外国人が熱狂するクールな田舎の作り方 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 130
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107481

作品紹介・あらすじ

小学生のランドセル姿も田んぼも立派な「コンテンツ」。「なにもない日本の田舎」の「なにげない日常」こそ宝の山になる! 地域の課題にインバウンド・ツーリズムで解決を図った「逆張りの戦略ストーリー」を大公開。

感想・レビュー・書評

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  • 企業経営の手法を地方自治体に落とし込まなければいけないはずなのに専門用語が多く読みづらいのが残念。
    内容的には前書きで充分伝えたいことはわかる。
    また、この本が誰に向けて書かれているかがよくわからない。
    もし、新たに自分と同じようなプレーヤーを求めているのであれば、地方の実情を知って地方移住はやめて長期旅行程度にしておこうと思うくらいの人間関係の煩わしさを個人的には感じる。
    地方の実情を知るには良い本だけど、そこから踏み込ませるなにかがない。
    また、お金や観光客の増加数など定量的なデータの提示がないのも外資にいた人の書かれた本なのに残念。

  • 飛騨といえば、高山も古川も下呂も、古い街並みやその街並みを構成する古民家が魅力的です。しかし、本書の唱える「クールな田舎」は、古い町並みや古民家に留まりません。「クールな田舎」の核心部分は、「水田」です。水田を巡るサイクリングツアーを含む飛騨古川の「SATOYAMA EXPERIENCE」は、トリップアドバイザーで93%の人が5段階評価の5をつけています。
    http://naokis.doorblog.jp/archives/satoyama_experience.html【書評】『外国人が熱狂するクールな田舎の作り方』 : なおきのブログ

    <目次>
    はじめに
    第一章 グローバルカンパニーと世界放浪を経て飛騨へ
    第二章 日本の田舎は世界に通じる
    第三章 タダの景色でお金を稼ごう
    第四章 大変だけど楽しい田舎暮らし
    第五章 企業経営の手法を地域経営に
    第六章 日本と世界の田舎をクールに
    あとがき


    2018.02.10 新書巡回にて
    2018.02.22 読書開始
    2018.02.25 読了

  • 実践している人の凄さが分かった
    マーケティングは企業の花形部署一朝一夕には身に付かない
    外部から人材を得る事はなかなか難しい
    とりあえず育てるしかない
    日本で生まれたんだってね上底
    申し込むためのまでの4つのハードル
    ①そもそも情報が届いてないから選択肢に上がらない
    ②情報はあるが欲しい情報ではない
    ③情報は届いているが興味を打たれていない
    ④興味は持たれたが価格など制約条件に合わない

  • かなりリアルにヒントをもらえた。

    企業経営手法、マーケティング手法(スキーム、PDCAプロセス)→地域経営への適用

    企業人事部機能→地域全体における移住定住政策


    良さは、ヨソモノにより再評価されることで、あたりまえのもののありがたさやすばらしさが発見される。旅行者、なによりそこでその場に生きて暮らしている人を豊かにさせる。豊かはそこで暮らせて、仕事があって、その地に誇りを持てること。

    「地方部に移り住むということは、それまでの都市部でのキャリアを捨ててダウングレードするイメージがあるようにかんじられますが、個人的にはその逆で、地方部での新たなチャレンジはむしろキャリアアップを実現する機会のように思えます。」
    この発想、この本を読んで説得力持って響いた。


    もひとつ。
    ゴール描いてそこに向かって愚直にやりつづけること。

    このやりつづるために、必要なことは?
    意志の総和。
    足した大きさ。
    か。

  • 飛騨地域の特色や,地方田舎が抱えている問題・将来的に起こるピンチを、とても具体的かつ現実的な厳しさを交えて明文化されていらっしゃいます。
    私も高山に移住した身で,田舎地域の,住んでいるからこそ知り得る長短に悩む事が多々あります。著者の山田さんのように詳細分析し、言語化するには至っていなかったので,頭の整理にひじょ〜〜に参考になりました。

    山田さんが飛騨地域に移住し,行動を起こされたのが34歳。2年後,僕も同じようにスタートを切っていたい。
    飛騨高山に住む方々は是非とも1度読んで欲しい。

  • 飛騨古川で外国人向け観光ツアーをしている筆者。
    インバウンドの需要掘り起こしの時から取り組み、今に至るが、まだまだ担い手が少ないと述べている。
    高山から帰ってきた人たちの前に車で待っていて、その場で営業という地道な活動からスタートし、今でも続けている。

  • 内容を理解しがたいなと思うのが、現状、本書の舞台である飛騨古川が「君の名は。」によって、海外からの観光客を呼び込むのに最適な“聖地“になっているという事実である。
    結局は、棚ぼた話なのかなというのが現時点での感想。

  • 東2法経図・開架 689A/Y19g//K

  • 一気に読んだ。今の山田拓さんや美ら地球のことはおよそ知っていても、今に至る思いやプロセス(とくに苦労話)はあまり知らず、本書で感じられてよかった。

    ひとつひとつの思い(課題認識)が素朴であり、実直だとも発見したし、常に謙虚さもあるし、マーケティングの基本的なフレームワーク(3Cとか)も踏まえているのである。ウェブサイトのPV分析の意義の話も印象的。「パッション」に加えて、無視できない、そうした「基本に忠実」な姿勢はコンサル勤務でも培われたと思われる。

    一方、はじめから思いと手法のみで突き進めることができたわけではなく、スタート時は政策(自治体の施策、要は補助金とか)に頼った部分も多分にあるようだし、あるいはファーストカスタマー獲得のため高山の歴史的町並みまでハイエースでいったというのも大事な言及。
    手法に関していえば「クール」さだけでない、「あの手この手」が付き物なのだ。

    こんなふうに「両面性」というのがあふれている本書。田舎暮らしの魅力と大変さ、を語る章にも象徴的に表れている。

    まさに「作り方」的なノウハウ、大事なことが多く語られていて、それなのに軽快に読み進められて、さらになんだか元気になれる一冊。良書!

  • 移住してきた頃については、物事の捉え方は同じ事でも立場とか視点とかで変わってしまう物なんやなということを感じ、ちょっと残念な感じがした。
    著者が言うように走りながらやってきたことなんやろうけど、考えとること、予測すること、計画することなど、著者の内面が垣間見えて、走りながらとはいえ、しっかりと考えとるんやなぁと感心した。
    振り返って、自分の仕事ぶりはというと、そこまで考えてやってきたのか、もっと深く予測して戦略的に考えんならんのやな、と感じさせられた…

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