人間の経済 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107139

作品紹介・あらすじ

経済思想の巨人、未来へのラスト・メッセージ。富を求めるのは、道を聞くため―それが、経済学者として終生変わらない姿勢だった。人間社会の営みに不可欠な「社会的共通資本」をめぐり、縦横に語った全8話。

感想・レビュー・書評

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  • 宇沢哲学がコンパクトにまとまっていると思います。石橋湛山やヴェブレンに共感する姿勢に氏の一生を通じて辿り着いた哲学がみてとれます。経済学部出身の私としては、経済学とは何ぞやということを30年振りに考えさせられました。

  •  学生時代からずっと気にはなりつつも、恥ずかしながら、宇沢弘文教授の著作を読むのはこの歳になって初めてだと思います。
     テーマは「社会的共通資本」。
     読んでみての印象ですが、理論や論考で塗り固められているような内容を予想していたのですが、大いに(いい意味で)裏切られました。宇沢教授の自伝的なテイストも漂う内容で、それを辿っていくだけでもとても興味深いものでした。 久しぶりにとても楽しい本でしたね。

  • 新自由主義(市場原理主義)は、水や大気、教育や医療といった分野についても、自由市場を追求していくものであり、宇沢は強く反対。新自由主義とは、簡単に言えば、すべては換金可能ということ。お金さえ持っていれば大切なものはいつでも買い戻せるはず。一方、宇沢は、大切な物はお金に換えてはいけないと諭す。

  • 東2法経図・6F開架:331.04A/U99n//K

  • 難しい経済学の話が苦手な私にも、宇沢氏の弱者に対する眼差し、その根底にある氏の経歴、体験に触れることができます。一方で、日本の先行きについて暗澹たる気持ちにさせられる内容も多い。一読をおすすめしたい1冊です。

  • 19.02.28読了
    社会的資本の考え方は死都日本と似ているように感じる

  • 2018.04.20 社内読書部で紹介を受ける。

  • 居住まいを正して読む本
    宇沢節全開。石橋湛山から連なる日本の経済思想の流れがわかる。こういうのはアメリカでは全く受けないだろうなと思うが、その人がシカゴ大学の教授だったのだから感慨深い。
    死後遺稿を集めたもので、若干まとまりに欠ける。過去の事件や現在の社会問題について気の向くままに語っていて、まるで宇沢教の信者向け経典のようだが、論理的展開は過去の論文を追えばよいということか。

  • 2005/1/1

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著者プロフィール

元東京大学名誉教授
1928年生まれ。51年東京大学理学部数学科卒業、56年スタンフォード大学経済学部研究員、58年同助手、59年同助教授、60年カリフォルニア大学バークレー校経済学部助教授、61年スタンフォード大学経済学部準教授、64年シカゴ大学経済学部教授、68年東京大学経済学部助教授、69年同教授、89年東京大学を定年退官、新潟大学経済学部教授、中央大学経済学部教授、同志社大学社会的共通資本研究センター所長などを経て、2014年死去

「2017年 『経済と人間の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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