- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106206306
感想・レビュー・書評
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中原中也、顔と名前は知っています。詩人であること、山口の湯田温泉で生まれたことも知ってますが、詩は読んだことがありません。1907(明40)4.29~1937(昭12)10.22.「新潮日本文学アルバム№30 中原中也」、1985.5発行。グレタ・ガルボに似た女?長谷川泰子と1924.4京都で同棲、1925.3上京。長谷川泰子は9月小林秀雄と知り合い、11月中原中也を捨て、小林秀雄と同棲(1928.5、2人は別れる)この三角関係の頃からが中也の文学の始まりでしょうか。結核性脳膜炎で30歳で没してます。
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巻頭の、春の夕暮れ。山羊の歌、朝の歌より。天井に朱きいろいで…。在りし日の歌、春日狂想の、「まことに、人生、花嫁御寮」の一節が彼の遺言であろう、と。中也の気取りで自らを神童とした幼少時代。ただ己のみ頼り、先行きをかんがえず踏み出した「敢行」の時代。内実、実家を欺き、送金させ続けていたが。女優長谷川泰子との暮らしと、小林秀雄のもとへの蓄電。孤独な東京暮らし、散策の日々から、郷里での結婚、愛息の夭逝、そして自らの三十歳の死まで。
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有名な中也の写真についての大岡昇平のエッセイが面白かった。
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30/40
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中原中也の人物伝と写真集といった感じ。