童話迷宮 上(Bunch Comics Extra)

  • 新潮社
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本棚登録 : 553
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107714909

感想・レビュー・書評

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  • 九九ができない少年が迷い込んだ店で……という枠物語。
    ひとまずこの枠物語は上巻では意識されないまま、小川未明にモチーフを借りた現代の話が散らばる。
    結構絵柄が好きだな。特に学校の先生の雰囲気とか。

  • 上巻は好き。
    下巻は…童話迷宮の導入で現れた少年がほかの話に絡むようになって各話が安っぽくなったように思えた。物語も上巻と比べて全体的に小粒。
    ただし読み切りの「月のナイフ」は好き。

  • この人の描く話が好きで、最近追いかけてます。
    何かなー、空気感が絶妙なのかな。絵が上手いのはもちろんあるのだけど、それだけじゃない。人生を感じ考えさせられる様な、透明な深み?がありますね。
    個人的には、『野ばら』『ある夜の星たちの話』がツボでした。

  • 物語に惹き込まれる、とはこういうこと。

    **

    大好きな小川未明さんの童話を現代版にアレンジした作品(短編集)ということで
    期待半分、怖いの半分。
    けれど本を開いたその瞬間、
    それがまったくの杞憂であったことを思い知らされました。

    こんなにも独特に、かつ世界観を壊さずに物語を昇華させることができるなんて!

    原作をありのまま漫画化したのではなく、
    原作を元に、思いついた漫画を描いた…という感じなので
    作品をありのまま楽しみたい方向きではありません。
    けれど裏を返せば、原作を知らない人でも楽しめるということで。

    「不思議」を愛するすべての方に、お勧めできる一冊です。

    釣巻和さんの作品はかなり癖があると個人的に思っていたのですが
    (ファンの方、ごめんなさい)
    この一冊は絵で魅せる、お話で魅せる
    とても読み良いものであったと思います。

    特に、導入部(『入り口或いは出口』)から第一話(『赤いろうそくと人魚』)への繋がりが
    個人的に大好きでした。
    今日にでも、下巻を買いに走ろうかな。

  • 雰囲気から好き、一個のボリュームの多い短編集。

  • 2011年10月6日

    Cover Design、装幀/(ARTEN)山上陽一、波口元気
    ロゴデザイン/野本千絵

  • 詩は帝王切開のように世界に広がる。

  • こんなものがWeb漫画だなんておそろしい…

  • 少年の描き方がとても上手だなあと思います。どこか哲学的で、さらっと読めるのに考えさせられる。
    絵がきれいで、画面運びが美しくて、「あーこのひと漫画描くのが大好きなんだなあ」というのが全ページから伝わってきます。

  • 絵の綺麗さに惹かれました。
    小川未明を知らなくても楽しめるかと。

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著者プロフィール

1987年生まれ。2006年秋のアフタヌーン四季賞にて準入選。本誌で連載中の「くおんの森」ほか、「あづさゆみ」(集英社刊)、「水面座高校文化祭」(講談社刊)、「童話迷宮」(新潮社刊)などの作品がある。イラストレーターとしても活躍中。

「2014年 『くおんの森 ⑥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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