海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 下 (塩野七生ルネサンス著作集 5)
- 新潮社 (2001年8月31日発売)
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感想 : 19件
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Amazon.co.jp ・本 (476ページ) / ISBN・EAN: 9784106465055
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歴史の流れを通じて、ベネチアがどのように栄え、衰退していったのかを深く掘り下げた作品です。宿敵トルコとの激闘やビザンチン帝国の興亡、ルネサンス時代の文化的成熟、大航海時代の影響など、さまざまな要素が絡...
感想・レビュー・書評
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ベネチアとトルコの激戦、ビザンチン帝国の興亡、マキャベリの台頭、ルネサンス時代、地中海を通じた貿易、やはり海を通じて栄えた都だ。しかし歴史的にこれだけ色々な都市と関わってきた街は無いと思う。
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宿敵トルコとの激戦と大航海時代への対応、文化的な成熟とナポレオンによる
征服、という感じかな。
こう見てみると、やっぱり大航海時代によって地中海の相対的価値が
低下してしまったのが衰退の遠因なんだなあ。
交易から工業、農業へシフトすることで繁栄は維持したのだけど、
それによって小国のデメリットが大きく出てしまうようになったか。
語り口は例の塩野節。面白く読める。 -
引き込まれるベネチアの歴史。最後は寂しいが都市は残り観光名所になった。ベネチアがこういう歴史だったと初めて知った。
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ヴェネツィアに関する物語の下巻。
この本を読み終わることにより、日本人がよく知っている
現代の大陸型国家の有望なところの台頭の理由や
中世・ルネサンスから近現代に至る過程が読み解けます。
またイスラムとの関係も。。
目から鱗が落ちましたね。
視界がジーコレベルになりました。はい。 -
圧巻、塩野歴史絵巻。
ヴェネツィアの興亡を丹念に描いた傑作。
実際に訪れた跡に読んだので、情景が目に浮かび、一気に下巻まで読み通した。
なぜ、あのような特異な土地の小さな国家が、かくも長い期間、地中海の覇者として隆盛を保ってこれたのかがはっきりと分かる。 -
あのヴェネツィアですら、逆境というものはあったのだ。
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ながいっ! そりゃそうだ。ヴェネチア共和国1千年の歴史だもの。それを上下巻とはいえ、ここまでしっかりとまとめ、なおかつロマンチックに彩るのは、塩野七生だからこそできたことだと思う。
蛮族から逃れるために、潟の中にくいを打って作られたヴァネチアが、その地理ゆえに、海の国家になり、その位置ゆえに常に大きな勢力と敵対していく。その在り方は、ロマンだよなと思ってしまう。
塩野七生のミステリーでヴェネチア貴族を主人公にした3部作があるのだが、その3部作が魅力的だったのもヴェネチアという都市の魅力が反映していたからにさえ思う。
またシェイクスピアの「ベニスの商人」がなぜ、ベニスなのか、ずーーっと謎だったのだが、これでようやく納得した。宗教も自由、言論も自由、人種的な差別もないに等しいというヴェネチアは、当時のほかの都市からしたら特異だったのだろう。で、特異なものはたいてい排除されるもんだ。
とにかく面白かった。元々、ヴェネチアって好きだし死ぬまでには行きたいと切望しているのだが、ますます行きたくなった。 -
ルネッサンスの雄・ヴェネチア共和国に最後の幕を降ろしたのはあの男。
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千年以上にわたり、確固たる意志の元で繁栄し続け、ワケあってアッという間に抜け殻となったヴェネツィア共和国。その小さな国の興亡を息をのむ思いで読み続けた。政に関わる者たちが逸脱した行為に及ばないよう周到に組織された政府、万が一足を踏み外した者への厳罰、用意された敗者復活の構図、経済の理論など、独創的な政治体系に驚く。恥も外聞もなくお金や名誉に執着する今の日本とは、その成熟度は比較にならない。久々大きな思いを残してくれた感動の書。未読の方には、是非!とお勧めしたい。こんな本が教科書だったら、歴史も地理もすんなり頭に入るのに……。
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後編を読み終わって数日後には私の本棚は彼女の著作で一杯になっていました。
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イタリアマニアに陥った私をさらにがんじがらめにした名著、下巻。これで本棚がイタリア色に染まったといっても過言ではない。
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ヴェネツィアの歴史
英雄を作らないという共和国を創ったヴェネツィア人
千年も国の体制を変えずに繁栄したのも珍しい -
「栄枯盛衰」様々な物語が紡がれ、それを導き出しているのでしょう。辿り着く先は同じ「滅亡」であっても。
塩野七生の作品
