なぜアマゾンは1円で本が売れるのか ネット時代のメディア戦争 (新潮新書)
- 新潮社 (2017年1月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106107009
作品紹介・あらすじ
生き残りを懸けた、メディアの攻防戦! ネット・スマホ全盛時代に、小分けされ、薄利多売を強いられるコンテンツ。はたして新聞・出版・テレビに逆襲の機会は訪れるのか。時代を摑むための最先端メディア論。
感想・レビュー・書評
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表題となっているアマゾンの話は、むしろどうでも良い。本書の中身は骨太のメディア論を語る良書である。
第一部「デジタルは活字を殺すのか」
第二部「スマホはジャーナリズムを殺すのか」
第三部「ネットはコンテツを殺すのか」
表題と同じてキャッチーな名前をつけているが、それぞれのパートで時系列を追って、現状が必然であることを論じている。
1960年からの半世紀に起こった、日本におけるメディアの進化を俯瞰することができる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1980年代後半に登場したワープロ、90年代のウインドウズ95、そしてインターネットの実用化によるメディア革命...と、なかなか興味深い内容なのだが、肝心のお題=『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか?』に対する答えがほとんど書かれていない。アマゾンが世界で展開する物流戦略や、今後のビジネスモデルの分析・予測などを期待していた読者には肩透かしとも思える内容で、もしかするとタイトルの付け間違いなのか、または意図的にストレートな回答を避けて読者の想像力に委ねたのかも知れない。副題の『ネット時代のメディア戦争』がタイトルならば充分に説得力があったと思わせる一冊。
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タイトルと中身が合っていない!!
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他の方も指摘しているようにタイトルと内容が合っていませんが、これからのメディアの動きを考える上では重要な歴史が多く書かれていました。
出版に限らず、テレビやネットも含めた幅広い内容が良かったです。 -
東2法経図・6F開架:361.45A/Ta59n//K
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2006/2/1
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ほぼ既出の話だったけど可能性の部分が各所に書かれていた。丹羽一彦(1998)の「メディア-人間-メディア」の説明、しっくりきた。
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