イルカと心は通じるか 海獣学者の孤軍奮闘記 (新潮新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106109232

作品紹介・あらすじ

そのときシロイルカが私の名を呼んだ! 船に乗れない生物学者が水族館通い、三十余年の実験で迫った驚異の賢さとは。言葉を教えるには音? 視覚? シャチが実験に飽きた? たどりついた「夢のはじまり」を一挙公開。

感想・レビュー・書評

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  • 地道な研究が自然界を明らかにしていく。しかし1人の研究できる時間は、あまりに短い。
    少年老い易く学成り難し。いつの世も変わらないのは、人生の長さか。でも、少しずつ明らかになっていく道もある。

  • イルカの事について詳しく学べられた1冊でした。

  • イルカの映画を見て、イルカと話したいと思い、イルカ研究者になってから30年間を振り返った本。
    イルカの知能が高いということはしっていましたが、著者のファーストネームがきちんと日本語で発音できるくらいのもだとは知りませんでした。
    実験といってもラボとは違い、水族館の巨大なプールを使い、イルカの知能テストするなんて、とても苦労が多かったと思います。また、前半にあった好きな研究ができるようになるまで、紆余曲折をあまり悲壮感漂わせず書かれているのは、今現在、充実されているんだろうなと思い、このまま突き進んで頂きたいと思いました。

  • 村山先生の研究史とイルカ学の歩みがオーバーラップする一冊。海獣の認知行動研究も興味深いが、それ以上に先生の半生がこの本の読みどころである。研究を志す人、志そうかなという人に一読をお勧めしたい。

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著者プロフィール

東海大学海洋学部教授.
東京大学大学院博士課程修了,博士(農学).
専門:イルカ類の感覚,行動,認知(認知科学)
主な著書
『イルカの不思議』(誠文堂新光社).
『駿河湾学』(編著.東海大学出版部)
『海に還った哺乳類 イルカのふしぎ:イルカは地上の夢を見るか』(講談社.ブルーバックス)
『イルカの認知科学:異種間コミュニケーションへの挑戦』(東京大学出版会)
『イルカ』(中央公論新社)
『鯨類学』(編著.東海大学出版会)ほか

「2021年 『シャチ学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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