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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784106106231
作品紹介・あらすじ
世間、常識、健康、時代……どう考えればいいか? 無常の風吹く世の中で、悩みと老いと病に追われながらも「好運」とともに生きるには―著者ならではの多彩な見聞にユーモアをたたえた、36の人生の知恵。
感想・レビュー・書評
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この本は2015年に刊行されました。
著者は1932年生まれなので、著者が80歳を越えてから、書かれたものと思われます。
41~42頁。
15世紀の宗教家・蓮如のことが書かれている。
蓮如は面白いことを言う人だったそうです。
例えば、
「人は慣れると手ですることを足でするようになる」
「人は軽気がよき」
「しゃべれ、しゃべれ」
「しゃべらぬ者は、おそろしき」
など。
真意はともかく、この辺の軽さというのは、大事だと思う。
まあ、自分の場合、最近は、けっこう気軽に、人に話しかけるようになってきている。
コロナにより、人との距離が従来より離れているので、無意識のうちに、縮めようとしているのかな。
151頁。
高齢者の目標について、書かれている。
「転倒しない、誤嚥をさける、これだけでも高齢者の年頭の目標としては十分だろう。」とのこと。
この辺は、中々良いんじゃないかなと思う。もちろん、現在59歳の自分が言うのだから、本当の高齢者との間にはギャップはあると思うが。
154頁。
まず、十代までは「腹十分」。
食べたいだけ食べる。それでも何とかなる年代だ。
二十代では「腹九分」にしよう。
三十代が「腹八分」の時期である。やや控え目、といったところだ。
四十代にはいると「腹七分」くらいでもちょうどいい。
五十代で「腹六分」。
六十代にはいれば「腹五分」をおすすめする。
七十代のかたがたは「腹四分」ぐらいが適当ではあるまいか。
八十代ともなれば「腹三分」で十分だ。
これは、著者が冗談半分で言っていることらしい。
だけど、59歳になった今は、少しはわかるようになってきたような。
若い時期に比べると、食は細くなっているし。
食欲自体があまりない。
おいしそうに盛り付けたり、酢の物を加えたりしないと、中々食が進まない。
当然ながら、食べることによる幸福感が弱くなっている。
飢えることなく食べられるのは、幸せだと自分に言い聞かせながら食べている。
まあ、そんな状態である。
以下、2020年2月5日、追記。
昨日読了。
五木寛之さんの作品に流れる「優しさ」は、心地よい。
寝床に入ってから、寝る前に数ページ読み続けて、時間をかけて読了した作品である。
対して、曽野綾子さんの作品に流れる「厳しさ」は、さすがに寝る前には読みにくいような。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1970年から今もなお続いている大河小説「青春の門」の作者であり、アメリカの大ヒット小説「かもめのジョナサン」の翻訳者としても有名な五木氏が、人生で大切なのは努力ではなくて、実は「運」ではなかろうかと最近考えるようになったというエッセイ集。人間一人ひとりが持って生まれた運、「ラッキー」と呼ばれる「幸運」ではなくて「ハッピー」を呼び込む「好運」という運に対して、謙虚に感謝しながら生きていくことが幸せであるという人生の提言書。終戦後の混乱の中、平壌から引き上げる際に母を失い、苦学しながら作家デビューを果たすも三度に渡るうつ病に苦しめられるなど、平穏無事とは程遠い人生を歩んで来た著者が、無常の風が吹く現世で、老いと病に追われながらも心安らかに生き続けるための秘訣を披露する。本書は2014年5月から週刊新潮に連載された『生き抜くヒント!』を一冊にしたもので、人生の達人による「生き方のすすめ」とも呼ぶべき書。
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母が入院中に読んでいた週刊新潮に連載されているコラムを読ませてくれたのがきっかけで図書館で文庫本を借りてきた。
父と同い年の五木寛之さん。長年生きてきた作者の知識、経験、記憶、洞察を垣間見る。深みのある人生を送ってきたんだろうと思う。これだけ語れる人生を自分も送れればと思う。 -
五木寛之 氏の著書です。
「週刊新潮」に連載したエッセイをまとめた本です。
読むと少しホッとした気持ちになりました。
忙しい合間に読むのが良いかと思います。
文中に出てきた「ストトン節」をネットで検索したら、動画がありました。
これはこの本を読まなければ出会わなかった曲だな。
それだけでも私には価値がありました。 -
文章がやさしく、非常に読みやすい。
生きるヒントが随所に見られ、参考になるところが多い。 -
バリアフリーの家だからこそ、段差を越えるだけの筋力をなくしてしまうという考え方は正しいと思う。
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五木寛之は鉄板。また読み返そう。
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