不老脳 (新潮新書)

  • 新潮社 (2023年4月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784106109935

作品紹介・あらすじ

どうもやる気が出ない、毎日がワンパターンだ……それ、脳のせいかもしれません。40代から萎縮が始まる前頭葉。意欲や創造性、理性を司る前頭葉が衰えれば前向きな姿勢が失われるばかりか、怒りっぽくなったり、同じ話ばかりしたり、まだ若くても「がんこ老人」のように。でも、いつまでも若さを保つ人がいるのはなぜなのか……? 1万人以上の脳を診てきた著者が贈る、前頭葉を甦らせるためのとっておきの処方箋。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人間の脳は40代から老化が始まり、特に前頭葉が衰えることで意欲や創造性が減少します。この本では、前頭葉を活性化させるための具体的な方法が紹介されており、読者は自身の思考習慣や記憶力を見直すきっかけを得...

感想・レビュー・書評

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  • 脳の本をたくさん読んできたので、
    前頭葉が大事ということはずっと思っていました。
    この本でいろいろ確認できました。

    あらためて、ちゃんとしなきゃと思ったのは
    「二分割」をやめる
    わかっているのに、ついやってしまい、自分を苦しめる。
    思考にグレーゾーン設ける。忘れないで。

    今回初めて知ったこともたくさんあります。
    ひとつ。私は固有名詞をめちゃ忘れる人。
    これは「想起障害」だそうです。
    脳に上書きされればされるほど記憶が引き出しにくくなる
    「インプット」ばかりするのではなく
    「アウトプット」する経路を作ってやれば
    想起しやすくなるのだそうです。
    そして「アウトプット」こそが前頭葉の活性化には大事です。

    もうひとつ、書いておく。
    〈70代になれば、前頭葉だけでなく、
    脳の他の部位も萎縮をはじめます。
    現実には、現役の会社社長だろうが
    ボケてしまった無職の人だろうが
    脳のCT画像で見れば縮み方は同じくらいのこともあります。
    差が出るのは、脳を使っているかいないかです。
    萎縮しても認知症になっても、脳は機能するからです〉

    そういうわけで、前頭葉に良いことをしましょう。

  • ■EQとは、Emotional Inteligence Quotientの略で、「心の知能指数」などと訳される。
     このEQの「5大要素」が現代の前頭葉の研究者が「前頭葉の働きを示すもの」と考えているものとほぼ一致している。なぜEQ研究が始まったかというと、ハーバードのような大学を出た非常にIQの高い人でも社会的成功を収められない人は多い。人生での成功を導く要因のうち、IQが関係するのはせいぜい2割ほどだという問題があったからである。
    ■EQの5大要素とは次のとおり。
    ①自己認識(自己の感情や情熱、価値、目標などが他人に及ぼす影響の認識)
    ②自己抑制(自らの破壊的な感情や衝動を抑制する能力)
    ③動機づけ(成果に向けた情熱、達成感の付与)
    ④共感性(関係する人への思いやり)
    ⑤ソーシャルスキル(他者と調和した人間関係をマネジメントする能力)
    ■知能は低下する一方ではない。知能は流動性知能と結晶性知能に分けられる。
     処理スピードや直感力、何かの法則を発見する能力など、新しい情報を獲得して処理、操作する知能を流動性知能といい、これは20代でピークを迎えた後は低下していく。
     ところが言語能力、理解力、洞察力といった、個人が長年に渡って経験し、教育や学習などで得た知能を結晶性知能というが、こちらは60代70代になってもなかなか失われないどころか、上がっていくという報告もある。
     判断力や推理力、発想力、記憶力、計算能力などの能力はこの2つの知能の双方が必要とされ、こういった能力も55歳〜60歳ころまで高く維持され、明確に低下するのは80歳行こうとする研究もある。
    ■人は年令を重ねながら日々新しい情報を脳に上書き保存している。毎日使っているパソコンも使っていないアプリを削除したりディスクをクリーンアップしてやらないと動きが鈍くなるのと同じように、膨大なデータを何十年も保存できる人間の脳も無闇にインプットを続けるだけではアウトプットがしづらくなる。
    ■前頭葉の機能不全
    ①保続
     質問は変わっているのに同じ答えを繰り返してしまう。知能は落ちていないのに脳の切り替えが利かない。これを「保続」という。
    ②変化に気付けない
    ③ワンパターン
    ④アウトプットできない
    ⑤無関心
    ⑥孤独
    ⑦やる気が出ない
    ■前頭葉を鍛える5か条
    ①「二分割思考」を止める
     他人の意見に流されず自ら調べて自分の頭で考えて答を一つに決めつけない。
    ②実験する
     ルーティンを避けて様々な初体験を求めて実験すること。必要なのはフットワークの軽さ。
    ③運動する
    ④人とつながる
     孤独は脳の老化を促進するし、人を思いやる感情は前頭葉の重要な役割。人とのつながりはソーシャルスキルも育むし、何より他人ほど予想のつかない存在はない。
    ⑤アウトプットを心がける
     インプットももちろん大事であるが、インプットしたものをただ「再生」するのではなく、「加工」してアウトプットすることが大事。
    ■認知心理学に「スキーマ」という語がある。何か出来事があったとき、瞬間的に浮かぶ考えやイメージに囚われて自分を苦しめるような思考パターンを「自動思考」というが、この自動思考のもとになっている考え方のクセのようなものを「スキーマ」という。

  • ●人間の脳は40代から老化を始める、真っ先に老化するのは前頭葉。見た目は若いけど。
    ● 1930年代に考案されたロボトミー手術。モニスは1949年にノーベル賞を受賞しています。前頭葉の1部を切り取ると言う手術。。統合失調症を治すことができる画期的な手術と言われた。しかし、植物状態が続出した。
    ●前頭葉が無くても生きていけるし、東大にも入れる。
    ●大事なのはIQではなくEQ。前頭葉の働きと一致する。①自己認識②自己抑制、③動機づけ④共感性⑤ソーシャルスキル。
    ●前頭葉が真価を発揮するのは「未知の事柄」に直面した時です。感情のコントロールはその一例に過ぎません。
    ●昨年の研究では、人の脳が記憶容量は約1ペタバイトあると言われています。大型の図書館の蔵書を丸々収容できるなどと言うレベルを超えています。引き出すのがうまく行ってないだけ。
    ●変化にチャレンジするのが嫌になる→前頭葉の衰えを疑う。

  • 結局大事な事は以下5点。
    「前頭葉を鍛える5ヶ条」
    ①二分割思考をやめる 
     他人の意見に流されず、自ら調べて自分の頭で
     考えて、答を一つに決めつけない。
    ②実験する
     フットワークを軽くする。
    ③運動する
     脳の血流を活発化する。
    ④人とつながる
     孤独は脳の老化を促進する。
    ⑤アウトプットを心がける
     インプットしたものをただ「再生」するのではな     
     く「加工」してアウトプットする事が大事。

  • 「前頭葉が衰えるとどうなる」という内容でいろんなことが学べた。
    前頭葉の機能不全の疑いのチェック項目も自分自身、気をつけていきたいなと思った。
    早い人は40代から脳の萎縮ははじまると知って思っているよりも早いなとびっくりした(汗)
    ワンパターンの行動、無関心、やる気が出ない、切り替えに時間がかかる、、、などなど、
    そう言った変化が自分に起こったら気をつけないといけないな。
    ただ、脳はいくらでも成長させることができる。
    それは運動だったり、コミュニケーションだったり、アウトプットなどの刺激が重要。
    脳はめんどくさがり屋でエネルギーが必要な事をめんどくさく感じてしまう傾向にある。
    だけど、
    めんどくさい事が活性化に繋がるんだ。
    慣れ親しんだルーティンワークから抜け出し、
    いつもと違うちょっとした行動をする。
    極端な2分割思考をやめる。
    これもまた大切なこと。
    迷った時、そういうもんだと決めてしまうと
    もう考えなくていいので脳は楽だけど、
    他の可能性を考える過程そのものが脳への活性化に繋がる。
    試したり、実験してみたり、発見したり、
    いろんな出来事を「自分なりに解釈して自分で考えまとめる力」がとても大切なんだ。
    (その上でアウトプットすることがもっと重要)
    アウトプットの重要性を再認識できてよかった。
    いろんなところでアウトプットし、
    自分自身の前頭葉の活性化に繋げていきたいなと思った。

  • 同じ著者による一見したところタイトルは異なるものの同種の内容の新書が多い(最近は特に多投している印象!) ため、一冊読めばだいだいは他の本の内容も想像ができる。本書に限ると最後の付録を読めば本文の8割方は理解がおよぶ。
    分かっていても毎回ある程度の売上が伸びるのは(自分も含めて)分かり易い論理かつ文体であることに加え、今や人口の過半を占めるシニア層の支えとなる考え方や、老いたら老いたで楽しんで生きることへ背中を推してくれる内容の為であるからと思う。

  • 前頭葉が大事であるという一点に集中して、わかりやすくまとめた感があるが、単純化過ぎる印象。

  • 2024.03.09 朝活読書サロンで紹介を受ける。エロいと老いを防ぐ。認知症 70代で13%、80代で30%?
    2024.07.21 読了 感情老化度テスト32歳

    1. 脳は40代で衰えはじめる―「前頭葉機能不全社会」の危機
    - 日本人の平均年齢
    - 前頭葉の役割
    2. チェックすべき7つの「機能不全」―こんな状態は要注意
    - もの忘れ=認知症とは言えない
    - 前頭葉の機能不全(1)「保続」
    - 前頭葉の機能不全(2)「変化に気づけない」
    - 前頭葉の機能不全(3)「ワンパターン」
    - 前頭葉の機能不全(4)「アウトプットできない」
    - 前頭葉の機能不全(5)「無関心」
    - 前頭葉の機能不全(6)「孤独」
    - 前頭葉の機能不全(7)「やる気が出ない」
    3. 前頭葉は鍛えられる―5ヶ条を守って“脳力”維持
    - ヒトの前頭葉が発達した理由
    - 前頭葉は鍛えられる
    4. 前頭葉機能不全社会の処方箋―受験評論家としての視点から
    - スキーマ
    - なぜ高齢者は声を上げないのか
    5. 「前頭葉型人間」が生き延びる―「人生100年時代」の未来
    - 人生の後半戦を楽しめるかどうかは前頭葉次第
    - 「早死にするか認知症になるかの時代」
    - 付録―年代別 前頭葉との付き合い方

    https://www.shinchosha.co.jp/book/610993/

  • 不老脳 和田秀樹
    前頭葉を鍛える5け条
    1.二分割思考をやめる
     自分で調べ自分で考える
    2.実験する
     ルーティンを避けて、様々な初体験をする
    3.運動
    前頭葉を活性化するには必須
    4.人とつながる
     孤独は脳の老化を促進
     人を思いやる感情は前頭葉の重要な役割
     他人ほど予想のつかないものはない
    5.アウトプットを心掛ける
     インプットも大切だが、そのまま再生するのではんく
     前頭葉をフルに使って加工してアウトプット

    できるだけ長く現役
     はたらけるだけ働く
    社会参加
     ボランティア活動
    好きなこと、特異なことをきわめる
    音楽、読書、映画、やさいづくり 
     大切なのは、アウトプット
    相手にすごい、おもしろい、おいしいと言ってもらうをドーパミンが
    ドバっと出る
    自分の得意を武器に情報発信する さかなクンのように
    楽しいことにお金をつかう
    世界の料理をたのしむ
    知らない場所に旅行する
    60代は是が非でも仕事をする
     20-30万あればよいので好きなことでよい
    親の介護が必要になったらなるべく施設にいれる
    70代は頭を使い、肉を食べる
    普通に歩くだけで運動になるので外出する
    80代は老化を受け入れる

  • 前頭葉を刺激する生活が大切だそうです。運動することも脳を刺激するそうですが、ほぼ毎日ジムに通う僕はいい感じですね!
    更に好奇心を持つことも大切…衛活はいい刺激になっていそうです。
    外に出ての写真撮影もいい刺激になっていそうです。
    これからも続けて老けないぞ!(笑)

  • <目次>
    はじめに あなたと日本が元気を取り戻すために
    第1章  脳は40代で衰えはじめる~「前頭葉機能不全社会」の危機
    第2章  チェックすべき7つの「機能不全」~こんな状態は要注意
    第3章  前頭葉は鍛えられる~5ヶ条を守って”脳力”維持
    第4章  前頭葉機能不全社会の処方箋~受験評論家としての視点から
    第5章  「前頭葉型人間」が生き延びる~「人生100年時代」の未来
    付録   年代別前頭葉との付き合い方
    おわりに AI時代をどう生きるか

    <内容>
    脳科学者和田秀樹さんの、日本の将来(高齢者限定)へのアドバイス。キーワードは「前頭葉」。運動や言葉、感情を司る場所。そして劣化しやすい場所。ただし、前頭葉を意識して使っていれば、その劣化は遅らせることや回復させることができる、ということ。和田さんの本は読みやすいので、そんなに時間をかけずに理解しながら読めるでしょう。

  • 前頭葉に刺激を与えるようによく考えて新しいことをたくさんすれば楽しい生活になるという話

  • アウトプットが大事だなと気づいた。最近はインプットばかりだから、前頭葉を鍛えるために、アウトプットも少しずつしてこうと思う。

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。 主な著書に、『80歳の壁』(幻冬舎新書)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『死ぬまでひとり暮らし』『死ぬのはこわくない』『80過ぎたら認知症はフツー』(興陽館)などがある。

「2025年 『80歳で体はこう変わるからやっておきたいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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