- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106106293
作品紹介・あらすじ
地アタマより努力、ありのままより向上心。東大法学部をオール「優」の成績で首席卒業、財務官僚から弁護士に転じ、ハーバード留学―「非の打ちどころのないキャリア」の裏側を明かす、体験的エリート論!
感想・レビュー・書評
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2023.04.25
書名やテレビでみる著者から毛嫌いするのはもったいない一冊。
書名ほど明確に「いいエリート」「わるいエリート」が説明されてはいない。
しかし、エリートの集う世界で生きてきた筆者だからこそ書ける「世界」について知ることができることは評価したい。
筆者の自分自身についての記述が「イタイ」と感じる読者もいるだろう。
しかし、これは筆者自身も「イタイ」ことを自覚しているのではないかと推察する。
日本の「エリート叩き」の問題についての指摘はもっともだと同感した。
読みやすいテーマだし、考えさせられる一冊でもある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
才色兼備なコメンテーターとして活躍されている方の著書を図書館で手に取り、読んでみた。
努力する動機がコンプレックスから始まっているとのこと。共感する点もあったが、これで生き続けるのはしんどいのでは…、と思った。
内容と題名に親和性がないと感じたのは私だけだろうか? -
元財務省官僚今はテレビタレントの山口真由の自伝。
彼女が努力家でマジメであるが故に、融通が利かず生きづらいことがよくわかった。 -
努力の天才とはまさにこれ
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いいエリート、わるいエリート。山口真由先生の著書。東京大学法学部を主席で卒業し、財務省に入り、弁護士に転職され、その後はアメリカのハーバード大学に留学されたという文字通りのエリート。かといって能力や学歴、経歴を鼻にかけて上から目線で自慢するわけではなく、淡々とご自身のこれまでの経験をまとめていらっしゃる印象。本当のエリートは山口真由先生のように謙虚でしなやかな人なのでしょうね。山口真由先生はまだお若いし、今後どのように活躍されていくのか楽しみです。
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山口真由さんは札幌出身で、東大法学部を首席で卒業した超エリート。札幌出身ということで親近感がある。そんな彼女が「自分は1番にこだわってきた」という。もちろん、首席卒業も狙った結果だ。彼女が一番に拘るのは何故か? それは最後に書かれている。「この”意志の力”。それを分けるのは、覚悟とか執着心とか、そういう類の湿った感情ではないかと思います。そして、その感情というのは、実は、負のエネルギーから生まれているのではないかと思うのです」「私を前に進めるエネルギーのみなもとは、コンプレックスだと思うのです」「私自身は向上心を信仰しています。誰もが生涯に何か一つの価値を見つけて、それに自分を賭けるとしたら、自分にとってはそれが向上心なのだろうと思います。背伸びと向上心を信じて、自分を賭けてみることができると思います」と。
ボクが大学を卒業して三重県に来た時、自分が知っている文化と異なっていて戸惑った思い出がある。北海道の人は、どちらかというと合理的考え方で、かつ、就職先が先生や公務員が多い地域なので、ビジネス的発想ではなく、社会主義的な発想なのではないかと思う。彼女も北海道出身なので、そんなところがあったのではないか? 学生時代に、「ちゃんと勉強しないとダメだよ」「勉強をするのが当たり前」と教えられてきた人が、徐々に「何のために勉強をするのか?」ということを問うように変化してきたのだろう。自分にも重なる部分がある。だから、共感を持てる。自分は背伸びをすることを辞めてしまった。自分はそこで勝負できないと思ったから。彼女はまだまだ、努力で今日よりは明日、明日よりは明後日を信じていくのだろう。 -
361.8
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なんかとてもかわいそうな人。これしか自分の評価基準がないなんて。
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できないのが嫌だからできるようにがんばった私も、中学生や高校生でこの筆者のような明確な考えをもっていたら人生違ったものになっていただろうなと思う
前を向いて努力しようと思えた -
努力は教えられない
私は、自分の決断を人に預ける人を尊敬できません。
波にのれないときの振る舞いが人生を分ける
人は誰でも自分のプライドの扱いん苦労します。厄介な自意識をどうコントロールするかが、人生を大きく左右するでしょう
努力がそのまま報われるほど社会は狭くない
波をじっと待つ勇気
波に乗ることができる、つまりプラスのスパイラルで上がっていくためには、実力は、もちろん、運をとらえることも必要と思いました。
負けた時のふるまいに人の本質がでる