- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107719874
作品紹介・あらすじ
「頼む業平、多美子を攫ってくれ! でなければ、あの子が殺される」高子の依頼で入内が決まった多美子姫に起こる異変を調べることになった道真。一方、業平も常行から多美子の警護を頼まれ……!? 多美子姫に迫る不穏な影の正体とは……。道真&業平の平安クライム・サスペンス、鬼が嗤う第7巻。
感想・レビュー・書評
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「知った者の声色に似せていてもそれは鬼の声」って言い含められてた多美子姫だけど、父の藤原良相が呼びかけて葛籠の蓋を開けてきた……鬼だ。多美ちゃん、よく知ってる父様の声と顔しててもそれは鬼だよ。エグさにやられました。
「鬼などどこにもおりませんでしたの!」ってにっこりする多美ちゃん、ふわふわ可愛いままで幸せになってほしい。
高ちゃんも、自分より歳下なのに同じように政治の道具に使われている多美ちゃんが可哀相で気にかけてたんだと思う。高潔で素敵な姫だな高ちゃんも。(高子・多美子より、高ちゃん多美ちゃんが言いやすい……)。
最後の藁人形、結局誰が打ち付けてたか解らない仕舞いでそれもゾッとします。白梅、大活躍でした。
長谷雄つくづく悪運強くて憎めなさもいいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多美子姫の入内にまつわる話でした。
白梅と長谷雄の頑張りが素晴らしい。よく頑張ったよ、特に長谷雄!
裏で画策されるあれやこれやを何一つ知らずにおっとりと微笑む多美子と冷ややかに現実を見据える高子、一族の権力のための道具にされる二人の対照的な姿の表紙が内容そのままでした。 -
藤原多美子入内とってことは864年、何巻か前に862年だった気がするから、2年経ったのかね?
そして、紀豊城怖えな。長谷雄じゃなくてもびびるねあれは。
紀豊城についてWikipediaをちょっと見てみたけど、応天の変の首謀者として、伴善男と伴中庸と共に裁かれたぐらいの記載しかない。
しかも作中だとただのイケメンだけど、史実だと中庸は結構エグめの性格っぽいな。 -
藤原多美子,入内。
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多美子様入内の話。多美子様純真で素直で可愛い❤︎
こんな子でも権力闘争に巻き込まれるのだから怖いです。
でも結局毒はともかく呪詛は一体誰が?
後味が悪くて怖い…。 -
高子姫が暗躍し白梅嬢が活躍する女子メイン回であった。たのしい。
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面白かった