大常識 (新潮新書)

  • 新潮社 (2023年11月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784106110191

作品紹介・あらすじ

どう考えてもおかしいやろ。政治家は余計なことばかりしている。自称リベラルは多数の意見を踏みにじっている。人権派は犯罪者のほうばかりを向いている。願うだけで平和が維持できると考えるバカがはびこっている。新型コロナワクチンの批判はタブーになり続けている。道徳心がない奴がのさばっている――非常識に満ちたこの世界に、今こそ必要なのは「大いなる常識」だ。ベストセラー作家が振るう怒りの鉄拳!

感想・レビュー・書評

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  • どう考えてもおかしいやろ。
    政治家は余計なことばかりしている。
    自己の利益を優先し、犠牲になるのは、いつも国民だ。

    「とにかく少数派の人権を大切にせよ。
    犯罪者の人権を蔑ろにするな。
    JGBTへの配慮は最大限にすべし。
    人を見た目で判断するのは許されない。
    外国人はひたすら丁寧に扱え。
    国家が国民に働きかけることは最小限にしろ。」

    非常識に満ちたこの世界に、今こそ必要なのは
    "大いなる常識"だ。
    「今一度、常識を見直してはどうか」

    百田尚樹氏は、そう訴える。

  • 百田尚樹は嫌いではない。

    しかし、同じような口調で世の中の気になる事を繰り返し指摘する本書は、好みが分かれるのでは。言っている事には共感する。例えば、最初から飛ばし気味に、トランスジェンダー(もどき)の股間と、つまりその生物学的には男性だが、女子トイレや女風呂に出没しかねない問題に切り込む。まあ言いたいことは分かるし、取り扱いの難しい問題ではあるが、しつこいのだ。しつこさが百田尚樹の良さと言われれば、そんな感じもするが。

    尚、トランスジェンダーフリー問題。とある企業の見学会に招かれて、男子トイレと女子トイレの間にジェンダーフリートイレを設置したとアピールされた際、「誰がLGBTQか分かりやすくなって良さそうですね」と言ってしまい、場を凍りつかせた事があるので、私は人のことは言えない。が、それはともかく難しい問題だ。

    他には安倍元首相の死に追い討ちをかけるような人々への批判。コロナワクチンへの批判、などなど。思想的にそれほど違わぬ事と、百田尚樹が嫌いではないという自分が少し残念。目新しいことはなかった。既に古い本なので、仕方ない。

  • 嫌いな人は沢山いるが、百田氏もそのうちの一人。
    わざと反感を買うように、むかつく言葉を意識的に使う姿勢が嫌い。
    だが、自分の意見をはっきりと主張するので、考えていることは分かり易い。

    面倒な争い事を避けるため、事なかれ主義で本心を言わない著名人が多い中、貴重な存在だ。
    今の日本で「それは、おかしいだろ!」と文句を言っているらしいので読んでみた。

    同意できないことも多いが、よくぞ言ってくれたという発言を聞くとスカッとしたりもする。
    百田氏は敵と味方をはっきり区別していて、味方は擁護し敵は徹底して叩く。

    例えば、安倍晋三の批判者は断じて許さず、反安倍と認識するや徹底して罵詈雑言で非難する。
    安倍晋三は常に「国益のため」「国民のため」を最優先に考えていたと信じて疑わない。
    政治家は「自己の利益」を優先するのでなく、「うそ」をなくして(故安倍総理のように)国民のために働いてもらいたい。とまで言う。

    百田氏は安倍信者なので朝日新聞も敵視するのは分かるが、安倍晋三と交友の深かった橋下徹が嫌いなことは初めて知った。
    「ウクライナは早期降伏せよ」と橋下徹が主張するのを耳にすると、争いは回避して平和が守れるかと平和ボケ呼ばわりしている。
    自分の意に反すれば批判し攻撃するという似た者どおしが、お互いを「アホよばわり」している犬猿の仲だったようだ。
    ちなみに私は橋下徹も嫌い。

    本書では特に百田氏の以下の考えには反対。
    ・憲法の戦争放棄を口実に戦力を整えないのはダメ、敵を上回る軍事力を持ってこそ平和が守れる。
    ・原発を動かせ、あるものは動いていようが止まっていようが災害による危険度は変わらない。

    コロナワクチンについては、有効性と安全性に疑問をぶつけ、さらに政治利用したことを批判している。
    確かに旅行割引キャンペーンでは、ワクチン3回接種を条件にしてたからね。
    百田氏は思い込み決めつけると、反対意見は排除する傾向があるので疑いを持たずに信用するのは危険。
    だから、本書をきっかけに今年はコロナワクチンの有効性と安全性の検証データは調べてみようと思った。
    当初の「ワクチンを打てば感染しない」から「ワクチンを打てば重症化が防げる」に変ったり、
    ワクチン接種による厳しい副反応が「因果関係が不明」として片づけられたことは記憶に新しいから。

    人間百田は嫌いだが、本書の百田氏の意見には8割ほどは賛同した。
    例えば、
    ・自称女事件
     「わたしは女性」と自称すれば、女性用浴場に入っても女性用トイレに入っても許されるのか。
     1%程度の人に過剰な配慮をするあまり、50%の人に恐怖や不快感を与えている。
     男女兼用トイレしかない場所では、わざわざ遠くの女性用トイレまで行く人が沢山いる。
    ・ルッキズム批判の違和感
     運動神経のいい人と悪い人、勉強ができる人とそうでない人、容姿のいい人とそうでない人がいる。
     美男美女コンテストを差別だと言って騒ぐ人がいるが、
     一重を二重にする、太った体をやせた姿にする、というCMが頻繁に流れても、「一重瞼のデブは悪なのか」と騒がず放置している。
    ・救急車に道を譲らないドライバー
     これは最近、道を歩いていてよく見かけるので気になっていた。
     もっとも急いでいるのは救急車であって、お前が急ぐ理由などないだろと思う。

    百田氏は、私の何倍もいろんなことに腹を立てているのだろうなあ。

  • 大常識
    著:百田 尚樹
    出版社:新潮社
    新潮新書 1019

    日本から「常識」が急速に失われかけている
    本書の題名「大常識」とは、「常識」からかけ離れてしまった現状を皮肉ってそうよんでいるのでしょうか。

    「常識」とは、多くの人々が共有している行動規範であり、価値観であり、その喪失や変容は、これまでの日本社会を形成し、維持してきた基盤が失われつつあることを意味しているかと思います。

    まさに、氏のいう、「大常識」が、これまでの「常識」に置き換わらないように祈るばかりです。

    気になったのは、以下です

    ・奇妙な難民
    高い航空チケットで日本に観光旅行にきて、ビザが切れると、私は難民だと、主張する怪しい外国人を追い返すこともできなくなっています。

    ・安倍首相の死を悼めない人々
    反対派は国葬を強行するのは民主主義に反するといいます。
    が、賛成派が、半旗を掲げるもの弔意を示すのも自由としているに対し、反対派は、半旗をあげるな、弔意をしめすのはまかりならないですから、どちらが民主主義なのかは一目瞭然です

    ・横暴なリベラル
    弱い立場の人たちの権利を代弁することは決して悪いことではありません。
    ですが、日本にして、それが横暴さや非常識につながっていることも多いのではないでしょうか

    ・少子高齢化
    子どもをふやすには、まず夫婦を増やさなければなりません
    そして夫婦になるには、その前提として恋人になる必要があります
    にもかかわらず、デートをしたことがない20代男性が4割もいては、どうしようもありません
    不幸な結婚生活よりも幸福な独身生活が優る
    しかし、幸福な独身生活よりも、幸福な結婚生活が優る

    ・労働は悪か
    誰もが楽して金儲けできればそれに越したことはありません
    ですが、太古の昔から寝ていて豊かになることなんてありません
    死ぬまで働けとはいいませんが、少なくとも、働くことが悪という風潮だけはいただけません

    ・米国には死刑はないが射殺はある
    死刑が廃止された欧米の国々は死刑制度のある日本を野蛮だと非難するが
    そんな国は犯罪現場で勝手に死刑を執行している
    それに比べて犯罪の言い分も充分に聞いた上で、裁判を経て執行する我が国のなんと人間的なことか

    ・道徳崩壊
    このごろ治安が悪くなったと感じてはいるが、データから見れば悪化はしていないという
    しかしながら、どこかわたしたちは治安が良くなったとの実感がもてません
    そこに思い当たるものは、何となく国民の公共心のようなものが低下しているのではなないか、
    と感じる場面が多いからなのではないでしょうか

    等々

    目次

    まえがき
    1 政治屋たちの醜態
    2 横暴な「リベラル」
    3 罪を憎んで犯罪者も憎む
    4 平和ボケは不治の病
    5 コロナワクチンへの異常な愛情
    6 道徳崩壊

    ISBN:9784106110191
    判型:新書
    ページ数:224ページ
    定価:800円(本体)
    2023年11月20日 発行

  • 自民党が強引にすすめたLGBT理解増進法 このことに怒った百田先生が政党を立ち上げた(悠々自適な印税生活を捨てまで!) これだけでも、百田先生がどれだけ女性のことをそして日本のことを心配し考えているかよくわかる 
    アンチも多く、好き嫌いが分かれる人だと思うが、起こした行動や理念は尊敬できる 一読者として応援している

  • ニュースとか見ててモヤモヤする所をこうやってズバッと言ってくれる人が今後いつまでいてくれるんだろうか。
    キチンと物事の真髄まで分かって判断するのはかなり努力が必要だけど、そうでないと。
    匿名で簡単に自分だけの正義を振りかざす人たちに惑わされないようにしたいと、これを読んで強く思った。

  • エッセイをまとめた本、こんなんでいいのかなと感じることも多いなか、切れ味よくバサバサと書いてくれています。そうそう、、と思わずクスッと笑えるところもあり、面白い本でした。

    少し前のエッセイだったので、今の状況でのご意見も聞いてみたいなーと。

  • 2年も前の本ですが中々鋭い所ついてますしかし、彼とはいえ予知能力はないようで…
    さらにこの国が悪くなる事迄は書いておりませんでした。残念です

  • 様々な出来事に異変が生じ始めている、それは今までの常識が覆り、非常識となり、今までの正当性がいつの間にか悪道の世になり始めている道徳観など、時代と共に人々の道徳と感情が刻々と変化している。特に気になったのが悪(罪)と思われる事を権利、特権を利用し正当化を主張する政治家など。更に、例として「働くのは嫌い、努力も嫌い、でも権利は守れ」とか、「働けるのに働けないとして生活保護をうけることを正当化」を主張する輩など近代日本も自己主義、自己主張が強くなってきた感がする。今年の米国の国勢も「自国優先主義」は世界を混乱させるに違いない。

  • 百田尚樹さんは本当に面白いかた。
    天才だと思います。

    私が日頃思っていることを文章にしてもらった
    というのではなくて、
    新聞に書かれている大小さまざまな事件の紹介
    それについての百田さんの感想意見の多くが
    いままで特に考えたことなかったものが多く
    でも百田さんの言う通りだわ!
    と思ってしまうんです。

    これは私の本当の考えなのでしょうか?
    それとも百田さんにうまいこと洗脳されてしまうのか?

    「不幸な結婚生活よりも幸福な独身生活が優る、
    しかし幸福な独身生活よりも幸福な結婚生活が優る」

    癌がすっかり完治されてから
    その体験をお聞きしたいものです。

  • 著者は怒っています。政治家、世間、犯罪者の権利、コロナへの対応、日本人の道徳観について常識が失われていることへの危機感に警鐘を鳴らしています。著者の主張のほとんどが理解できる、その通りだと思いましたが、憲法9条に対する主張には多少の違和感を覚えました。

  • まあいつもの百田節です。殆どの事例は確かに非常識極まりない事件等を、常識的に切り捨てるものだが、常識と言いかねる恣意的なものもある。こんな本書いてる暇あったら小説でちゃんと勝負してほしい。折角上手い書き手なんだから。

  • 毎回、世相をバッサリ斬ってくれて、とてもスッキリする内容。
    百田さんじゃなければ、ここまで言えない。
    こういう人が、どんどんテレビに出て話してくれれば良いが、左翼メディアは絶対に使わないし、右寄りの局も扱いにくい、、、非常に残念。。

  • #大常識
    #百田尚樹
    23/11/17出版
    https://amzn.to/3QM6YIx

    ●なぜ気になったか
    世の中のどのようなことが百田節のやり玉に上げられて、どのように糾弾されているのだろう。僕がどれだけ賛同できるかに興味がわく。ひとつのエンタメとして楽しみながら読みたい

    ●読了感想
    中には僕の考えを超える怒りもあって楽しめるのではと期待したが、意外や意外タイトルに偽りなしの常識的な真っ当な怒りばかりだった。「そうそう、そうですよね」、うなづきながら自分の考えに安心できた

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き

  • 相変わらずな百田節

  • 百田氏の怒りポイントが明確。
    一気読みしたけど、同じような内容があるように感じたので
    週刊誌とかネットとかで見たら、そういう感じにはならないのかも

  • 百田尚樹が、政治家の悪や事件をぶった斬る。LGBT問題とか、そりゃそうだな。と思わせる事多数。110番通報や119番通報に、こんな事をする人の意味がわからないと言ったものまであり、面白かった。

  • 2023.23rd
    百田尚樹さんのエッセイ集ですね!
    この方のリベラル評には笑ってしまいました…(°_°)
    本書の42頁に書かれてるのですが、たった半頁でリベラルを自称する方をきっちりコケにしつつ、なおかつ的を射た形で特徴を定義付けてるので…!
    そのほかにも国防に関すること、愛国心(国家)に関すること、防衛に関することなどはかなり共感出来る部分が多かったです!
    法執行に関する部分は…感情論が先行してておよそ書籍に載せるレベルの記述ではないなとは思いましたが、専門書じゃなくて単なるエッセイ集なので適当に読み流せばいいのかなと。

  • まずまず。
    葉に衣を着せぬのは作者ならでは。
    思想が偏っているように思えるので、鵜呑みに出来ない。

  • 取り上げた事件や報道、それに対する著者の考え方は殆どのケースで賛同できる。ただ、これは彼のメルマガをテーマ別にまとめたものなので、それぞれの事件に対するリアクションというか、率直な反応の域を出ておらず、一緒に溜息をつくだけの本であった。
    自分が会社の経営とか上長のやり方などに対して、飲み屋で同僚と愚痴を言っているような感じからアルコール分を除いたようなもの。気晴らしには充分役立つ。

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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