眠 狂四郎 (6) (バンチC)

  • 新潮社 (2002年12月9日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ) / ISBN・EAN: 9784107710703

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  •  壮絶な原作レイプ漫画である。
     だが。この作品は、原作ファンにこそ読んでもらいたい逸品である。


     さて。知らない人のために(原作版)眠狂四郎の設定を、簡単に説明しよう。

     舞台は江戸時代。踏み絵が行われ、異教徒や異人が排斥されていた時代だ。

     主人公、狂四郎は青い目を持つサムライである。
     妖刀・夢想正宗を持ち、必殺の円月殺法で男を殺し、女を犯し、敵を斬り、少女を犯すダークヒーローだ。


     …さて。わかりにくいと思うので、ファンタジー世界に例えてみよう。


     主人公はハーフダークエルフ(異人)
     謎の魔剣(正宗)を持つ、無敵の剣士だ。

     ダークエルフ(レイパーの異人)を父と持つ、呪われた出生を持つ。
     超美形で、顔立ちや瞳にエルフ(異人)の血があらわれている。

     出会った女は、ほぼ主人公に惚れる。
     惚れないキャラはレイプされる。
     たまに本番行為をしないで済ませることもある。
     「だめぇぇぇ。狂四郎とつながったまま戦ってるよぉぉぉぉ」な出来事もあった気がする。

     かつて人間(日本人)の恋人と心中するが、主人公は一人だけ生き残ってしまった。
     孤独を埋めるため、主人公は剣士(サムライ)の修行を始める。

     だが、あまりに絶望が深いため、狂四郎は、必殺剣(気の力でビームを出し、敵をぶったぎる)を覚えることができなかった。

     かわりに絶望と暗黒闘気の力で、敵の魂を破壊する暗黒剣 「円月殺法」 を手に入れてしまうのである。
     (この世界の剣豪は、極めるとオーラを操れるらしい)


     死にぞこなった狂四郎に、明日という文字はない。
     必殺剣を武器に、今日の快楽を得るために闘い続けるのだ。

     親を殺し、女を犯し、酒を飲み、女を犯し、立ちはだかる敵は、誰であろうとぶちころす。
     神を憎み、異人を憎み、愛を忘れてさすらい続けるのだ!

     エロシーン満載、刹那的で退廃的なダークヒーローの物語が今、幕を開ける!!!





     …って原作だったのが、漫画版では、花の慶次になっていました。
     悲しい過去を持ちながらも、強く、かっこよく、弱きものを助ける正義の剣士になっていました。

     うん。なんていうかキャラ違うよね。
     鬼畜王を期待してたら、Airだったくらい、がっかり。

     でもね。
     原作好きな人こそ、この漫画版を読んで欲しいと思う。

     6巻の白鳥主膳(病弱の剣士)戦、そして師匠登場回を見るだけで、救われた気持ちになると思う。



     だってさ。狂四郎が、自分自身を認めて、人間を愛して、子供の為に戦うんだぜ。
     本編ではついに、孤独と虚無を引き摺っていた男が、こうなってるんだぜ。

     この感覚は、エヴァの新劇場版に通じるものがあると思う。

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