中国人の頭の中 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 95
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106361

作品紹介・あらすじ

ごめんなさい、日本が好きになりました。反日教育と「抗日ドラマ」によって徹底的に刷り込まれた憎悪と、「爆買い」に代表される日本製品や日本文化への信頼と憧れ。現代中国人の屈折に迫る!

感想・レビュー・書評

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  • 「抗日ドラマは富を生む。」ので、真実よりも視聴者が望むものが作られているようです。ですから、初めて日本を訪れた中国人は驚くようです。自分たちが抱く日本人のイメージとはあまりにも違うから。いっぽう、日本人も、中国人のことは新聞やテレビのニュースや俗っぽいコメンテーターで知る場合が大半でしょう。ましてや官僚の汚職や自然災害というよりも人災や食品偽装やPM2.5などが繰り返し報道されると、中国は一体どういう国だと嫌悪感を持たざるを得なくなるのです。でも、振り返ると我が国もにたかよったかです。そのことを忘れずに。

  • いくら中国共産党が抗日を教育したとしても、実際に日本を訪れる中国人が増えると、だんだんその教育が行き詰るのは目に見えているのだが・・

  • 高倉健、山口百恵など、過去の日本人フィーバーから、現在の反日感情に至る歴史がざっと学べて良かったです。

    日系企業で働く中国人の、(日本人からしたら)あり得ない行動にどう対処すべきかも記されてたら、より有益でした。

  • 完全に民の立場、ビジネスマンですらない視点での中国。

    ここに描かれているものがまた全てではないのだが、やはり、上に政策あれば下に対策あり、支配層と民は全く違うことは判る。
    あまりにしたたかで自分勝手で。
    反日や抗日も、上の指導があるにしても、金になるからと言うのはうなる。
    んで、意外にそこから生まれて来ていることを問題視している人がいるってことだ。
    日本に来て、素直に日本が好きだって言える人がいるってことだ。
    その辺まだ、価値観を共有して来ていたなんて言われてた某国より随分とましなんじゃないのか。

    すみません、日本が好きになりました。

    ただ一人の言葉ではあるが、ずんと来る。

  • 2017年10月6日読了

  • 中国人は政府の言うことを信じていない、らしい。
    信じるのは家族・友人・知人・ネットの口コミ。
    (実際には友人・知人には手ひどく裏切られることがままあるらしい)

    ビザが緩くなった日本。
    日本人は嫌いだし、日本政府はもっと嫌い。
    でも日本製品は大好き。
    だから中国から大挙して出掛けていって爆買いした。
    爆買いしながら日本に住む日本人を見てみたら、中国でテレビや映画で見る日本人とは全然違う。
    国に帰ってお土産を渡しながら日本悪くなかったよ、と話す。
    お土産をもらった方は、次は自分が行ってみっか、となる。
    おぉ、なるほど、残虐残忍な日本人などどこにもいない。
    お土産を渡しながら話す。
    以下同文。

    なんでビザ発給の基準を緩くするんだと苦々しく思っていたけれど、我が国政府の意図するところがこれでわかった。

    • aliceinmyhomeさん
      なるほど。色々と納得です。
      なるほど。色々と納得です。
      2017/09/27
  •  「日本のことが大嫌い!」、「日本人は皆悪人」、「日本兵を皆ぶっ殺す!」
     あの戦争以来、中国人に対して、日本はまさに許せない極悪な存在となった。子供から老人まで、一人の中国人でさえ、日本のことをこう思っていた。
     しかし、今では、邪悪な日本というステレオタイプが段々と崩れてきた。
     今の日本が好きになった一方で、歴史や「抗日」の教育などで、日本のことを好きになってはいけない。躊躇いながら、立ち往生な状態に陥った人はいる。なぜ、こういう変化が起きたのか、中国人の頭の中になにを考えているのかを、この本が教えてくれた。
     戦争で、ひどいイメージを残したが、映画を始め、メディアによって新しい日本が中国人の目の前に現れてきた。そして、すぐ中国全土に広がり、ブームになっていった。「こういう日本もあったのか」と思う人も結構いるだろう。今まで、教科書や「抗日ドラマ」しか日本を認識する道がなかったが、日本との接触が次第に、受身的から自発的に変わってきた。
     「ごめんなさい、日本がすきになりました。」日本のことを知れば知るほど、興味が深まる中国人が多くなった。秩序よく、安心安全、まじめな先進国として、日本をそう思っている人がますます増えてきた。今まで自分が知っている日本と違うのではないかと、少し疑う気持ちになった人もいるのだろう。
     著者は、自ら相手の国のことを探り、自分の目で確かめ、人との交流が出来て、そういう触れ合いが一番正しく、重要、また日中友好の要になると強調した。
     日中関係はまだまだ不安定かもしれないが、これからはきっとよくなると私は信じる。

  • どこかで読んだ話だけど、この人が書いてたのか!ということだったかな。日本製は高品質、という評価が維持できる製造業界であってほしい…

  • 体験談としては面白かった。バカの壁と同じく、思い込みってのは怖いねと改めて思う。上海には行ったことないし、北京も観光でだいぶ昔に行ったのでそのときとは違うかもしれないけど、現場に行って自分の目で判断したいなと感じるのでした。

  • 久米書店

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