私の同行二人 人生の四国遍路 (新潮新書)

  • 新潮社 (2025年1月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784106110733

作品紹介・あらすじ

一度は父のため、二度は母のため……発心の阿波から修行の土佐、菩提の伊予から涅槃の讃岐へ、歩き遍路はただ歩く。30度を超える連日の猛暑に土砂降りの雨、にわかに降りだした雪。転倒によるケガや山中での道迷いなど相次ぐアクシデントに見舞われながらも、またふたたび歩き出す。自身の半生を振り返りながら、数知れない巡礼者の悲しみとともに巡る一〇八札所・1600キロの秋の遍路道、結願までの同行二人。

みんなの感想まとめ

心の動きと共に四国遍路を歩く体験が描かれており、著者は自身の半生を振り返りながら、巡礼の魅力を深く探求しています。二度目の遍路に挑む中で、さまざまなアクシデントや自然の厳しさに直面しながらも、著者はそ...

感想・レビュー・書評

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  • 四国遍路しながらの心の動きを丹念に書いてある。著者にとって2回目の四国遍路とのことだが、途中で転倒したりしながらも、歩き遍路へと突き動かすものは何か?遍路の魅力はなんだろうか?

  • 著者2度目の四国遍路であった。秋に、通しでかつ別格も同時に回る。1600kmという。体を色々傷つけながらも結願した。ただし何日で回ったかなどデータは書かれていない。
    回りながら考えたこと、空についてかなり考えている。ただし実際空になれた時は一回だけか。自分の俳句だけでなく、父親(俳人であった)や山頭火のものも多く載せる。なかなかあっているようだ。
    それにしても私の回った7年から5年前に比べて外人の遍路がかなり増えたようだ。また当時から心配であった宿の閉鎖がコロナもあり加速したようだ。
    私も2回目を回りたくなった。今度はやるなら通しだ。
    カンタベリー巡礼というのもあるようだ。著者は次に行くという。それも良さそうだ。

  • 来週からの遍路の参考に。スペイン巡礼の著作は記念写真に?となったが、今回は素直に感動と畏敬の念抱く。自分は何故歩くのか、ちょっとだけ改めて考えたが「何事もシンプルに。頭人間にならないように」「成り行きに任せる。きっと計らいがあるはず」「未来のことを心配しすぎ。もっと“いま”を生きないと」に励まされ⁈出発しよう。「だったらよかった点を探す」「辛いときほど笑顔で」を心に刻んで。

  • 山道を含む1600キロを歩き通す。生半可な気持ちで四国遍路に行くべきではないと、この本を読んで思い知らされる。でも同時に、自分もいつか歩きたいという思いも湧き上がってきた。特に印象に残ったのは17章の次の一文。「もはや一切の「境界」が無くなっている。自己と他者、内と外、人間と自然、この世とあの世、生者と死者、現在・過去・未来。」

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著者プロフィール

俳人。神奈川県生まれ。1994年、「B面の夏」50句で第40回角川俳句賞奨励賞。2002年、句集『京都の恋』で第2回山本健吉文学賞。2010年4月より1年間文化庁「文化交流使」として欧州で活動。スペインサンティアゴ巡礼道、韓国プサン~ソウル、四国遍路など踏破。2021年より京都×俳句プロジェクト「世界オンライン句会」を主宰。著書に、句集『B面の夏』『忘れ貝』『てっぺんの星』、紀行集『奇跡の四国遍路』、随筆『暮らしの中の二十四節気』など多数。

「2022年 『句集 北落師門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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