が“苦手”になったのだろう。“コツ”さえつかめば、世界史ほど面白いものはないのに―。「物語のない歴史は退屈である」「日本人にキリスト教がわからないのは当然」「中世とルネッサンスは何が違うのか」「フランス革命の楽しみ方」…。歴史の“流れ”を大づかみするための補助線を引きながら、古代ギリシアから現代までを一気呵成に論じる。一冊で苦手意識を克服できる、便利な世界史入門。

感想・レビュー・書評

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  • 店頭で見つけて、山川の教科書と悩んだのですが、、
    なんとも闊達な語り口に惹かれて、こちらから手に取ってみました。

    軽やかでいて、時にバッサリと斬りすてるように、
    時代と地域の軸を移しながら、世界史の流れがまとめられています。

    とてもわかりやすく、文中では、学術書や小説、ドラマや漫画等々との、
    様々なエッセンスのごった煮感がどこか楽しく、読み進めやすかったです。

    ただ一点、批判的に読む必要があるかなぁ、、とは感じましたが、、
    これは「歴史」に触れる際の前提条件でもあるので、個人的には気にならず。

    また、基本部分の本質は外していないと思いますので、導入としてはいい感じかと。
    これを羅針盤にして、各論の基本書を読み込むのもありかなぁ、なんて。

  •  筆者の口述を記録したかのような、よく言えばあまり形式ばっていない世界史の本、悪く言えばいい加減な世界史の本。でもこの小さな本で、世界の歴史を古代ギリシャから第二次世界戦後まで、アフリカからヨーロッパからアジア、アメリカまでまさに全世界を見渡している。でもそれで世界のつながりがわかるかというそうでもないようだし、読んでいて気になるのは、筆者の独善性がでているところ。形式ばらずに自分の主義主張を混ぜ込んでいるのはいいようにも聞こえるが、どこまでが一般論でどこまでが筆者の全くの独自の考えなのかがよくわからない。大きなタイトルのわりにはあまり得るものはない本のように思う。これを読むくらいなら、山川の世界史をもう一度読むほうがいいように思う。

  • この著者 @tonton1965 の本は初めて読んだけど、なんとも天邪鬼で面白い人だ。現代日本人の所謂「歴史離れ」に警鐘を鳴らし、歴史上の出来事に理由や意味づけを求めるのはナンセンスで、歴史とは偶然の産物だからドラマチックに理解すべきというスタンス。ドラマとして味わえる書物や映画などを数多く引き合いに出しながら、西洋史+東洋史を凝縮し、かつ、駆け足で述べている本。専門家は仔細にこだわりすぎ、一般人は大雑把な歴史すら知らないと嘆く著者である。細かいことはどうでも良いと言いつつ、著者自身は、地名や人名について病的とも思えるほどこだわっているが、その訳はあとがきに書いてあった。この本を通読しただけで、世界史概観が頭に入るほど賢い人は、すでに世界史のイロハを勉強済みだろうから、本書で歴史そのものを勉強するには相応しくない。普通の人がそれに至るために読むべき本・見るべき映画が数多く引用されているので、広い意味での読書ガイド・映画ガイドと言えようか。

  • 世界史入門とあるが、読んでもよくわからず。。。
    あとがきで著者は世界史の知識はだいたいでいいというが、これを読んでもだいたいすら理解できない。

    起こった出来事にまつわる文学・芸術作品の紹介といったほうが正しいかも。

  • 歴史を知るというよりは、言葉を知るモノを知るということが大事だと感じた
    歴史はその一環として学びたい

    本筋とは関係ないがソクラテスをソークラテースと表記するのは阿呆だと言い切ったのは見事だった

  • 世界史入門というよりも、世界史エッセイ。タイトル詐欺かもしれないけど、作家さんの歴史感を読む本としてはまぁまぁかな。歴史(日本史すら)知らない人が多いというのは同意するけど、つっこみどころも多かったです。

  • タイトルに惹かれて本屋でパラっと立ち読み。とりあえず自分が詳しいところを覗いてみる。『ルイ16世の弟がルイ18世として即位(一代抜けているのはルイ16世の息子のルイ17世が、父親と同じく処刑されたから)』。…本を閉じた。■どこの何を参考文献としたらルイ17世が処刑されたなんてことになる?つい最近、DNA調査でルイ17世の心臓が確定され、王子の生存説が否定されたばっかりだというのに。この著者に対する信用性は全くゼロ。■神から王権を授けられた聖なる国王だけではなくハプスブルグの皇女まで処刑し近隣諸国から敵視されている状況で、フランス国民からさえも反発を招くような幼い王子の処刑を断行するほど革命政府が愚かだと思うな。

  • 序言の時点でイライラする物書き。

  • 「世界史入門」というタイトルから、世界史について分かりやすくまとめてある本だと勝手に思い込んで読んだ自分が悪いのかもしれないが、正直期待外れな内容だった。話は体系立っておらず、もともと知っていないと何が書いてあるのかよくわからない。あの本を読んだとかこの作者はだめだという話が多すぎて尚更分かりにくい。名前の読み方だのを終始気にしてこれは間違ってるだの何だので集中できない。頭が良い人だとは思うが、とても分かりづらく、世界史入門なんてタイトルはつかない作品だと感じた。

  • 「旦那芸」という言葉を思い出した。今年ワーストの1冊。72ページで読むことをやめた。

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著者プロフィール

1962年茨城県生まれ。本名読み・あつし。東京大学文学部英文科卒。同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。1990-92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。学術博士(超域文化科学)。大阪大学言語文化部助教授、国際日本文化研究センター客員助教授などを経て、文筆業。文芸批評、小説、演劇、歴史、男女論などフィールドは幅広く、独自の「男性論」を展開。また、論壇・文壇のもたれ合いへの鋭い批判も行なっている。著書に『夏目漱石を江戸から読む』(中公新書)、『江戸幻想批判』『リアリズムの擁護』(新曜社)、『〈男の恋〉の文学史』(朝日選書)、『もてない男』『バカのための読書術』(ちくま新書)、『日本売春史』(新潮選書)、『退屈論』(河出文庫)、『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)、『恋愛の昭和史』(文春文庫)など多数。小説に『悲望』『童貞放浪記』(幻冬舎)、『美人作家は二度死ぬ』(論創社)。

「2018年 『江藤淳と大江健三郎 戦後日本の政治と文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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