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Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ) / ISBN・EAN: 9784107710703
感想・レビュー・書評
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壮絶な原作レイプ漫画である。
だが。この作品は、原作ファンにこそ読んでもらいたい逸品である。
さて。知らない人のために(原作版)眠狂四郎の設定を、簡単に説明しよう。
舞台は江戸時代。踏み絵が行われ、異教徒や異人が排斥されていた時代だ。
主人公、狂四郎は青い目を持つサムライである。
妖刀・夢想正宗を持ち、必殺の円月殺法で男を殺し、女を犯し、敵を斬り、少女を犯すダークヒーローだ。
…さて。わかりにくいと思うので、ファンタジー世界に例えてみよう。
主人公はハーフダークエルフ(異人)
謎の魔剣(正宗)を持つ、無敵の剣士だ。
ダークエルフ(レイパーの異人)を父と持つ、呪われた出生を持つ。
超美形で、顔立ちや瞳にエルフ(異人)の血があらわれている。
出会った女は、ほぼ主人公に惚れる。
惚れないキャラはレイプされる。
たまに本番行為をしないで済ませることもある。
「だめぇぇぇ。狂四郎とつながったまま戦ってるよぉぉぉぉ」な出来事もあった気がする。
かつて人間(日本人)の恋人と心中するが、主人公は一人だけ生き残ってしまった。
孤独を埋めるため、主人公は剣士(サムライ)の修行を始める。
だが、あまりに絶望が深いため、狂四郎は、必殺剣(気の力でビームを出し、敵をぶったぎる)を覚えることができなかった。
かわりに絶望と暗黒闘気の力で、敵の魂を破壊する暗黒剣 「円月殺法」 を手に入れてしまうのである。
(この世界の剣豪は、極めるとオーラを操れるらしい)
死にぞこなった狂四郎に、明日という文字はない。
必殺剣を武器に、今日の快楽を得るために闘い続けるのだ。
親を殺し、女を犯し、酒を飲み、女を犯し、立ちはだかる敵は、誰であろうとぶちころす。
神を憎み、異人を憎み、愛を忘れてさすらい続けるのだ!
エロシーン満載、刹那的で退廃的なダークヒーローの物語が今、幕を開ける!!!
…って原作だったのが、漫画版では、花の慶次になっていました。
悲しい過去を持ちながらも、強く、かっこよく、弱きものを助ける正義の剣士になっていました。
うん。なんていうかキャラ違うよね。
鬼畜王を期待してたら、Airだったくらい、がっかり。
でもね。
原作好きな人こそ、この漫画版を読んで欲しいと思う。
6巻の白鳥主膳(病弱の剣士)戦、そして師匠登場回を見るだけで、救われた気持ちになると思う。
だってさ。狂四郎が、自分自身を認めて、人間を愛して、子供の為に戦うんだぜ。
本編ではついに、孤独と虚無を引き摺っていた男が、こうなってるんだぜ。
この感覚は、エヴァの新劇場版に通じるものがあると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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