小林秀雄全作品 3

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106435430

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  • 文芸批評、生活、科学、自然、哲学…横断の跡。
    「志賀氏にとって、生活感情の流れというものは、全く無意識の力である。言い換えれば、全く自明な絶対物で、これを解釈し注釈する事は愚かである。ほういうものだ。だから、この流れの裡にあって、氏の心理がどんなに惑乱している場合でも、これを描く言わば氏の文章の密度は変らないというあんばいだ。」(p117「安城家の兄弟」)

  • 2009/
    2009/

    マルクスの悟達. 文芸時評. 批評家失格2. 谷川徹三「生活・哲学・芸術」. 井伏鱒二の作品について. 心理小説. 二月の作品. 文芸批評の科学性に関する論争. 室生犀星. 谷崎潤一郎. 再び心理小説について. 安城家の兄弟. もぎとられたあだ花. 正岡子規. フランス文学とわが国の新文学. 文芸月評1. 辰野隆「さ・え・ら」. 弁明―正宗白鳥氏へ. 困却如件―津田英一郎君へ. 眠られぬ夜. おふえりや遺文. 純粋小説というものについて. 横光利一「書方草紙」を読む. 正宗白鳥. 梶井基次郎と嘉村礒多. 佐佐木茂索「困った人達」. 堀辰雄の「聖家族」. 批評に就いて. 文章について. 小林秀雄の小説 大岡昇平著.

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著者プロフィール

小林秀雄
一九〇二(明治三五)年、東京生まれ。文芸評論家。東京帝国大学仏文科卒業。二九(昭和四)年、雑誌『改造』の懸賞評論に「様々なる意匠」が二席入選し、批評活動に入る。第二次大戦中は古典に関する随想を執筆。七七年、大作『本居宣長』(日本文学大賞)を刊行。その他の著書に『無常といふ事』『モオツァルト』『ゴッホの手紙』『近代絵画』(野間文芸賞)など。六七年、文化勲章受章。八三(昭和五八)年、死去。

「2022年 『戦争について』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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