応天の門 2 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
4.11
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本棚登録 : 1161
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107717771

作品紹介・あらすじ

理知の道真&機知の業平――平安の最強バディが巻き起こすバディ・クライムサスペンス! 待望の第2巻は、業平と縁ある藤原高子の屋敷に怪(あやかし)の噂が…!?

感想・レビュー・書評

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  • ・遣唐使の書に潜む怪異と香
    ・高子さまと業平さま
    ・高子さまの怪異、四つ足とその始末
     高子さまに転がされる道真くん
    ・たぶれいぬ

    ○業平さまの世界と道真くんの世界が大人と学生

  • 何かあったら道真を頼るルートができました。長谷雄はもちろん、業平も菅原家に来る。
    伊勢物語「芥川」きた…業平と高子切ない。何歳の頃から入内させるために育てられてたのか、そんなんなら業平と駆け落ちする気にもなるかも。11歳で…?
    気高くて美しくて優しくて高子姫良いです。白梅ちゃんはすっかり取り込まれ、道真も振り回され。
    昭姫さんもなんだかんだ協力してくれるなぁ。
    お兄さんの件は次巻まで関わってきそうな闇です。

  • 藤原高子がちゃんと登場
    なかなか濃いキャラに仕上がってるな。
    ちなみに25で16歳になった清和天皇に入内(866年)

  • 引きこもり文章生の菅原道真は、京随一の色男・在原業平に巻き込まれ都で起こる怪異を調べることに。ふたつの事件を解決した彼らのもとに、今度は、藤原家の姫・高子から怪事件が持ち込まれ……!? 理知の道真&機知の業平――平安の最強バディが巻き起こすバディ・クライムサスペンス!

    怨霊付きの書物の話はなるほどなという感じ。ドラッグ的なもんだな。
    藤原高子と在原業平の話は有名なので、彼女が出張ってくれて嬉しい。理想通りに綺麗で凛とした人物で好き。何気に玉虫姫から道真の侍女してる白梅も好き。高子さんが道真をうまく物で釣ってる感じが面白かった。
    鏡売りの話は道真の兄の事が本格的に見えてきたので興味深い。お兄さん何があったんだろう。あと狂犬病はやばい。とんでもない物を持って帰られたな…。

  • 道真くんにこんな秘密があったとは!
    なんかお気楽二人(?)の活躍物語みたいな気でいたら、
    実は深い哀しみがいろいろなところに撒かれていて・・・。
    いい意味で裏切られて、ますます次の巻への期待が高まります。
    業平さまと高子姫の悲しい恋も当時の藤原氏時代を思えば仕方ないとはいえ・・・たまりません。

  • 狂犬病は恐ろしいな。愛犬には、ペットワクチンを忘れずにね✨

  • 歴史好きで漫画好きには最高の漫画。図書館においてあって、いつもすぐに借りに行ってた。母と共にハマった。

  • 道真が頭が悪いと楽でいいですよねと返すところが好き。
    巻物に香が焚き染めてあったというからくりが面白かった。

    高子様が美しい上頭が良くて恰好良いのだが
    籠の鳥にされているところが気の毒で仕方ない。
    そこから逃れる事はできないが、久し振りに笑ってもらえただけでも良かった。

    鏡の模様である程度見当がつけられる道真の秀才ぶり。
    狂犬病の描写も恐ろしく、水や光などの刺激に敏感になる為
    このような異常行動を取るのも理解できる。
    時代考証もしっかりしていて合間の平安時代講も面白いし、
    道真の兄についての話が徐々に明らかになっていくところも興味深い。

  • 2121.12.22

  • 20210916 再読

    高子さーん!
    良いね、道真を振り回せる知恵ある女性。
    業平とはソウルメイト的な存在って感じかしら。

    師・橘広相、怨霊幻覚事件
    高子さん邸の物怪(窮奇)騒動
    鏡売りの狂犬病騒動

    道真兄のストーリーが見えそうで見えない巻でしたが、高子さんが可哀想なんだけど、強い芯があって期待通りのキャラクターで良いし、基経の気持ち悪さも良し。
    業平の出番少なめ残念!

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著者プロフィール

はいばら やく
漫画家。東京都在住。女性。
元々は同人作家として和泉八雲名義で活動。2006年に「コミックZERO-SUM」にて『とかげ』でデビュー。2017年、在原業平と菅原道真が怪奇事件の謎を解き明かそうとするクライム・サスペンス作『応天の門』で第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞し、これが代表作となる。

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