本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784106110719
作品紹介・あらすじ
多様性を尊重し、犯罪者でも人権を守ろう、どんなときも男女は平等に、子供は大事に育て、隣国とはつねに仲良く――そんな標語のような綺麗事を追求して、世の中は本当に良くなるのだろうか。むしろ、気づけばおかしな方向に進んでいやしないか。理想と現実の間に生まれる歪みを直視し、頭でっかちな正論を市井の常識から一刀両断する、ベストセラー作家による憂国の書。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
理想と現実の間に潜む歪みを鋭く描き出す本作は、現代社会の様々な矛盾やおかしなルールに対する痛烈な批評を提供します。読者は、日常生活で見過ごしがちな問題について考えさせられ、共感を覚える場面が多数存在し...
感想・レビュー・書評
-
ニュースで取り上げられる内容は、強く印象に残りやすい。こうした強い印象から「十把一絡げ」に物を言うのが百田尚樹の論調であり、それは痛快でもあるが品に欠くものでもあり、時にクリーンヒットにもなるが、凡打となる場合もある。
本書の内容は、何となく聞いたことがあるニュースだったり、どうでも良い週刊誌ネタの珍事件であったり。珍事件は事例が少ないから珍事件なのだが、それを敷衍してどうこう、という言説には時々ついていけない所もある。
― 苦情が殺到し、その対応で役所の業務が停滞していることが報じられると、今度は逆に「頑張ってください」や「気にしなくて大丈夫ですよ」といった電話がかかってくるというのですから何か一言"言いたい人のなんと多いことか。こちらはいたずら電話にも似た苦情よりは随分マシですが、この電話もまたあまりに多いと業務に支障をきたします。「わたしは動物愛護精神にあふれた優しい人」「わたしは役所の職員を慮ることのできる優しい人」と、どちらも当の本人は正義のつもりでやっているのでしょうが、周囲の迷惑となるその行為はただの自己満足でしかありません。
上記のような、「何かひと言いいたい人」が鬱陶しいという論調は良く分かる。これもどれだけの支障なのかが不明なので何とも言えず、仮に電話が多ければ邪魔だよね、というただの感想に過ぎないわけだが。
― 広島拘置所で16年以上監視カメラがある居室に収容されているのはプライバシー権などの侵害で違法だとして、強盗殺人罪などで死刑が確定した70歳の男性死刑囚が国に2112万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴した裁判の第1回口頭弁論で、国は請求棄却を求めました。この死刑囚は2007年に死刑判決が確定しています。それから16年以上執行しないで挙句の果てに"待遇が悪い”と訴えられるのです。
上記は、圧倒的大多数の人は同じ境遇に置かれようのないニュースだが、単に外から賛否評論、あるいは単なる嫌悪感を焚きつけるような事例紹介。この‟単に嫌悪感を焚きつける“とか‟自分が感じた不快感をまき散らして読者の共感を得たい”というやり口が、百田尚樹だという気がする。楽しいが、薄味。ただの愚痴も多く、疲れる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
狂った世界
著:百田 尚樹
出版社:新潮社
新潮新書 1071
世の中がくるっているのではないか
その中でも、クレーマーの多いのには目に付く
いつしか、良識や常識が崩れてきているのではという内容は
数々の奇妙なニュースを基にしています
信じがたい性癖
執拗なこだわり
公共へのいわれなきクレームとたかり
きれいごと社会、しかし、裏は真っ黒、まさに、「言うは易し」
資格なき無益な要求
明治のころ、新潟が日本で一番人口が多かった、
要するに仕事のあるところに人は集まる
最後に我が炎上史というのができてきます。
脇が甘いのか、どうかは、わかりませんが、とにかく、あらぬ方々に突っ込まれないように
気を付けようではないか。
目次
まえがき
1 面倒な時代に
2 きれいごと社会
3 奇妙な話
4 重い罪と軽い罰
5 不毛な教育
6 あふれる邪心
7 犯罪の多様性
あとがき
ISBN:9784106110719
判型:新書
ページ数:208ページ
定価:880円(本体)
2024年12月20日 発行
2025年01月20日 9刷 -
頷けるつぶやきがたくさん。
自身も身内と似た様なことを話していたニュースがちらほらあったので、共感の嵐です。
関西人ならではの、突っ込まずにはいられないニュースが目に余ります。自分はSNSに書き込んだ経験はありませんが、知人と話す時えらそうに語り合いがちなので、悦に浸らないように気をつけたいところではあります。
「保護団体もそんなに過密が許せないと言うのならイワシの心配をする前に、まず泳ぐことはおろか身動きひとつできない、正真正銘「密」の中央線や東西線で通うサラリーマンを、毎日の殺人ラッシュから救い出すべきでしょう。」
「愛読書が個人情報に?」
「自身は安全な場所にいて「クマがかわいそう」なんてよく言えるものです。そんな人たちはもし、目の前にクマが現れ今まさにびかからんとしていても「クマを殺さないで」と言えるのでしょうか。きっと「早く撃って」と叫ぶに違いありません。」 -
百田さんが発信しているメルマガの抜粋。
探偵ナイトスクープの製作者ということもあり、世の中をミクロに見て、普段の生活では見過ごしてしまいそうな事象にスポットライトを当てて、深掘りして「斬る」というスタイル。
こんなにも、常識的に有り得ない、ヘンテコリンな事件が起きていることに辟易とさせられる。大人たちの「事なかれ主義」「自分の欲望と邪心」が見え隠れする極端なルール制定や、不毛な教育などなど、良識が完全に崩壊している人もいるわけで、読んでいて目を白黒させるばかりである。
1つ1つの事件に対して、百田さんのやや過激な意見も紹介されている。例えば、受験シーズンの犯罪厳罰化キャンペーンなど。こういった意見のいくつかは炎上したのだろう。
一方で、特徴的な嗜好や考えを持つ人への同情も、百田さんの文章から垣間見える。決して常識を押しつけず、個性を受け入れようとする視点(迷惑をかけていないオモロイ人はオッケー)があるのだろう。
小心者の私は時々クスクスと静かに笑いながら読ませて頂いた。 -
スッカとしました。
いろいろな考え方があるかもしれませんが、鵜呑みにするのではなく、歪みや本質を見抜く力も必要だと思いました。 -
世の中ここまで『狂ったか』と思わせるようなエピソード満載。
世の中よ、正気を取り戻せ。 -
本の内容としては世の中のおもしろニュースを集めたようなものでした。
こう言った珍事件を見聞きした際に、自分ならどう感じどう行動するか、をちゃんと考えていきたいと思います。
今の日本にはとんでもない事件を起こす類か、無害に黙ってスマホと睨めっこしている類か、そればかりになってしまいましたが、そんな人たちばかりでどうやって世の中が良くなっていくのか、ちょっと想像もつきません。 -
一昔前この作者の小説にハマった事があった
相変わらず読み易い文章で市井の出来事について一言 って感じのエッセイ集 というかブログの時事ネタ集なのかな
まあ一つの事件についてそんなに掘り下げなくて こんな変な事があったよ 世の中間違っとるよー てな感じ
もうこの方のこの手の本は読まなくていいかな -
ここで取り上げている事柄は、高低あるも確かに狂っていると断じてもおかしくない内容。不寛容で醜いエゴがこれでもかと露出している現状はとても憂慮する事態だ。まあ切り抜き集なので深い内容ではないが、読むにつれ気が重くなるなあ。
-
右や左というよりは一個人の意見をまとめた一冊である。詰まらなくもなければ面白くもない。一つ一つが天声人語のように短くTwitterのちょっぴりロングバージョンという印象である。本書を読んで良かった点を一つ挙げるとすれば、人との付き合い方のヒントが貰えたことだ。
わたしは著者の思想信条には同意できない部分が多い。だが全てではない。痴漢の話、車掌の話、ふりかけの話など、読めばそうだよなぁと思うこともある。だから仕事相手、論客として対峙したならば、バチバチになるかもしれないが、私的な付き合い、飲み友としてなら面白そうだとも思った(著者からすると迷惑な話かもしれないが)笑 -
-
色んな人がいて色んな生き方がある。
今ある1日を大事に生きよう。 -
いつも通り面白かったし、いつも通り頭に残った内容がない。
-
今回も、笑わせてもらい、また、いろいろ考えさせられた。日本は本当に狂ってきている!
-
平等とか公正とかを突き詰めるあまり、世の中はどんどん窮屈に非常識になっているなあとおもっていたので、共感できる内容が多々あった。
でも、それだけかな。面白く楽しく読ませていただきました、という感じ。 -
新書だが、ネタ本でもあると思った。所々面白くて笑ってしまうところがある。今の世界は正論をいうと何故か批判されるよくわからない世界になっていると思う。百田先生はいつもこの日本の本当のことを言っているだけで国民の誰もが思っていることを道理を立てて丁寧に説明してくれているだけなのに、一部の反百田により批判されている。第二章であった愛読書を教えてくれという企業側の質問すら批判対象になるのは本当によく分からなかった。今の時代はいちゃもんをつけたもん勝ちになっている気がする。わけの分からない主張も結局は通ってしまうこともある。昔より生きやすい社会になったのか否か。そんな主張をしている人に是非読んでもらいたい一冊。
-
著者とタイトルを見てすぐ読むことを決めた。
ここに書いてあることが、まるでフィクションかのように思えそうです。
が、現実に起きたこと。それがおかしいと思えなくなったら、果たして日本人として人間として、道徳心が失われてきたのでは?と自問自答せざるを得ない、
事実は小説よりも奇なり。まさにその言葉が当てはまる本です。向上心がなければただこの坂を転げ落ちるだけ。 -
ひどいニュースばかりで思わず笑ってしまう。
水族館のイワシの群れが狭くてかわいそう。熊が民家に入り込んでも銃で撃つなんてかわいそう。
世の中一言言いたい人がこんなにも多いんだなぁ。
しかも都合よく匿名で。
理解できないけど、今の世の中の環境の中でうまくストレスを解消できずに溜まったモヤモヤをそんなところにはけ口として向けてしまうのかなとも思ったりはするけど、、やはり理解はできないかな。
日本人として、人として、恥ずかしくない行動をしたいなと思う。 -
普段、感じていることを上手に端的に、口語体で言語化してくれているという印象でした。そしてそれが何を意味するのかまでは、日常では思考しない分、答え合わせ的な所であるとおもいました。
-
難しいことは考えずにサラッと読める本。しかし、締めの「わたしは少し長生きしすぎたのかもしれません。」からは著者のやるせない想いがずしりと伝わってきました。
-
人間って愚かですよね。そんな人間にならないように気を付けていこうと思います。
著者プロフィール
百田尚樹の作品
本棚登録 :
感想 :
