軍産複合体 自衛隊と防衛産業のリアル (新潮新書)

  • 新潮社 (2024年9月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784106110597

作品紹介・あらすじ

台湾有事が現実的な懸念となる今、自衛隊の安定的な運用のためにも防衛産業の再興が欠かせない。しかし、日本の防衛産業には何重もの「足かせ」がある。顧客は自衛隊だけ、大企業の弱小部門に過ぎない存在感の低さ、筋違いの「死の商人」批判などから、「本当はやめたい」会社も少なくないのだ。一貫して自衛隊と防衛産業の取材を続けている専門家が語る、「軍産複合体」のリアルな姿。

感想・レビュー・書評

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  •  自衛隊と防衛産業の課題を指摘するもの。仕組みや制度的な制約による課題も見られたが、結局大元にある原因は日本の国力低下だと思った。防衛費が増額された今、改善しておかないと揺り戻しが起こった時に防衛産業は壊滅的な打撃を受けるのではないかと心配になる。国産は性能どうこうではなく、有事の際に装備品を日本自ら生産できるかどうかに関わる問題なので、この機会に育成して欲しい。

  • 2010年まで現役で防衛省との仕事をしていた小生だが、法制的に様々な取り組みが出来てきており防衛生産の基盤が整いつつあると感じた.2023年6月の防衛生産基盤強化法がそれだ.ただ、アメリカのDARPA(Defense Advanced Research Projects Agency)とは比較にならないが、それらしいものを我が国も作る必要があると思っている.取材のしにくい分野だが、よくまとめたと思う.

  • 東2法経図・6F開架:559A/Sa46g//K

  • 自衛隊と防衛産業の現状を描く。縛りの多さや硬直性など、ある種緊迫感の無さが生み出す実態は関心を引かれたが、ポエム的な筆致が残念。

  • タイトルから、これまでの著書との違いを期待したが、相変わらずの内容。
    帯にあった「陸上自衛隊の制服はなぜ不揃いなのか」は、ようやく問題に切り込んだかと期待したが、意図的に?制服(常装服)の問題を作業服・戦闘服の話にすり替えるなど論点をずらした記載。
    防衛省と防衛省に紹介された企業のいつも通りの国産礼賛。さすがにこれまでの読者から指摘のあった半長靴にも触れているが、自衛隊のアンケート結果を持ち出して、問題なしとの結論。基本的に問題提起するが、答えは防衛省・自衛隊の言い訳回答。この著者は本気で信じているらしい。
    それこそ(著者の好きな文言である)命をかける自衛官は私物装備を使用するが、この方々から直接、ヒアリングしていないのではないか。
    一度くらいは疑問を持って、防衛省のツテではなく自らの足で情報を取ってもらいたいところだが、防衛省という上得意様の顧客を失うので期待できないか…。

  • 2024年60冊目。満足度★★★★☆

    自衛隊と防衛装備品を製造する企業に関して、現状と問題点をコンパクトに解説

    知らないことだらけだった

    日本人は知っておくべき内容

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著者プロフィール

桜林美佐(さくらばやし みさ)防衛問題研究科
昭和45年生まれ。東京都出身、日本大学芸術学部卒。防衛・安全保障問題を研究・執筆。2013年防衛研究所特別課程修了。防衛省「防衛生産・技術基盤研究会」、内閣府「災害時多目的船に関する検討会」委員、防衛省「防衛問題を語る懇談会」メンバー等歴任。安全保障懇話会理事。国家基本問題研究所客員研究員。防衛整備基盤協会評議員。著書に『日本に自衛隊にいてよかった ─自衛隊の東日本大震災』(産経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸~星になった小さな自衛隊員~』(小社刊)、『自衛隊と防衛産業』(並木書房)、『危機迫る日本の防衛産業』(産経NF文庫)など多数。趣味は朗読、歌。

「2022年 『陸・海・空 究極のブリーフィング - 宇露戦争、台湾、ウサデン、防衛費、安全保障の行方 -』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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