応天の門 8 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
4.11
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本棚登録 : 253
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107720344

作品紹介・あらすじ

都で連続盗難事件が相次ぐ中、その事件が巷で流行っている”暦”に関係すると気づいた道真は、陰陽寮に足を踏み入れるが――累計50万部突破の平安クライムサスペンス、葛藤の第8巻!

感想・レビュー・書評

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  • 学問とは?
    常識だと思っていた正義が通用しない歯痒さ。

    道真君ももう子供じゃないんだな。
    此処から自分との闘いが始まる。うちの子も丁度ココだな。

  • 暦、実力試験、奇跡を起こす尼僧の話。ある事件をきっかけに持つ者と持たざる者の違いをまざまざと見せ付けられる道真。「持っている」のは自分の力量という、才ある者が陥りやすいある種子供じみた自覚を根底から覆される。そんな矢先に行われた実力試験で、才あれど持たざる者の動向に己の傲慢さに気付き打ちのめされてしまう。まあ、打ちのめされて終わらないのだけど。道真が子供から大人へ、今までの事件解決ものとしての体裁はそのままに、道真青春ものとして纏まっていた様に思う。そして日和見的に描かれている父是善が、素敵な父親であった。

  • 道真の精神的な迷いと成長が見られる巻でした。
    自分は知識をただひけらかしているだけで自身で考えているわけではない。
    家におごり業平にすら「つまらん」と言われてしまう始末。
    この事態を経て成長するとすれば次の段階に歴史が動きそうですね。

  • まだしばらく迷いそう?

  • こちらも既に続巻出てるのに積み状態だった…ヤング菅原道真が、学問と自分の在り方について悩む、という、極めて近代的なテーマに挑んでおります。合間でいろいろ事件も起きてますが、今までの巻みたいな、宮中での陰惨な権力闘争とか、妖が絡んでくるのとは一味違う、アイデンティティの確立を巡る懊悩ぶりが何とも言えず、胸をしめつけてきます。そして女好きでお人好しのイケメンちょいワルオヤジな在原業平が、この巻ではなんだか「大人」の立ち位置で、飄々と学問の本質を突いたりするし。ついでにちと旅にでも出てみるか、な展開が好ましい。

  • 歴史、動きそうですねえ。

  • 「では学問とは誰の為にあるのだ」

    生まれ持った才能と地位は本人の意志とは関係なしに活かすべきなのか?そんなテーマの今巻。道真の転機が訪れてるのかも。
    なんかこんなテーマの映画あったな。

  • 絵が好き。事件的には大掛かりでも難しくないけれど、本編にそっているお題目に対して挟む、本郷和人という人のラフい平安解説が凄く好きで、楽しみにしています。絵プラス解説のおかげで学校で習ってうっすら記憶の片隅にあるような歴史ワードや古典ワードが、しっかりと生活感のある息づいた世界に変わりだし、ちょっと平安時代のライフスタイルや文化に詳しい本を読みたい気分。

  • 知識や才能があっても正しく使わず転落する生き様を目の当たりにしたとき、そこで得た才を正しく使う生き方が大事と悟る菅原道真。この転機がのちに藤原氏との対決になるのでしょうね。次回は謎の比丘尼が登場。大きな力はしばらく影を潜めています。

  • なんだか苦しい読後感の第8巻。
    別に道真が悪い事一つもないんだけどね。恵まれている人間は恵まれている事に自覚的でないと他人を無意識に傷付けるね。でもカンニングは駄目だぁ…。
    業平様は今回癒し枠でした(笑)。良い部下に恵まれている。

    「素敵な業平様が素敵にかわいいものを」って大興奮の白梅がもうわかりみありすぎて笑うしか無い。天国だよね!

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著者プロフィール

はいばら やく
漫画家。東京都在住。女性。
元々は同人作家として和泉八雲名義で活動。2006年に「コミックZERO-SUM」にて『とかげ』でデビュー。2017年、在原業平と菅原道真が怪奇事件の謎を解き明かそうとするクライム・サスペンス作『応天の門』で第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞し、これが代表作となる。

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