絶対に挫折しない日本史 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 839
レビュー : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106108761

作品紹介・あらすじ

大きな流れがスッキリわかる、画期的日本史入門。固有名詞を減らし、流れを俯瞰で捉えれば、日本史はここまでわかりやすく面白くなる! 歴史学者ではない著者だからこそ書けた、全く新しい「ニッポン全史」。

感想・レビュー・書評

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  • 古市さんの本を読んだのは初めてだけど、いやぁ感心した。
    確かにこれは挫折しない。
    軽い気持ちでサクッと読める。

    社会学者らしい相対的な視点で書かれていて、信頼のおける日本史の本だと思う。

    ・日本の歴史は、まとまる(古代・平安時代まで)→崩壊する(中世・鎌倉〜江戸時代)→ふたたびまとまる(近代・明治以降)と言う流れ。

    ・「日本」は実は中国目線の国号。


  • なるほど固有名詞の出てこない日本史通史とはこういうものか。歴史といえば、源義経だったり、伊達政宗だったり、感情移入しながら小説で読むことが多いのだが、この本のような視点で読むこともありだなと思う。
    もちろん、400以上もある脚注を全て読んでも、歴史に詳しくなれるわけではない。しかし一年のどの時期にそれが起きたのか、という見方を示されると、なるほどそんなものなのかという思いを抱くことは多かった。
    もう一度、近いタイミングで読んでみたいな。

  • 分かりやすい日本史の書籍を探していたというより古市さんが日本史についてどのような本を書かれるんだろうという興味で読んでみました。

    固有名詞に頼らずに巨視的に書いたということで、時代を「古代」「中世」「近代」と大きく分類し、全体を理解することに重点を置いています。

    確かに流れで理解することができ非常に読みやすかったです。(特に前半はサクサクいけました、後半は少しダレてしまったかも)

    本の所々に古市さんの本業である社会学者視点で歴史を捉えているところも本書の見どころの1つかと思います。

    歴史本としての面白さという点では少し物足りなかったかなという印象はあります。(内容が絶対に挫折しない日本史なのでそもそもそこを追求した本ではないのであくまで私個人の感想です)

    また、この本の中だけでも400件以上の参考文献、注釈があり、様々な分野について非常に勉強されていることに、古市さんと同世代である私は単純に関心しました。(私ももっと勉強せねばと刺激を受けました)

  • サピエンス全史に触発され書いた、とあとがきに素直に書いてあり好感持てた

    これだけ文献を読み、日本史をできるだけ抽象化したうえでテーマを絞りまとめていくのはすごい

    歴史モノが好きな読書家は多いだろうが、読んでてワクワクする体験というのはなかなかない

    その意味で、サピエンス全史と似ている内容であっても、それを日本に特化して書いてくれたことに敬意を表したい。

    しかしその上でやはり、上下巻600頁のような大作にしてほしかったと思わなくもない

    それから、タイトルがあまり良いとは言えない笑

  • もともと古市憲寿さんの本はいくつか読んでいるので、抵抗なく読み進めることができた。
    ドラえもんのくだりとか、サザエさんへのツッコミとか挙げ句の果てにはFF10まで引っ張ってくるのも特に気にすることなく。(このへんに引っかかって挫折する人がでないといいな。)

    自分自身歴史はそれなりに勉強してきたつもりなので、多少は知識もあり、また(個人的に)読みやすい文体なので挫折することなく読めた。

    もちろん内容も面白かったのだが、この本は今後深めたい方向を定めるのにも適した本であったように思う。だっていっぱい注に書いてるから。しかも注すぐ隣にあるから。古市憲寿さんの本って注にクセがあるけど、今回はクセ全開であった。
    ある意味ブックガイドとして機能しそう。これをとっかかりに歴史を勉強していくのはありだと思う。
    そして、14章の記述はほんとに納得。おんなじようなことを考えた結果、歴史は教えたくないなと思うようになってしまった。だから、いろんな人が挫折せず最後まで読んで最後にいろいろ考えて自分なりのものを作り出せたらいいなと思う。

  • なんだか内容がないような

  • 確かに挫折しなかった。出口先生のは面白くても挫折した(´△`)
    古市さんらしい切り口でした。

  • 日本史を、まとまる→バラバラになる→まとまる、の3つに大別する視点は秀逸だと思う。
    内容は良くも悪くも大雑把。著者の思想を多分に反映しているのも気になった。

  • 歴史学者の歴史書は細部を正確に書きたがるから焦点が定まらないものがある。細かいことは端折って大筋に徹するこのような本は新鮮だ。「挫折しない」タイトルは安っぽい。「挫折」なんてことばは受験勉強の歴史に絡むもので、大人の読書の楽しみに「挫折」はない。

  • 絶対に挫折しない、とは断言できないが、スマホ脳化傾向で集中して読書できなくなりつつある私でも読み切れるくらいに面白かった。
    人名や年号を苦しんで暗記しなくても、古市先生らしいメタい現代的視点とサバサバ口調で解説してくれるので理解しやすかった。とくになんか複雑で苦手だった中世以降。

    別件だが、大きな声で言えないが古市さんと某落合さんとのレスバ…もとい相互論評を見るのが大好きなので、たくさんやってほしい。

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著者プロフィール

古市憲寿(ふるいち のりとし)
1985年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。株式会社ぽえち代表取締役。専攻は社会学。若者の生態を描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で注目される。大学院で若年起業家についての研究を進めるかたわら、マーケティングやIT戦略立案、執筆活動、メディア出演など、精力的に活動する。著書に、『誰も戦争を教えられない』(講談社+α文庫)、『保育園義務教育化』(小学館)、『だから日本はズレている』(新潮新書)、『希望難民ご一行様』(光文社新書)などがある。2018年から小説を書き始めている。小説作に「彼は本当は優しい」(『文學界』2018年4月号)。『平成くん、さようなら』で第160回芥川賞ノミネート、『百の夜は跳ねて』で第161回芥川賞ノミネート。

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