ルネサンスとは何であったのか (塩野七生ルネサンス著作集)

著者 :
  • 新潮社
3.73
  • (18)
  • (18)
  • (36)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 212
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106465017

作品紹介・あらすじ

そこには、混迷を脱した人びとがいた。30年におよぶルネサンスへの熱情を注いだ最新の文明論。フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアと、ルネサンスが花開いた三大都市を順にたどりながら、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ、フリードリッヒ二世やアルド・マヌッツィオなど「ルネサンス」を創った人びとの魅力と時代の本質をわかりやすく説いた、最高の入門書。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まさにタイトル通りに「ルネサンスとは何か」がわかる本。
    とても明快で、わかりやすかった。

    わかりやすさの理由は、まず、対話形式になっていること。
    話し言葉に近くて、塩野先生の講義を聞いているような感じ。
    そして、フィレンツェ、ローマ、ベネツィア、と都市ごとに話がまとめてあること。
    時代とともに、ルネサンスの中心がそれらの都市間を移っていくから。
    それぞれの土地と人々の気風の違いもよくわかる。

    わかったつもりでなんとなく曖昧だったルネサンス観がすっきりと頭に入ってくる。それがなんとも快感。
    図書館で借りたけど、手許に置いておきたくなりました。

  • あそこらへんの歴史の絡みがすごい勢いで理解できた!

  • 2n

  • 長かったけど、対話形式という形で書かれている本書はルネサンスの思想家や芸術家の名前を知らないとまったくわからないだろうが、それでもルネサンスの基礎を学ぶには良い本だろう。

  • ルネサンスという、中世の価値観の崩壊に出会ったために新しい価値観を作り出さねばならなかった時代に生きた人は、政治家でも、経済人でも創作者にならなければならなかった。p7

    ルネサンスとは、キリスト教会が押さえつけていた、人々の「見たい、知りたい、分かりたい」という欲求が爆発した時代。p12

  • タイトル通り。

    対話形式で話が進む。

    塩野七生さんの著作を読んでいたので、話の内容もわかりやすかった。
    読んでいなくとも、充分におもしろいと思う。この本をきっかけに塩野七生さんの本を読み進めてもいいと思う。

  • 世界史の復習をしたようなものですが、例えば地理上の発見をしたコロンブス、アメリゴ・ベスビッチなどイタリア人がなぜ多かったのか、そして、スペイン・ポルトガルではなく、イタリアがスポンサーであれば、征服ではなく、交易重視というスタンスでインカ帝国は滅びなかったであろうという著者の考えは面白いです。ルネサンスはなぜイタリアから始まったか。それもフィレンツェからローマ、ヴェネツィアと移っていた理由。イタリアが一つの国になって未だ100年程度であるという重みを改めて痛感しました。

  • 人生の50冊
    豊かな教養のための楽読部門 ベスト5

    ルネッサンスを単なる芸術活動だと信じている人には
    目から鱗の総合歴史観。
    大航海時代において人間の感性が覚醒される様が
    豊かな視点で描かれる。

    ルネッサンスがなんであったかを知るには
    キリスト教による精神支配の中世を知ることになり
    その前史である古代ローマ帝国を知る必要がある。
    歴史を学ぶとはそういう連関を
    想像力で感じることなのだ。

  • (「BOOK」データベースより)
    そこには、混迷を脱した人びとがいた。30年におよぶルネサンスへの熱情を注いだ最新の文明論。フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアと、ルネサンスが花開いた三大都市を順にたどりながら、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ、フリードリッヒ二世やアルド・マヌッツィオなど「ルネサンス」を創った人びとの魅力と時代の本質をわかりやすく説いた、最高の入門書。

  • フィレンツェで起こったルネサンスがサヴォナローラの神権政治で混乱をした後にローマへ移り、ローマ略奪後にヴェネツィアで盛り返した変遷を対話形式で時代を追うように説明してくれる本。

    冒頭のカラーページで年代毎の主要人物が、巻末で主要人物の略歴が書かれているので今までばらばらに知っていた人物や出来事がどのような流れで移っていったのかが分かりやすかった。

    ルネサンスと言う言葉は同じでも都市毎に違う文化や地勢・政治的背景がどのような影響を及ぼすのか、がとても興味深く読めました。

全22件中 1 - 10件を表示

塩野七生の作品

ルネサンスとは何であったのか (塩野七生ルネサンス著作集)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×