「それってあなたの感想ですよね」 論破の功罪 (新潮新書)

  • 新潮社 (2024年10月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784106110634

作品紹介・あらすじ

挑発的な物言い、過剰なエビデンス主義、旧来の規範の軽視――とかく相手を「論破」することを是とし、かつ煽る「ひろゆき氏的な思想」が若者たちを魅了している。しかし、その行き着く先にあるのは、SNSでの誹謗中傷、過激YouTuberに外食テロ、FIREブームなど、現代特有の社会問題の数々である。ニーチェや三島由紀夫ら先人の思想をもとに、この危うい思考スタイルを乗り越える道を示す。

感想・レビュー・書評

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  • 読んだ本「それってあなたの感想ですよね 論破の功罪」|音菊 2025年4月22日
    https://note.com/clean_impala188/n/n5bfa18e00519

    〈特別公開〉ひろゆき論――なぜ支持されるのか、なぜ支持されるべきではないのか | WEB世界 2023.03.11
    https://websekai.iwanami.co.jp/posts/7067

    第357回:人を嗤うな!(鈴木耕) | マガジン9 2025年5月21日
    https://maga9.jp/250521-2/

    「それってあなたの感想ですよね」論破王・ひろゆきは家では宇宙語を喋る。妻・西村ゆかさんから見たひろゆきの素顔が面白い | ダ・ヴィンチWeb 2024/3/13
    https://ddnavi.com/article/d1254046/a/

    「物江 潤」の記事一覧 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
    https://x.gd/BO8fL

    『「それってあなたの感想ですよね」―論破の功罪―』 物江潤 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/611063/
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    (Marcieさん)marcie's booksの本棚から

  • 著者の論理や言っていることはよくわかるが、書いてある内容が塾講師の癖なのか論文調で行ったり来たりで難しい。さらにひろゆき氏の発言内容から始まったのに最後の方では三島由紀夫に対するレガシーを語り出すという着地点が収集がつかない内容。黒澤明の北野武作品を称賛したときの無駄な説明がなくて良いという言葉を引用しているのに、著者が無駄な説明が多すぎる。

  • 読み応えがある快作。非常に論理的なのが災いし理数科目が苦手な人は誤読してしまうかもしれない。

  • タイトルに惹かれて読んだけれど、専門用語を多数用いられており、作者が理数脳の持ち主なのかいまいち理解に乏しかった。

  • 「それってあなたの感想ですよね」と言われて生徒にキレた塾講師が書いた本。
    子供にそんなことを言われてしまう筆者なので、本書の内容もロジカルではない。
    私塾とはいえ教職に就くものとして、ロジカルシンキングを自己研鑽してほしい

  • ふむ

  • 中高生の思考や態度に興味をもっている先生で、けっこうおもしろい。論理だの規範だのっていう言葉使いには問題があるとは思う。まあ「感想」っていうか、態度も大事です。

  • 序章 Z世代と年賀状/第1章 ひろゆき氏的な思想とはなにか(整形を厭わない女子高生/存在の耐えられない軽さ ほか)/第2章 規範が消えた世界で起こること(ポスト規範としての「空気」/DMで告白するZ世代 ほか)/第3章 感想を復権する(そのデータ、本当に読み解けますか/お気持ち論理学の危険性 ほか)/終章 空白の蓄積というレガシー(三島由紀夫への異論/『文化防衛論』の明らかな濁り ほか)

  • 普遍的に正しい数学が構築できないのと同じく、普遍的に正しい論理・データの扱い方は存在しない。できることは、ある仮定の元に、論を進めていくことだけ。そして、仮定の選び方はどこかで恣意的になるしかない。それを広義の感想としてとらえる。個人の感想を否定して、論理を追求すると、感想に頼らざるを得ないという構造がこの本の主張。
    その構造が、自由な公理系と演繹規則をもとにする現代数学と類似しているというポイントは面白い。最後「推し活」に活路を見出すところは、若干こじつけ感がある。

  • 丸善にて平積みの新書から目に留まり、読んでみた。

    ひろゆき氏的考えの問題に、塾で関わる生徒から出るリアルな言葉は、インパクトがあった。
    ひろゆき氏の考えはお世辞にも賛同できない立場だが、中盤で数学の脱落者を考えても、どれだけの人がデータを論理的に正しく読み解けるのか、理解できるかと説く場面は、自分もちょっとハッとしてしまった。
    種々の引用を交えつつ、論理的であるために感想が必要になることや、推しを見つけることの良さについて語るなど、感想を持つことの大切さ、必要性が盛り込まれていると感じた。

  • タイトルで損をしているのでは。期待せずに読み進めたけれど非常に良い内容だった。新潮新書でこういう良書が出るとは。

  • 前半難しくて、
    何が言いたいかがちょっとわからず、
    諦めそうになりましたが、
    パスカルの「0ひく4は0である」の話が出て来たあたりから、
    なんとなくわかったような気がして、
    戻り読みなどもして、
    全体がふんわりと理解できました。

    あとがきに、
    「自分の感受性の普遍性を信じることができなければ、周囲の人と感想を共有できなくて、孤独」

    という三島由紀夫のことを書いてある部分があり、興味深く読めました。

  •  本のタイトルはなかなか攻撃的であるが、著者も繰り返すように本著は「ひろゆき氏」断罪ではなく、「ひろゆき氏的思想」の功罪を論理的に解いていてとても面白い。

     塾経営を通して日々中高生と接する著者だけあり、昨今の学校教育や受験の現状を的確に捉え、そのような社会状況において「ひろゆき氏的思想」が如何に負の影響をもたらすか「信念」を持って解いている。

     この「信念」をもつ生き方にたどり着く事の大切さが読後にジワジワとくる。数学的思考をもとに、ニーチェの思想も登場し、隙の無いロジックで個人的にはとても好きな印象だ。もし論理的展開が苦手な方は、その部分は斜め読みでも問題ない。

     「それってあなたの感想ですよね」に「感想はとても重要だ」と強い情熱をもって論を結ぶ姿にカッコ良さを覚えた。人生とは決して上手くはいかないけれど、でも暇つぶしではない。自分の人生だ。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000072082

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著者プロフィール

1985年福島県生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒業後、東北電力入社。現在は地元・福島で塾を経営するかたわら取材と執筆を行う。著書に『聞き歩き福島ノート――福島のこれからを話そう』(近未来社)、『だから、2020年大学入試改革は失敗する――ゆとり世代が警告する高大接続入試の矛盾と落とし穴』(共栄書房)、『ネトウヨとパヨク』『空気が支配する国』(新潮新書)など。

「2021年 『入試改革はなぜ狂って見えるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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