ドン・キホーテ 2 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 31
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107717450

作品紹介・あらすじ

旅を続けるドン・キホーテとサンチョの前に、念願の好敵手が現れた!! 超美形だけどどこか残念な“鏡の騎士”との決闘の行方はいかに――!?

感想・レビュー・書評

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  • まさか河田雄志☓行人作品でイイハナシダナーと思ってしまう日が来るなんて(笑)

    これまでの他作品と同じようにギャグ漫画としてしか見てなかったから後半の展開は完全に予想外だった。
    ドルなんとか姫が実在するとか思ってもみなかったよ。絶対にアロンソの妄想の産物だと思ってたんだけどな~

    最後にはしっとり感も含みつつアロンソの周囲の人々がなんだかんだ幸福になってハッピーエンド。
    普段のギャグテイストも好きだけどちょっとした感動要素が含まれている河田作品も良いなと思えた作品でした

  •  泣き虫で内向的だが、人のためには勇気を奮い起こして戦う「スペイン最後の騎士」の物語。

     本巻で完結となったが、内容が濃く、感動のエンディングと言うに相応しい終わり方だった。

     本シリーズで極度に内気な中年男性として描かれてきたアロンソ・キハーノの、人のためには勇気をふるって戦い、また耐えられないほど辛いことがあっても自分をしっかり保ち続ける内面の強さがはっきり伝わってくる。

     本巻に比べればのんびりした雰囲気の一巻とは異なり、登場人物の台詞回しも格調高くなっている。

     コメディ路線を堅持しつつ、悪との対決や決闘等のアクション要素も豊富で、凝縮された内容の濃さを楽しめる。翻訳されて海外進出しても、受け入れられるのではと少し思ってしまう。

     優秀さと傲慢さがせめぎあうキャラクターでもあるサンソン・カラスコのキャラクターもうまく確立した。

     オリジナル要素を含むが、非常に感動を呼ぶものとなっている。正直なところ、落涙した。

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著者プロフィール

■行徒・・・・・・「学園革命伝ミツルギ」(ジャイブ)で大ヒットを飛ばし、その後は原作:河田雄志、絵:行徒の名義で「ヴァン・ヘルシング」(ジャンプ改)、「ドン・キホーテ憂い顔の騎士その愛」(@バンチ)、「ねこがあらわれた!」(徳間書店)など数多くの作品を執筆。「北斗の拳イチゴ味」の巻末外道伝や本書内の「北斗の拳インターナショナル」など担当。

「2018年 『北斗の拳 BBQ味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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