最後のレストラン (3) (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 179
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107716996

感想・レビュー・書評

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  •  今巻も安定して時代、地域によって変わる食事と偉人を主軸にして作者の伝えたいことがしっかり描かれた話でした。

     後悔を残せず人は死ねるか。偉人、一般人問わず後悔がなく死ねるということは稀な例だと思います。土方歳三の回での生の考え方、ナポレオンの失敗もまた英知というセリフ、エリザベートの気づけなかったものなど今回は後悔がテーマだったのではないかと思いました。生の役割を全うし失敗を恐れず他者と関わり続ける。そうした生き方が出来れば偉人と同等あるいはそれ以上の生き方だってできるんじゃないかなぁと今回読み終わったあとぼんやり考えました。

     新キャラレギュラーキャラの安徳天皇と御奴さん。現代サイドの新キャラ御奴さんが増えることにより料理の解釈にも幅ができそうです。今回は鮭の話でしたが、誰のために作るかという部分が抜けた瞬間料理はただの飾り物になってしまうという基本に振り返ったいい話でした。安徳天皇の味覚も同じ日本に住んでいても時代によって違うことを描いた面白い話だったと思います。

     最後のレストランはそれぞれ役割がハッキリしている分テンポよくすすみますが、安徳天皇のような存在がその輪に入った時どういう話になるのかけっこうこの先の展開が気になります。なにはともあれショタ?ロリ?は最高かわいいね!といったら恐れ多いのか・・・

  • 土方歳三=荒木飛呂彦ネタに笑った(笑)

  • アプリにて。登場人物の名前の由来、全く気づいていませんでした笑 なるほど〜〜!

  • キャラが増えた?

    このキャラを増やしていいのか?(千代田区の見ながら)

  • 安徳様出しちゃったのはちょっとやりすぎじゃね…?あと、対価があったのに何故元の世界に戻らなかったのか。まあそりゃ三種の神器残されたらむっちゃ困るけど(笑)
    「前田さん凄い」はもうきっと棒読み。あの人出来ない事無いよ。
    あとエリザベートの話!あんなアホな料理に釣られるの極々一部の人間しかいませんから!!めげるな園場!!

  • うーん。ちょっとダレてきたな。このままどんどん登場人物増えてくるのかなぁ。。

  • 心が満たされるのか、と言うと、微妙な内容
    基本的に、登場人物が心の救いを得られているのだが、読み手サイドは「なるほど、そう言う考え方もありか」と感心する方が多いかな?
    ある意味では、正統派。ちょっと穿った見方をすると、王道からは外れている料理マンガ
    主人公・園場凌が良くも悪くも名前負けしていないのがイイ
    むしろ、その場凌ぎのどこがどう悪いのか、と開き直れる。陥った窮地を、傍目からは狡い手段でも、最終的にイイ結果に持ち込めれば、人生、それはそれで勝ちなのではないか?
    その場を巧く凌げるってのは、逆に才能がある人間だからこそ芸当である
    ネガティブゆえの、人並み外れた瞬発力と発想力から、凌の作る料理は紛れもない本物である
    何だかんだで、料理人は創意工夫を重ねて何ぼの職業である、と言う正道を地で行くシェフたる彼には好感が大いに持てる
    また、そんな彼を取り巻き、サポートし、喝を入れ、敬愛している女性陣が魅力的なのも、このマンガの素晴らしさを際立たせる極上のエッセンスになっている、と言えるだろう
    特に、ジャンヌは凌だけでなく、読み手もハッとさせてくる、この世に蔓延っている常識を貫くような言動が多いので、割と好きだ(現時点では、御奴さん<千恵ちゃん<ジャンヌ≦前田さんって感じ)
    歴史上の偉人が『一期一会の客』として来店する、そんな突飛な設定だからこそ、藤栄センセイが資料集めや下調べをキッチリと行なっているのが、どの話からも察せられるのもポイントは間違いなく高い
    この巻では、終盤、ちょっとシリアスさが前田さんから漂っており、凌に何らかの変化をもたらすような気がしている、私としては
    今後、心に空腹を抱えつつ、続巻を待っていたい一作である

  • 人間の都合で命を断たれたのに、更に人間の都合で価値を付けられてしまう…というのにちょっとグッと来ました。

  • 土方歳三がゲスト回あると知って、買ってしまった(^_^;)。美男過ぎない、ヒーロー化し過ぎない描き方に好感。

  • 新キャラクター御奴さんも登場して、
    少しずつ動きも見せる3巻ですが…。

    もう3巻ですから、そろそろ~、
    「歴史上の人物がたびたび訪れる」という事態について、
    前田さん以外の人に認識の変化が現れても
    いいのではないかという気もします。
    歴史上の人物たちに対して、
    いつまでも、みんなが、
    「なり切ってる方」という認識なのも何だか…かも?

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著者プロフィール

■藤栄道彦・・・・・・

「2020年 『アンタゴニスト ④』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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