メディアはなぜ左傾化するのか 産経記者受難記 (新潮新書)

  • 新潮社 (2024年5月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784106110443

作品紹介・あらすじ

事件記者になりたい一心で産経新聞に入社した著者は、現場での同業者たちに違和感を抱くようになる。なぜ彼らは特定の勢力や団体に甘いのか。左派メディアは、事実よりもイデオロギーを優先していないか。ある時は警察と大喧嘩をし、ある時は誤報に冷や汗をかき、ある時は記者クラブで顰蹙を買い、そしてある時は「産経は右翼」という偏見と闘い……現場を這いずり回った一人の記者の可笑しくも生々しい受難の記録。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

メディアの現場での生々しい体験を通じて、著者が直面した偏向やイデオロギーの影響について考察しています。事件記者としての奮闘を描きながら、特定の勢力への甘さや誤報の恐怖、記者クラブでの葛藤など、リアルな...

感想・レビュー・書評

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  • 純粋に知らない世界のことが少し知ることができたような気がして、面白かったです。
    真正面から向き合う人もいるんだと思いました。

  • タイトル負け。端的に言えばサンケイはみ出し記者の取材裏話コラムって感じ。しかしつまらない訳ではない。
    私も相当長いこと産経新聞を購読していた。しかし、読んでいて先に何が書かれているかが分かるようになり、本当に中身がなく提灯記事が多くなり、購読は時間とお金の無駄と思い止めた。それが丁度この本にかかれている「2020年から3年で35万部も減らしている」とある2020年だ。同様の事を感じた読者が少なからずいたということだろう。
    入社の最終面接で湾岸戦争の記事で思うことを述べる際、「フセインのような秩序を守らない屋からは、封じ込めないと。米国の行動を支持します」と答え、役員連中がウンウン頷いていたとある。あの戦争はアメリカが因縁をつけて勝手に始めた戦争であることが現在では確定しており、愚かしい新聞社だとは思う。
    警察の担当となり、警察による拷問のすごさや、多発する冤罪の話も興味深い。証拠捏造が平気で行われ、それを告発した刑事は徹底的に警察からデマを流され潰されていく。
    強姦容疑で逮捕状が出ている犯人が警察署に出頭したが、日曜だったため「明日来てくれ」と追い返し、逃亡されてしまう。
    酒気帯び運転のトラックが軽乗用車に突っ込み19才の少女が即死。しかし警察は運転手を逮捕せず、遺族に対し「今日は暑かったからビールを飲みたかったんでしょう」と吐き捨てた。しかも遺族のいる前で知り合いの看護師に「今日の事故はすごかった」と遺体の損壊状況が酷かった様子を自慢げに語る。それを報じられた警察は三枝記者を狙って飲酒運転でパクろうと狙う。(これを広報は否定)
    警察は今も昔も進歩の無い組織である。
    つくる会の初期には私も少し関わっていたので、そんな話も面白かった。
    子供の同級生のお父さんが産経の記者でリストラの話とか聞いていたので、著者が一人で国税・公取委・SESC・会計検査院を担当していたが、読売は四人で担当していた。これでは良い記事など書ける訳も無いだろう。NHK女性記者もスクープを連発し、著者はつらい立場におかれ精神的に相当辛かったようだ。
    産経というと自民寄りだが、それでも自民の魚住汎英参院議員の不正は大々的に報じたとある。しかし同じフジサンケイグループのフジテレビが後日魚住議員の否定会見風景のみをニュースにしたそうだから、やはり自民に対して腰を据えた批判は出来ないのだろう。

  • ずいぶん昔の話のように感じたが、それはすなわちネット、SNSによる変化のスピードの速さなのだろう。
    タイトルに直結する内容が少ないようにも感じたが、当時の現場の話としては、それぞれの偏向の具合も含めて面白かった。

  • なんのこっちゃ。
    安心もさせてくれない。

  • ふむ

  • 「オールドメディア=マスゴミ」という言葉が叫ばれるようになってから久しい現代。テレビや新聞といった旧来のメディアは、しばしば中立性や正確性を欠き、特定の思想や勢力、国に偏っていると見なされます。こうした偏向報道が繰り返される背景には、一体何があるのでしょうか。

    この根深い問題の核心に迫るため、私は**三枝玄太郎氏の著書『メディアはなぜ左傾化するのか 産経記者受難記』**を手に取りました。

    メディアの左傾化はなぜ起きる?

    メディアの偏向には、外国資本の流入や外国人従業員の増加、メディア監査機関の機能不全など、さまざまな原因が指摘されます。しかし、それらは表面的な問題に過ぎないのかもしれません。本書は、長年メディア業界の最前線で取材を続けてきた著者が、その内部から見た「左傾化」の実態と構造的な問題を深く掘り下げています。

    本書を読んで私が特に強く感じた、メディア左傾化の大きな原因は以下の2点です。

    1. 慢性的な「人員不足」が生む負の連鎖

    まず挙げられるのが、メディア業界全体に広がる**「記者の人員不足」**です。

    読者や視聴者の減少に伴い、各社は人員を削減せざるを得ません。その結果、記者は十分な時間をかけて取材を行うことが難しくなり、質の低下を招いています。そして、取材が不十分なまま、特定の団体(いわゆる「プロ市民」と呼ばれるような活動家)からの情報や、当局の発表内容をそのまま報じるという構造が生まれているのです。これでは、客観的で正確な報道など望むべくもありません。

    2. 「真実の追求」よりも「他社との競争」が優先される風潮

    次に、多くの報道関係者が**「正しい情報を伝える」という本来の目的よりも、「他社に負けないこと」や「自社の思想、業界の慣例を守ること」を優先している**という点です。

    もちろん、全ての記者がそうだというわけではありません。本書は、地道な裏取り取材を行い、真実を捉え、悪を糾弾し、被害者に寄り添うジャーナリストも確かに存在することを教えてくれます。しかし、一部の報道関係者が内向きな論理に囚われている現状は、メディアに対する信頼を大きく損なう原因となっているでしょう。

    違和感の正体を知る一冊

    『メディアはなぜ左傾化するのか』は、日本のメディアに対して漠然とした違和感を抱いている方々に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。この本を通して、報道の裏側で何が起きているのか、そしてなぜ私たちが目にしている情報が偏っているのか、その構造的な背景を深く理解することができます。

    日本のメディアが健全化し、真実を伝える本来の姿を取り戻すことを願ってやみません。

  • メモしてなくてほぼ覚えてないけど、メディア周りの文化・動き(現代には残ってないかもだけど)を知るにはいい一冊だった気がする

  • 日本語が酷すぎない?
    文章が全然頭に入ってこないよ

  • 東2法経図・6F開架:070.4A/Sa18m//K

  • 以前に佐々木俊尚氏が話題にした本を読んでみた。

    現場の新聞記者がどんな風に動いているのかを知ることもできたが、産経新聞記者という著者に対しての他社や取材先の反応ややり取りが、本書の目玉と言える。

    これを読むと“市民団体”や朝日について(悪い意味で)解像度高まるし、メディアはタコツボ化していくのだなと感じてしまった。

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