近代建築そもそも講義 (新潮新書)

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本棚登録 : 113
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106108334

感想・レビュー・書評

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  • 近代の都市には衛生(防疫)と防災(主に防火)の機能を要するというのが財の蓄積を不可欠とする近代資本主義の要件です。近代化を目指す明治新政府は、まず、新東京の上下水道の近代化と大火克服に取り組みました。「銀座煉瓦街計画」です。板ガラスを日本家屋に取り入れたいけど高くて昭和の頃まで苦労した話。和洋混交住宅における洋の土足と和の素足を両立させるスリッパというアイデア。近代建築の日本文化への受容史として知ることが多くありました。

  • 日本の開国から明治時代の近代建築についていろいろな角度から面白い解説をしてくれる。藤森先生ならではの軽快でユーモアのある文章が楽しい。一つ一つのテーマが短くて読みやすい。

  • 図書館の本棚から、久しぶりに藤森先生の本でも、と気軽にピックアップ、ほぼ読まずに返却。

  • 建築の昔話だけど、それに興味がないとかなりしんどい感じ。

  • 建築家、建築史家である藤森氏がさまざまな切り口で日本近代建築史について語った一冊だ。

    日本の洋館の和洋折衷ぶり、土足問題をどのように対処していたのか、といった話から、お雇い外国人からはじまった擬洋風建築の旋風、煉瓦はどのようにして焼かれ用いられてきたか、コンドルの愛弟子たちはどのように近代建築史を生きたか、というような、生活パターンから建築の意匠、建材、建築家まで話の幅は広い。

    ただ、藤森氏の著作をいくつも読んでいたり、講演を聞いていたりすると基本的に既知の内容が多く、目新しさはなかった。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/519530

  • <目次>
    第1章  明治政府が捨て置けなかった大問題
    第2章  天皇の行く先々に洋館出現
    第3章  突如現れたスリッパ問題
    第4章  銀座煉瓦街計画の謎の技術者
    第5章  国産大理石はどこにある
    第6章  日本で花開いたコロニアル建築
    第7章  乱立する奇妙な洋館群
    第8章  コンドル教授が育てた4人の建築家

    <内容>
    明治期から洋館建築が進んでいくが、それに関わった人びと、日本に持ち込んだ人、その様式や作り方を紹介。いろいろと蘊蓄も深く、さすが藤森教授。読みやすく、おわりに、にかかれている「江戸東京たてもの園」に至急行きたくなった。

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著者プロフィール

藤森照信(ふじもり・てるのぶ)
1946 年生まれ。建築史家、建築家。東京大学名誉教授、東京都江戸東京博物館館長、工学院大学非常勤特任教授。
作品に「神長官守矢史料館」「熊本県立農業大学校学生寮」「高過庵」「ラコリーナ近江八幡」など。著書に『建築探偵の冒険・東京篇』ほか多数。

「2020年 『五十八さんの数寄屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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