短歌のレシピ (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 118
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105111

作品紹介・あらすじ

短歌の上達に早道や抜け道はないが、陥りやすい"落とし穴"を知っていれば、無駄な回り道はせずにすむ。そして"素材"(=伝えたい思い)の持ち味を生かすために、さまざまな"道具"を持ち、"調理法"を知っておくことが大切だ。「味覚に訴えてみよう」「理屈は引っこめよう」「季節の変わり目をとらえよう」-。現代を代表する歌人が投稿作品の添削を通して伝授する、日本語表現と人生を豊かにする三十二のレシピ。

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすい。特に第3講の比喩や第7講の倒置法が。あとは31文字を大事にする。詰めこまない。想像力をかきたてるような伝え方がいいのかな…と思った。それと教える人によってこんなに差があるのか…と驚きもあった。有名どころの、誰の短歌を好きになるかで受け取り方も作り方も変わるのかもしれない。薄い新書で読みやすい。

  • とても参考になったけど、後半は少し飽きてきてしまった。。

    ・一首を独立させる
    ・具体的なイメージを提示できていれば、主観的な言葉を持ってきてもよい
    ・微妙な歌同士をくっつけるのも手
    ・同じ言葉と言い回しは避ける
    ・「あの」って、どの?
    ・枕詞も使ってみる
    ・「のに」は押しつけがましい
    ・動詞に一工夫
    ・助詞は削らない

  • 短歌や俳句を鑑賞するのが好きなので、さらに面白くなるかと読んでみた。
    少し変えるだけでガラリと印象が変わるのがとても楽しかった。

  • 短歌歴5ヶ月の私には、まだ真似出来そうもないテクニックもありましたが、ちょっと頑張れば取り入れられそうな作歌のヒントもたくさんありました。

  • 俵万智の作風である歌謡曲的なベタさが嫌いだと受け付けない部分もあるだろうが、短歌を添削・推敲する「技術」を身につけようとするなら良い入門書だと言える。

  • 短歌における、様々な表現テクニックを『割り切って』を紹介、説明した面白い本。
    作品添削の形式で書かれているので、解りやすいが、テクニック説明なので、内容が原作と離れているところもあるが、その辺りも割り切っている所が著者らしい。
    『写生』重視の歌人であったら、とても出来ない様な飛躍もあって、それも楽しい。
    ただ、やはり短歌は技術ではなくて『真実』に入り込んで率直で簡明に述べることが重要だと、私は思う。

  • 874

  • 天才的過ぎる。なんども息を呑みました。
    俵さんが少し文字を動かしたり、削ったりするだけで、あざやかな色に輝きだすのがすごい!
    生涯忘れられない短歌になったものがいくつもありました。

    特に好きだったのは
    「まだすこし乾ききらないTシャツ抱きしめてちょっと泣いた」(p99)を
    「まだ乾ききらないTシャツ抱きしめて泣いた一人の部屋」に直して、ひとこと。
    ”作者は運動部のマネージャーかもしれない”。
    切なすぎて、美しすぎて、心臓に一直線に矢が刺さりました。見事!

  • 第1講 味覚に訴えてみよう/擬音を生かそう
    第2講 時には荒療治を試してみよう/「あの」って、どの? と言われないようにしよう
    第3講 比喩の出し方に心をくだこう/だめ押しの一歩手前で止めよう
    第4講 枕詞を使ってみよう/同じ言葉、同種の言い回しは避けよう
    第5講 序詞を使ってみよう/メールを使って恋をしてみよう
    第6講 リフレーンを使ってみよう/時には表現を薄めることも
    第7講 A+Bの効果を狙おう/倒置法を活用してみよう
    第8講 理屈は引っこめよう/意味の重なりに気をつけよう
    第9講 読者を信頼しよう/ものづくしという手法
    第10講 あと半歩のさじ加減を考えよう/時にはドラマチックに
    第11講 格言的なフレーズを生かすには/「ような」をとって暗喩で勝負してみよう
    第12講 動詞にひと工夫してみよう/「は」と「が」で変わること
    第13講 リズムをとるか助詞をとるか/動詞をさらに工夫してみよう
    第14講 主役は一人にしよう/語順をよく確認して仕上げよう
    第15講 「できごと+思い」という構造/旅の歌を詠んでみよう
    第16講 季節の変わり目をとらえよう/歌の並べ方を考えよう

  • 短歌の添削、という手法で、短歌のちょっとした工夫・ツボがわかる。ハードルが低くて読みやすい。

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