日本の風俗嬢 (新潮新書 581)

著者 :
  • 新潮社
3.51
  • (24)
  • (62)
  • (79)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 700
感想 : 81
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106105814

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 風俗業界の景気の悪さは、よく知られている。何より顧客である男性の減収が最も影を落としていると思うのだが…。価格競争よりも、買う方に金がないのが真実なのでは?
    金のある人には別の手がある。例えば婚活サイト。合コン。わざわざプロを買わなくとも素人と本番はできるのだ。このご時世、金があるだけで非常にモテるものだ(これは婚活サイトに登録して、実感したこと)。

    売る方もそうだが、買う方もリスクを負っていて(性病など)そのことが周知されてきたことも一因だろう。なけなしの金を叩いて危険を冒すぐらいなら、ネットの無料動画で抜いたほうがマシなんじゃないか?(私にはわからないけど)

    風俗はお仕事。でもそのなかの違法行為は違法だ。
    必要だから、いい?本当に?
    セックスが、生存のために必要か?違うだろ。
    セーフティネットですらないなら、何のためだ。
    男が気持ちよくなりたいだけだろ。
    何を正当化しようとしてるんだか。

    差別する気はない。でも必要だとも思えない。

著者プロフィール

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

「2020年 『日本が壊れる前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村淳彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×