- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106105777
作品紹介・あらすじ
なぜあの人にムカつくのか? 元凶は、その一言! 「だって」「でも」の連発、「行けたら行く」という曖昧な返事、下手な毒舌、「ごめんごめん」のリピート病、バカ丁寧な敬語乱用……職場、家庭、人間関係に潜む28の「地雷」を徹底解剖。
感想・レビュー・書評
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何となく思ったことを言っただけなのに、相手の心を深く傷つけることは、知らず識らずのうちに起こっている。
無意識にかどうかはともかく、そんな「余計な一言」は、人間関係を破壊してしまうのだ。
しかしながら、それを気にしてばかりいては、会話は弾まない。どうすればいいのだろう。そのヒントになるのがこの本だ。
この本から一貫して読み取れるメッセージは、相手の話を"ちゃんと"聞くことの大切さだ。
余計なことを言ってしまうのは、実は相手のことを全く考えていないからであり、そうなってしまうのは会話が"浅い"から。"深い"会話をするには、相手の言葉の奥にあるメッセージを読み取ることが必要だ。
用意したことを言うのでなく、頭を真っ白にして相手の話を聞く。そうすれば何を言えばいいか考えなくとも自然と出てくる。
「言いたいこと」が優先しすぎて、相手の話を遮ってないだろうか。そんなときこそ、「余計な一言」が顔をのぞかせているのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
①でも
だって
逆に~
あと、
はい、全部余計ですね。
②使わないために
チェック習慣。
読み直す。
ルックアフター
しゃべった言葉は元に戻せないから、
話し言葉だけは、毎日の振り返りしかないと思う
のだがどうなんだろう。
毎日振り返り、日記をつけると
少しずつ改善されてきているような気がする。
③敬語=距離
この話、著者の他の本でもいっていたなあ。
敬語の正しい使い方
だけでなく
敬語の使用相手による使い分け
も難しい。
これが上手になると
職場の人間関係もさらにうまく構築できる
ようになるのかも。
敬語の体力。
④ノー、もはっきりと。
お返事は早く。
相手の時間を奪っている。 -
余計な一言。斎藤孝先生の著書。私はおしゃべりが大好きで、悪気はないのだけれどつい無神経で余計な一言を言ってしまいがち。当たり前だけれど、自己中心的で自分勝手で無神経な会話は相手を不快にさせることもある。事実や本音、苦言、悪口、マイナス発言と受け止められる可能性があるときには特に気を付けないと。会話やおしゃべりを楽しむためには、相手への共感を忘れないこと。
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余計な一言で損をしている人におすすめ。
【概要】
●「余計な一言」の具体例とその防止策
●本音、バカ丁寧、無神経、リピート病、ネガティブ病とは
●ディフェンス力の強化
【感想】
●自分ではわかっていても言ってしまう「余計な一言」。そんな人こそが読むべき本である。なぜなら、この本を通じて、自分でも気づいていないことに気づくことができるからである。
●管理職にある人、50代以上の人は、特に気をつけなければいけない。そのなかで「愚痴の聖域」を持っておく必要がある。なるほどと思った。自分でコントロールして精神的なバランスも保つ、これが重要ということである。 -
教育学者の齋藤孝が、「余計な一言」を言わないためにどうすれば良いかを指南した一冊。
メディアに多数露出し、また自身の経験などを元にしているだけあって説得力があった。 -
最初っから、耳が痛い…(T_T)
でも、だって、と言うな。あと、あと、とくどくど話すな。簡潔に、要点を話せ。全然できてないことを痛感。
良い内容だと思うが、文字が大きくて行間も広い。情報量は少なすぎ。 -
私もかつては言いたがりな人間でしたが、いつの頃からか、基本的に嘘は言わないが本当のことも言わない、に方針転換しました。
他人の悪口を言ったり、悪意をぶつけて敵対する気なんて全くない。だけど、嫌なものは嫌で、嫌いな人は嫌い。口に出して言わなくてもいい、腹の底で何をどう考えるかは本人の自由。だったらノーコメントというのもありだろうと。
本当のことも言わないというのは誠実ではないんじゃないかと最初は思いましたが、本音が本当に必要とされる場面はそんなに多くないというのはこの本に書かれている通りだし、相手を不快にさせるつもりはなかったのに、そのひと言は失敗だった、という事態に陥ることもなくなりました。余計なことを言わずにいることで、無駄に敵を作らなくなったことのメリットも大きいですね。発言するのは本当に何かを言わなければならない状況になった時だけにしても、そんなに困ることはないんです。そして多分今も、口数が少ないからといってないがしろにされるようなことはありませんし、そもそも口数の少ない人間だとは思われていないようです。
他人を不快にさせずにこちらの意見や気持ちを伝える方法を試行錯誤して身につけることで、生きていく上で重要なスキルを身につけたのだと今では思っています。
この本の内容は私の経験や見解と合うことがかなり多く、私にとっては既知の内容と言えますが、こういうことを例を出してわかりやすく書いてある本にお目にかかったことはないと思います。
さて蛇足ながら、村上春樹の小説は「フェアプレイの精神」で書かれているんだと。そんな風に思ったことは一度もありません。そもそもそんな切り口があるとは知りませんでした。何作か読んで懲りているはずなのに、また読んでみようかと思ってしまいました。あとがきに書かれている本も読んでみようかなっと。(某読書術の本で薦められている本よりはよっぽど読む気になりますね。←これこそ余計なひと言ですか。) -
あと、って多用してる!色々気づかされた。少し間をおき、改善できたか、確認する意味で再読します。
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「なぜあの人にムカつくのか?人間関係を悪化させる元凶は「余計な一言」だ。28の実例と解説を、頷き、笑いながら読むうちに自然と予防策が身についていく。コミュニケーション能力が確実にアップする「声に出して読んではいけない日本語」への処方箋。」
目次
第1章 その一言が恐ろしい
第2章 本音はいつも必要ではない
第3章 バカ丁寧は迷惑
第4章 がさつで無知で無神経
第5章 リピート病、ネガティブ病の患者たち
第6章 ディフェンス力を強化しよう
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960(昭和35)年、静岡生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現職。『身体感覚を取り戻す』で新潮学芸賞受賞 -
日常生活での会話における落とし穴について、わかりやすく解説している。いつの間にか誰かを怒らせてしまう怪奇現象に悩む人におすすめ。
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普段の思考が言葉として出てくる。それが言葉によっては、これ程周囲を嫌な思いにさせたり、しらけさせたりするのかと普段何気なく放っている言葉を振り返るきっかけになった。言いたいことをそのまま放つのではなく、一旦頭の中で揉んでから話そうと思う。全ての言葉に気を遣える人になるためには、まずは、自分の失敗に気づくところからだと思う。この本を読んでから、ああ、またやってしまった…とか、ここまで言う必要なかったなとか、自分を恥ながら反省することが増えています。
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私自身失言や余計な一言が多かったが、この本では対処法が端的に書かれていて、とても分かりやすく実践しやすかった。特に、自己顕示欲の強さが余計な一言につながってしまうということになるほどな、と思えた。一度考えてから発言する、本音は必要ない、その事柄の事実だけでなくそれにプラスアルファなにか言って褒める、も大事にしようと思った。また、著者は芸能人やアナウンサー、作家さんの言動をもとにして論を進めていて、やはり会話の名人から学んで真似することが大事なのかな、と感じた。
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他山の石として。
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ついつい言ってしまう、余計な一言。
私自身、耳が痛くなるようなことも多かったが、本書の良いところは解決策まで書いてあることである。
少しずつ意識して変わっていきたい。 -
もちろん自覚があって後悔があってこの本をてにしました。耳が痛い事ばかりでした。嫉妬した事を褒めるって言うトレーニングは、やって行きたいなぁと思った。
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余計な一言を口に出さない人はそうそういないのではないか。皆が皆会話上手だとしたらそれこそ話が進まないことだろう。
一番良いのは、その余計な一言を言わないことができる人間が常に余計な一言を言う人間に合わせながら会話を進めることだと思う。
逃げるのは簡単だが世の中を透明にするためにはそれぐらいの貢献が必要だと思う。
本文中の例文のケースはかなり都合よくまとめられていて現実社会には沿わない部分もあるような気がする。
これも余計な一言になるのだろう。 -
2018/5/6座右に置きたい本。FBでも紹介。
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とりあえず借りれる間に、あと3回は読もう思っている。私に足りないところだから。
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http://naokis.doorblog.jp/archives/say_too_much.html【書評】『 余計な一言 (新潮新書)』〜精神の森を豊かにすること〜 : なおきのブログ
<目次>
まえがき
第一章 その一言が恐ろしい
第二章 本音はいつも必要ではない
第三章 バカ丁寧は迷惑
第四章 がさつで無知で無神経
第五章 リピート病、ネガティブ病の患者たち
第六章 ディフェンス力を強化しよう
おわりに − 精神の森をもとう
2017.07.10 読書開始
2017.07.11 読了