秘伝・日本史解読術 (新潮新書)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107160

感想・レビュー・書評

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  • 少し変わった視点で歴史を眺めるという趣旨の本だが,知らない事がたくさん出てきて楽しめた.第11章の承久の変が過小評価されているという主張は非常に納得できるものだ.最終的に北条義時が三人の上皇を配流したことは,一大事件だと思う.中国の歴史の流れを解説した第12章も良い.漢民族が継続している思っていたが,現在の中国はモンゴル族の子孫という流れになることが理解できた.歴史小説を数多く取り上げて,それぞれの時代の重要事件をどのように取り扱っているかを解説している個所は,読むべき本の指針となるだろう.

  • 日本史好きには興味深い本。面白く読めました。確かに好きな時代に集中しちゃうんだよね。
    その時代を表わす代表的な歴史小説の紹介が有り為になります。

著者プロフィール

荒山徹

一九六一年富山県高岡市生まれ。上智大学卒業後、新聞社に入社、出版社勤務を経て、九九年『高麗秘帖 朝鮮出兵異聞 李舜臣将軍を暗殺せよ』で作家デビュー。その歴史伝奇小説の作風から「現代の山田風太郎」と評される。『魔岩伝説』『十兵衛両断』『柳生薔薇剣』で第二四、二五、二七回吉川英治文学新人賞候補。第二回舟橋聖一文学賞を『柳生大戦争』で受賞。『白村江』で、第六回歴史時代作家クラブ賞で作品賞を受賞、「二〇一七年 週刊朝日 歴史・時代小説ベスト10」で一位、「第七回本屋が選ぶ時代小説大賞」にノミネートされた。

「2021年 『神を統べる者(三) 上宮聖徳法王誕生篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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