方丈記 発心集 新潮日本古典集成 第5回

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  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106203053

感想・レビュー・書評

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  • 養老孟司さんおすすめの本。
    方丈記は、日本人の時間論であるという養老先生のお言葉に従って読んでみた。
    「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」
    鴨長明さんは平安時代から鎌倉時代へとうつりゆく世で生きていた人で社会の大きな変動をおそらく鋭く感じ取っていた方だと思う。だが、そのためばかりではなく仏教的、東洋的な無常感はやはり日本人の心の奥底に流れている感情にも深く結びついた認識パターンなんじゃないかと思った。特に同時期に読んでいたダンテさんの「神曲」の西洋的な思考パターンに違和感を感じていたし、それとの対比があったので、変化し続けることによる安定とそしてやっぱりいつかは変わるということを受け容れる日本人の心性がわたしの中で鮮明になったのかもしれない。
    短い文章なのでまた、読み直したい。

    発心集は、実のところ初めは全く読むつもりがなかったのだけども、せっかくだからと読み始めてみると、極楽浄土に生まれ変わるための合格体験記を自分で作っちゃっいました♪みたいな内容で、高校時代に大学合格体験記を読みふけった過去を持つわたしはついついハマって読んでしまった。しかし、こちらはかなりの分量があったのでなかなか読み終わらなかった。
    わたしも、なんども辛い現実にぶつかって出家したいなぁ〜などと弱音を吐いては坊主頭にした経験があるので、発心する様々な人達の気持ちに容易に入り込めてしっくり、しっとりした心持ちになった。なかでも愛人を地方に連れて行って死なれて発心した貴族の話が最も印象に残った。

    Mahalo

  • 時々いい話もあるんだけどとにかく眠い・・・

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著者プロフィール

平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆。著作に『無名抄』『発心集』などがある。

「2022年 『超約版 方丈記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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