ケンブリッジ数学史探偵 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106309

作品紹介・あらすじ

「科学革命」の西洋、和算の花開いた京都、中国……。ハーバードからケンブリッジへ! 知識人たちが国家の枠にとらわれずに情報を交換していた「17世紀の数学史」に、グローバル時代に相応しい歴史の語り方を探る。

感想・レビュー・書評

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  • グローバルな視点で描かれる数学史。17世紀ヨーロッパ、算額の日本、中国とイエズス会。知の往来。

  • p.2015/10/23

  • 「ハーバード白熱日本史教室」の著者が書いた数学史についての一冊。

    近世ヨーロッパや清代の中国、江戸時代の日本などが出てきたが、内容が散漫でまとまりのない印象を受けた。

  • 新書文庫

  • 17世紀の数学史(日本,ヨーロッパ,中国)を題材に国家の枠を超えて歴史をとらえようとする試み.
    まあ,とてもそれが成功しているとは思えない.失敗作.
    海外在住の著者がグローバルな視点を強調するのはわかるけれど,それが知的な深みを産まず,浅はかなうわすべりの記述を生んでいるのが残念.

  • 数学は西洋だけのものではないし、世界各地で同時発生していたものらしい。
    そして西洋の数学はイエズス会の会士が広めていたのかと。

  • 17世紀の数学史を対話という視点から,ヨーロッパ・中国・日本の3つの地域に関して俯瞰的に書かれた本.ただ,だからといってでてくる人物について深く切れ込んでいくというよりは,筆者の主張である,「超日本人(=超日本+人)」という視点を現代人は持つべき,という考え方を数学史という例を用いて説明しようとしている用に思える.ただ,その扱い方が十分ではないためか,内容としてどっちつかずになってしまっている感が否めなかった.江戸時代の和算や,算額については別の本をおすすめしたい.

  • 日本,欧州,中国の3地域での17世紀の数学の発展を通して世界規模で歴史を理解することを教えてくれる。

    前作と同様に面白くて,一気に読める。

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