コンビニ外国人 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 214
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107672

作品紹介・あらすじ

1部屋で8人暮らし?! 東大院生もいる? 彼らの実情は。全国の大手コンビニで働く外国店員はすでに4万人超。20人にひとりの割合だ。実は世界第五位の「外国人労働者流入大国」日本。知られざる隣人たちの実情とは?

感想・レビュー・書評

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  • 【新着図書ピックアップ!】最近コンビニで働く外国人の方、多くない?・・・と感じている人、私だけではないはず。この本を読めば、その理由がわかります。

    【New book!】There are a lot of foreigners who work at a part-time job in convenience stores, aren't they? You get to know the reason after reading this book.

  • 「『日本語学校に入学すれば、勉強しながら働ける』と聞いて借金をして日本に来たが、週二十八時間という規定を守っていたのでは二年目以降の学費を満足に稼ぐこともできない。仕方なくオーバーワークしたら、入管に摘発され、やむなく退学することになり借金を抱えたまま無念のうちに帰国する人もいる。
    その一方で、人手不足の現場では留学生が労働力として期待されている。留学生がいないと現場がまわっていかない。
    留学生を受け入れる制度やシステムに歪みがあるのだ。」

    本文の引用だけど、このことの具体的を紹介しながら進めている一冊だと言える。

  • 東2法経図・6F開架 334.4A/Se83k//K

  • 早朝のコンビニでレジを担当するのは外国人。
    当たり前過ぎて、何も思わなくなった事実を丁寧に
    掘り下げている。

    人材派遣会社と化している日本語学校の問題など
    構造的な原因にも切り込んでいる。

    「しかし、いま、外国人留学生にまつわる問題は複雑に絡み合っていて、糸口をひとつほどいてもつながる先にはまた別の混沌と暗闇がある」と筆者があとがきで指摘するように、単純ではない。

  • 新聞の書評で興味を持った。個人的には、コンビニ店員に外国人が多いとは感じていないが、小売業や飲食店にはたしかに外国人が増えたように思う。著者は、1年にわたり、外国人が留学生や実務研修生として来日する仕組みやその実態、そして、当の外国人に取材するだけでなく、日本の労働力を実際に外国人が担っていることを解説している。店員のように表に出てこないところにも、外国人がアルバイトや研修で働いており、彼らなしでは、現在の各種サービスが成り立たないこと、そして、彼らが日本に見切りをつけたとき、この国の経済や産業はどうなってしまうのか、という疑問を突きつける。このように、問題点に気付いて問題提起している人がいる一方、我々の多くは、それを見て見ぬふりして問題を先送りしている。本書で、ある外国人が言うように、2020年東京オリンピックの後に、日本に来たいと思う外国人が激減したとき、日本経済、そして我々の生活はどうなっているのだろうか、という重い課題が残された。

  • 身近にたくさん留学生がいるから、知らないうちに最前線を見ているのかも。

  • 近頃コンビニで外国人の方が働いているのをよく見かける。

    しかも、以前は中国人が多かったが、最近は別の国の人が多くなったよな〜、となんとなく感じてて興味があった。

    この本を手にとったのはそれが理由。

    読んでみると理由がよくわかった。
    彼らやベトナムやネパールやミャンマーなどから来てる人たちなんだな。

    しかし、「留学生」や「技能実習生」の問題は本当に酷い。
    海外で学びたい人や、ちゃんと学んでほしいと頑張ってる教師の方達を、完全に食い物にしている。

    結局、理由がすべて「お金儲け」にあるのも情けない。
    これはこういった移民問題の話だけではない。日本社会では「お金」しか信じられない人達が増え、社会が融解してきている。この本で扱っている問題も、根っ子はこの問題に突き当たる。お金以外は関心がない。つまり「無責任」な社会。

    しかし、日本は人口減少することは難しい予測計算などしなくても実感でわかっている。ならば、外国の人を受け入れて、何とか一緒に楽しく暮らす方法を考える方が自然である。

    それに、どう考えてもそっちの方が楽しいと思うのだが・・自分が知らない文化や言語などを教えてもらえるキッカケにもなるわけだし。意見の違いもあるだろうけど、「ダイバーシティ」とか横文字使って満足してるだけじゃなく、その違いを楽しめる精神を養えば良い。

    そういう、前向きな方向性に社会が進んでくれることを願う。

  • ここはもう夢の国なのかもしれない。
    住民はみんな夢の中で甘くとろけて消えていく。
    それともここはどこかの研究所のシャーレの中、なのでしょうか?

  • 出稼ぎしたくて日本を選ぶ外国人もいるかもしれない。
    けど、辛かったと思って本国に帰ってほしくない。
    そう思った一冊

  • 近頃コンビニのレジでよく見かけるようになった外国人。
    中国系かなーという人がいるかと思えばインド人のような人(本書によると実はネパールなどからの来日が多いらしい)もいる。
    でも一体彼ら(彼女ら)はどこから、どのような立場で、何人くらいきているのか、ということについては実はほとんど知らなかった。

    「コンビニ外国人」はこれらの疑問に応えるために数多くの取材を通じて筆者が足で作りあげた本。
    日本はすでに労働力のかなりの部分を彼ら(彼女ら)外国人に依存しており、Made in Japanも実は外国人によって作られ売られているという現実をしっかり知ることができてよかったかなと思います。

    今後はもっともっと"コンビニ外国人"の人たちは増えていき、お付き合いも増えてくることが予想されています。
    全く知らないがゆえに生じている若干の警戒心というか距離感を埋める第一歩は知ることかと思いました。
    その第一歩としては良い本だと思います。

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