ほめると子どもはダメになる (新潮新書)

著者 : 榎本博明
  • 新潮社 (2015年12月16日発売)
3.54
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  • 18レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106477

作品紹介

頑張れない、傷つきやすい、意志が弱い―― 。生きる力に欠けた若者は、欧米流「ほめて育てる」思想の産物である。その決定的欠陥を臨床心理学データが一刀両断! 教育と人材育成に関わるすべての日本人必読の書。

ほめると子どもはダメになる (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • 自分勝手な主張をし傷つきやすい。社会化されていない。そんな生徒が増えた学校の現実からみて、至極真っ当な主張の本でした。「褒めて育てる」一辺倒への警鐘、そうなってしまった原因(日本と欧米の文化背景の違い)
    などは、
    なるほど!と感じました。

  • ■書名

    書名:ほめると子どもはダメになる
    著者:榎本 博明

    ■概要

    頑張れない、傷つきやすい、意志が弱い。生きる力に欠けた若者た
    ちは、欧米流「ほめて育てる」思想の産物である。一九九〇年代に
    流入した新しい教育論は、日本社会特有の「甘さ」と結びつき様々
    な歪みを引き起こした。「ほめても自己肯定感は育たない」「欧米
    の親は優しい、は大誤解」「母性の暴走が弊害のもと」…臨床心理
    学データで欧米の真似ごとを一刀両断!教育と人材育成に関わるす
    べての日本人必読の書。
    (From amazon)

    ■気になった点

    ・親の一番の役目は、子供を未来に向けて送り出す事。
     間違っても「自分が子供の一番の理解者」になることではない。

  • ほめてはいけないというわけではない。ほめるタイミングを考えようということである。「ほめ上手」とか「ほめ方の達人」とかなんかうさん臭く感じていた。いやいや、ほめるのが悪いわけではない。時と場合に応じてほめたりしかったりすればよい。何でもほめればいいというわけではない。当たり前のことだ。一方で、ほめ方・しかり方の欧米との比較もある。欧米と言ってもイギリス・フランス・アメリカくらいで、文化によって差があるだろうから、いっしょくたにはできない。よいものを取り入れるにしても、文化的・宗教的な基盤を考えていないとうまくいかない。法律でビシッとしばりつけているはずの国で、暴力など凶悪犯罪が絶えない。(いや逆か?犯罪が絶えないから法律でしばるのか?)宗教的基盤がしっかりしているはずの国でも、皆が善良なわけではない。日本はどうか。宗教もはっきりしないし、あまり法的なことをやかましく言わなくても、お天道様が見ていたり、世間の目を気にしたりして、そうそうむちゃくちゃな行動に出ることはない。まあ、何が良いかは価値観の問題だけれど、一応ここでは日本びいきということにしておこう。本書の帯には「傷つきやすい、頑張れない、意志が弱い」とある。そういう若者が増えてきているという。確かに打たれ弱い人間が増えたかもしれない。自分も含めて。けれど、皆が皆そういうわけではない。むちゃくちゃ頑張る高校生もいる。いや、私の知る限りでは、特に高校生は頑張りすぎだ。だから、本書に書かれた記述をすべて鵜呑みにはできない。けれど、参考にできる点はあったし、自分が考えていたことがデータ的にもあながち間違ってはいなかったということが分かった。ということで、最近、この手の本は避けていたのだが(本が増えすぎて困っているので)、まあ買って正解としておこう。

  • 怒るときは怒り、ほめるときは褒める。メリハリ。

  • 心理学的ではない面で、共鳴できる。

  • 2017.12.18読了

  • 最近はマスコミでも騒がなくなったが、叱らない、褒めろ!が合い言葉である。騒がないというのか当たり前になったのだろうか。尾木ママを中心にこの子育てが大流行であるが、はやればアンチもあるはずで、タイミング的には出てきておかしくないときだった。
    内容は、確かに、、、と思うが、教育や子育ては科学ではないため、自分の心情や感覚でものが言えてしまって、相手の意見を論理的に否定することが不可能であるので、評価が難しい。最近の若者がおかしくなったのは褒めて育てたからだという論調であるが、若者にインタビューをしているわけでもなく、結局外から「〜だろう」とかってな推察をしているだけである。
    私は教育学は学問ではないと思っている。こんなことを書くと専門家でもないのにと叱られそうであるが、長い教育の歴史を持っているのにきちんとした縦断的な調査研究がなされていないため、反論しようがない。
    最近のアクティブラーニングもしかりである。
    著者は心理学の学位をお持ちのようであるが、それにしてはあまりにも非学問的な書物である。

  • 他の本の二番煎じ

  • タイトルがとても刺激的なのは新書のご愛嬌ということで。
    実際には褒めるとと子どもがダメになるなんてこの著者は全く言っていません。

    欧米のように幼い時から子どもを自立した独りの人間として尊重しており
    厳しく指導している文化の中で推奨される褒めて育てる育て方を
    日本のように親子の関係が密接な文化の中でただ真似して褒めて育てても
    子どもはダメになりますよということを言っている本です。

    あるテストを行った後に褒めたグループと何も言わなかったグループでの
    その後の行動の違いなど実験を通した裏づけを元に客観的に述べているので
    説得力があります。

    自身4人の子どもを育ててきて同じ親から産まれても個性がこんなにも違うのか

    やっと実感してきたところであり、子育てにはこうすれば良いみたいな
    マニュアルがないことも分かってきました。
    その上でこの本を読んで褒めること一つとっても難しいことなんだなと
    改めて思うことができました。

    今後の子育てに生かして行きたいと思います。

  •  本書では、とにかく批判せず褒めればよいという教育方法を否定している。
     叱らないほうが親も子供もハッピー、という近視眼的な理論は確かに子供の将来のことを考えているとは思えない。
     また、日本の文化や、日本人の性格・育て方に海外流の育て方を付け焼刃的に持ち込んでも意味がないどころか、悪影響を及ぼす。その結果として、今日の撃たれ弱い・頑張らない若者が多くなっているという内容。読んで感心する部分が多かった。

     ただ、読んでいて、欧米流を推しているかと思えば、途中から日本流を推しだしたり、書籍としての構成が少しわかりづらい。
     加えて、本書全体を通した大枠での明確な結論がわかりづらい。
     小さな一点一点については面白い箇所があったという印象。

     話題の真新しさ、納得のいく例が挙げられていたこと などについて、+1。
     全体としての明確な結論がわかりづらいので、ー1。
     結果として評価は☆3つとしました。

     でもなかなか面白かった。
     無条件に厳しくすればよいというわけでもなく、教育もなかなか難しそうだ。

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