- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106108020
作品紹介・あらすじ
大河ドラマ降板の真相から骨太のドラマ論まで。『やすらぎの郷』、『北の国から』、『前略おふくろ様』……数々の金字塔を打ち立てた巨匠が最新作『やすらぎの刻~道』まですべてを語り尽くす。破天荒な15の「遺言」。
感想・レビュー・書評
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成功作だけではなく、失敗作もしっかりと言える所が倉本センセらしいです。そして、やっぱりショーケンに「やすらぎの刻」出てに欲しかったなぁと思います。
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代表作である「北の国から」は見たことがないのですが、倉本さんのドラマや映画は気になっていました。この本を読んで、倉本さんのドラマ制作への気概、セリフへのこだわり等々、その桁外れた情熱には大いに感化されます。80歳を越えても全く衰えないバイタリティは素晴らしいです。
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倉本聰の人間性はどうかと思うが、当時のドラマの現場の雰囲気がよく分かるという点で読む価値あり。
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ここに出てくるドラマは、「1本も見ていない。でも、クリエイターの話はとにかく面白い。
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倉本聰を師と仰ぐ著者が、倉本の過去と現在のすべてを“遺言”として聞き取ったインタビューをまとめた“まるごと倉本聰”の本
倉本の作品を見てきた世代にとって、興味深いエピソードに感嘆するばかり
たとえば……
尾上松緑に土下座して『勝海舟』(1974)の小吉役を依頼した話
『前略おふくろ様』(1975)でショーケンを光らせた秘密
『優しい時間』(2005)の寺尾聰がセリフをひとつ変えたことに憤慨した話
そして極めつきは『歸國』(2010)で主役に起用したビートたけしについて
「僕はたけしというのは全く認めないんですよね」
もちろん『北の国から』も『やすらぎの郷』も制作秘話はとどまるところを知らず
2018年1月から6月『日刊ゲンダイ』全118回の連載がベース
主要作品略年表つき