その病気、市販薬で治せます (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106109102

作品紹介・あらすじ

バファリンとイブは何が違うのか? 「風邪を引いたらまず医者へ」――そんな常識は過去のもの!? セルフメディケーション化で激変する市販薬の〈最新成分〉と〈実際の効能〉を薬剤師が徹底解説。

感想・レビュー・書評

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  • 長年の疑問だった、医薬品と市販薬の違いに留まらず、市販薬の選択に欠かせない薬剤師の存在と活用方法、薬剤師の意識、市販薬の落とし穴や最近話題のセルフメディケーションに関することまで、幅広い内容で充実していました

    正直、市販薬をあまり信用しておらず、失礼ながら、薬剤師にも頼ってみようと思っても居なかったのですが、本書を通じて考えが変わりました

    今まで、自分は時間もお金も健康も、全て損をしていたような気がします

    些細な体調不良だったら、まずは薬剤師がいるドラッグストアに行って、最適な市販薬を手に入れる、ということをやって行かないと!と強く意識づけさせられました

  • 市販薬を専門としている薬剤師さんの本。

    病院より身近な市販薬。なんとなく、テキトーに選んで使っていた市販薬について薬剤師さんの目から見た大切な情報をたくさん伝えてくれていました。


    高齢の母の通院に付き添うようになって、処方される薬の多さにびっくりし、そして市販の鎮痛剤と処方薬の飲み合わせの禁忌なども知らされるようになってから、薬についてもっと知るべきだと思い始めていたので、ちょうどいいときにちょうどいい本に出会えました。

    市販薬の副作用や、成分に注意しなくてはならないこと、などは、なんとなくの知識としてぼんやり知っていたけれど、細かいことは知らなかったし、

    市販薬に分類があること、それは薬の信頼度の変化によって変わっていくことや、薬剤師以外にも医薬品登録販売者というスタッフが薬局やドラッグストアにいることなどは全然知らなかったし、

    いろいろな「知らなかったこと」(でも大切なこと)を知ることができました。


    さらに薬について興味がわきました。
    知らないことを知ってみたい。


    そういえば、私は結構、調剤薬局の薬剤師さんに薬のことについて聞いていたかも。風邪薬や口内炎の薬も、たしか最初は薬剤師さんに選んでもらっていた気がします。

    これからも、薬剤師さんの凄さを尊敬しつつ、頼りにしていきたい、と思いました。

  • 当方は新しい知見はなかったが、情弱という人にとっては得るところがある本だと思われる。
    例えば市販薬には添付文書が必ず付いており、その薬の成分、禁忌、薬効などわかるようになっているし、それでもわからないことはネットで調べられるはず。しかしそれでもマスコミ、SNS等のデマに踊らされる場合がある。
    読了35分

  • 分かりやすいけど、簡潔に書きすぎててとっかかりだけだなという印象。薬の種類はたくさんあるので、広範囲に書こうとするとしょうがないのでしょうが。

    結局、薬を買うときはドラッグストアで薬剤師に聞いてねということしか残らなかった
    お店で分かりやすく説明されてたらいいのにね

  • ●コロナ以後、風邪をひいてしまったときに最初に考えることや取る行動は、この1年で大きく変わったようです。
    ●風邪のような症状で病院を受診する中で、普段我々が風邪と言う時に指すものは「感冒」
    ●病原体がウィルスが細菌か、これは治療する上で重要な違いです。構造が全く異なるので、対策は別々。ウィルスが原因なら抗ウィルス薬と呼ばれる薬を使い、細菌が原因なら抗菌薬を使います。
    ●ウィルスに抗菌薬が効かなくても、抗菌薬で症状の悪化が防げる可能性がないこともない。
    ●以前は病院の薬は高級、市販薬は低級。病院の薬を使ってこそ薬剤師!そんな意識があった。今では市販薬販売にも携われるのがドラッグストアの魅力だと言われている。
    ●花粉症薬アレグラの市販化は紛れもなく画期的な出来事だった。ロキソニンも。
    ●OTC Over-the-counter カウンター越し
    ●受診勧奨。受診が必要かどうかを判断する行為。薬剤師や登録販売者の基本的なスキルとして誰もが学んでいる。
    ●うがい薬。喉の痛みが強いなら、消炎効果のあるアズレン。痛みがそれほど強くない消毒をしたいならポビドンヨード。
    ●鎮痛剤。アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェン、アセトアミノフェン。順番に、バファリン、イブ、ロキソニン、タイレノールなど。
    ●見た目がそっくりでも、ドラッグストアで売っているものとコンビニで売っているもので中身に差がある可能性がある。
    ●正露丸の主成分は「木クレオソート」
    ●超高級目薬だけに使われている秘密の成分と言うのはありません。できるだけ数多く盛り込んでいるかどうか。
    ●花粉症薬。鼻症状に対しては飲み薬よりも効果が高い。ステロイド点鼻薬。
    ●体重を減らしの市販薬は皆漢方薬です。最も売れているのはナイシトール防風通聖散なので食べ過ぎなどによる脂肪太りでお腹がへそを中心に盛り上がったハリのある太鼓腹の人などに向く。体質ごとに薬を選びやすいのはクラシエのコッコアポ。
    ●発毛効果の高さで選ぶべき薬は1択。ズバリ「ミノキシジル」1%と5%がある。
    ●アルコール依存症患者の飲酒を「人に癒されず生きにくさを抱えた人の孤独な自己治療」と表している。
    ●栄養ドリンクよりも養命酒が良い。
    ●パブロンゴールドと言う風邪薬。これを飲むと覚醒効果があり元気になると言われています。要注意。
    ●ブロン。依存症の咳止め成分「ジヒドロコデイン」を含んだ市販の代表的な咳止め薬。レタスとは野菜の事ではなく、市販のアレルギー薬「レスタミンコーワ糖衣錠」の隠語です。

  • まずはちゃんと説明書を読め!(自分に言い聞かせる)

  • よく行くドラッグストアの薬剤師さんには、幾度となく助けてもらっています。
    風邪薬の飲み方、初めて便秘した時の薬選び、処方薬との飲み合わせについてなど、薬については何でも相談できるのは心強い。

    コロナ禍、病院へ行くのも躊躇うことが多い。
    市販薬で対応できるのならば、それに越したことはない。

    ためになる一冊です。

  • 現役ドラッグストア店員のときに出会いたかった一冊(何年前だ)

    市販薬を買うときの指南書ではある。
    でも、ただこの本に頼って個人的判断をするための本ではない。
    「ドラッグストアのより上手な利用の仕方」の指南書として受け取った。
    何しろこの本では、最近よく耳にする「セルフメディケーション」について、完全なる消費者の個人的判断による市販薬治療だとは言っていないのだから。

    様々な市販薬についてのメリットもデメリットもリスクも誠実に書かれていたと思う。
    ただ漠然とCMとパッケージだけを信じていては見えてこない情報が正直に、本当に誠実に綴られている。
    ときには、そこまで書くかと思う情報も。
    また、出版された2021年時点での情報が盛り込まれているので、自分がドラッグストアに勤めていた頃とは変わった情報も盛り込まれており、アップデートに役立った。
    ありがたい。

    ドラッグストアをよく利用する人はもちろん、店員さんでもまず初めに読んで勉強するに最適な本だと思う。
    理解が追いついていない消費者と、もっと情報を届けたいドラッグストアの現場の架け橋になる本ではないだろうか。
    ぜひ様々な人に読んで欲しい一冊。

  • 「風邪を引いたらまず医者へ」――そんな常識は過去のものに!? 国のセルフメディケーション政策で、おなじみの病院薬は次々に市販化、処方薬と市販薬の間の壁は融解しつつある。解熱鎮痛剤、花粉症薬、胃腸薬など定番の常備薬から、水虫薬、痔の薬、発毛剤、精力剤など人には言いにくい薬まで、最新の成分と実際の効能を解説激変する市販薬事情をふまえ、薬局と薬剤師を大活用する方法を分かりやすく伝授する(本書で紹介する市販薬)
    うがい薬/鎮痛薬/風邪薬/外用鎮痛薬/胃腸薬/下痢止め/目薬/花粉症薬/口内炎/保湿剤/水虫薬/ダイエット/精力剤/発毛剤/消臭/痔/睡眠の悩み/体質改善・健康維持/漢方/民間伝承薬/栄養ドリンク……etc.
    第1章 「風邪で病院へ行くべきか」問題
    病院と薬への思い込みと誤解/病院で処方される「風邪薬」の正体/本当に風邪に抗菌薬(抗生物質)は必要ない?/知識を生かし、ドラッグストアを活用する etc.
    第2章 ドラッグストアと市販薬で起きている「激変」
    薬剤師の間で高まるドラッグストア人気/「アレグラ」解禁がすべてを変えた/市販薬は病院薬の劣化版?/病院薬と市販薬の「壁」が融解する未来 etc.
    第3章 「バファリン」と「イブ」は何が違うのか?
    日本人ばかり大量消費する「ロキソニン」/医療従事者にもファンの多い「葛根湯」/「温湿布」vs「冷湿布」/「コンビニの胃薬」と「ドラッグストアの胃薬」の違い/止めていい下痢、止めてはいけない下痢/「正露丸」は何の薬?/トレンドは「超高級目薬」/防腐剤入りは本当に目に悪いのか/「一番効く薬」が飲み薬とは限らない/中国で〝神薬〟と呼ばれたパッチタイプ/社会問題になった「ヒルドイド美容処方」 etc.
    第4章 人には聞けない「あの薬」
    「コッソリ治したい」に役立つ市販薬/そもそも「それは水虫かどうか」問題/「ナイシトール」(防風通聖散)の本当の効果と副作用/インターポールも追う「偽造品」/安全でユニークな日本の市販精力薬/「リアップ」一強を崩した「スカルプD」/副作用を転用した「ドリエル」の注意点 etc.
    第5章 毎日を元気に乗り切るために
    「カタカナ漢方」の時代/漢方薬の科学的根拠/日本のソウルメディシン/「栄養ドリンクよりも養命酒」?/1本2000円だから効果大? etc.
    第6章 「最強の薬箱」作りの罠と注意点
    市販薬は究極の「時短」になる/「飲むタイミング」は効き目に影響するか/災害時に需要度が高い市販薬一覧/「長期連用」でいつのまにか乱用者に/頭痛薬で頭痛が起きる無限ループ/「本当は危険な市販薬」話の危険性 etc.
    第7章 インフォデミックとコロナ禍
    アイドルで市販薬を選んでもいい?/誤解を招く売り出し方―〝早く治す〟〝新商品風〟/コロナ禍の失敗―消毒薬をめぐる混乱/「医師が選んだ市販薬」はいい薬なのか?/SNS空間を襲う「インフォデミック」/正確な医療情報を見分けるコツ etc.
    第8章 市販薬2.0―「セルフメディケーション」の未来
    これからの市販薬の買い方/国の医療負担を抑える「セルフメディケーション税制」/年々増えるドラッグストア発のPB品/ツイッター懸賞、ゆるキャラ/日本型セルフメディケーションの問題点/拡大するネット通販/ドラッグストアを「身近な健康相談所」に etc.

  • 具体的に、どの市販薬が処方薬と同じような成分があるのかもあげてくれてる。
    育毛剤のあたりはちょっと驚いた。今、リアップだけじゃないんだな。
    最終的には、薬剤師、ドラッグストアを活用したセルフメディケーションの薦めになっている。薬剤師に相談するって、本当大事なのね。

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