少女終末旅行 6 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 447
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107720603

作品紹介・あらすじ

都市の最上層にたどり着き、さらにその最上部を目指すチトとユーリ。しかし目的地を前にして、旅の行く末に影を落とす異変が……。

感想・レビュー・書評

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  • 虚無感と希望がごちゃまぜになった少女2人の旅。
    最後の2人になった少女たちはどうなるのか?
    でも、地球は綺麗になったし、あまり深く考えず楽しく生きていくと思う。きっとそうだろう。

  • 「文明が崩壊した終末世界。ふたりぼっちになってしまったチトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って広大な廃墟をあてもなくさまよう。日々の食事と燃料を求めて移動を続ける、夢も希望もない毎日。だけどそんな「日常」も、ふたり一緒だとどこか楽しそう。一杯のスープを大事に飲んだり、まだ使える機械をいじってみたり……何もない世界だからこそ感じる想いや体験に出会える、ほのぼのディストピア・ストーリー。」

  • 頂上についたけど…
    どうなるんだろう
    この作品のしんみりした雰囲気がとても好き
    読んでよかった

  • 編集・装丁/株式会社サンプラント

  • 最上階にはまだ稼働しているシステムが残ってるなんて、甘い期待だったか…。
    でももう少し、残ってるレーションのカロリー分は生きることを足掻いてみたと思ってる。
    階段以外にもどこかへ続く通路があったかもしれない。
    ふたりの終末旅行は続いていく…。

  • あぁ……。
    読み終えたあと口からこぼれた言葉。ハッピーエンドかと言えば決してそうは思えないけれど、バッドエンドかと言えばそうとも言い切れない。
    たんたんと幕が下りたという感じ、いやまだ幕は下りていない。
    二人はこれからも生きていく、そう感じられる終わり方だから。
    いい終わり方だったと思う。

  • 終わるまでは終わらないよ。

    同人誌を出されていたこともあり、つくみずさんについては以前から知っていた。いい意味でどうしていいか分からない結末を与えてくれる著者だなと。

    完結には、彼女たちには、最上層到達というゴールが必要だった。大切な本を燃やし、乗り物を捨て、食料すら底を突き、ありとあらゆるものを失って最上層に到達しても何もなかった。別の道を進めば良かったかも知れない、どこかで引き返しても良かったんじゃないかと、普通なら後悔や絶望の淵に沈み続けるに違いない。

    でも、彼女たちにとっての必要最低限なパーツ、お互いが残っている。
    取り合えず、食べて寝て、それから考える。
    そんな終わりかたでも良かったと思える。

    「絶望と仲良く」に関しては、まだよくわからないが、
    きっとまた、読み返したくなるに違いない。
    いつもゴールに、何かが在るとは限らないのだから。

  • ずっとアンビエントを聞いていたような、古典SFでも読んでいたような、車窓からの風景を眺めていたような…とにかくただ漫画を読んでいただけとは思えないほどの情報量で頭が痺れ、胸のザワつきが抑えられません。
    たった2人きりの世界は身近で、自分にはコイツしか居ない。という悪夢のような孤立と閉塞感でも、「世界で一番幸せ」と言うラストがえらく沁みる。やはり紛れも無い日常系で真骨頂だった。
    全ての本が所蔵された空間は途方もなく、この中で本作の様な傑作に出会える喜びに震えるばかりです。
    そしてまた補給して移動する繰り返し…!アガる!

  • すげー、要約すると人間一人では生きてはいけない話。

  • ついに終わってしまいましたが、これ以外は考えられないと思えるラストでした。その目に彼女が映っていればそれで良かったんですね。

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著者プロフィール

漫画家。2014年、『少女終末旅行』(新潮社)で商業デビュー。他の作品に『シメジ シミュレーション』(KADOKAWA)などがある。twitter: @tkmiz

「2021年 『終わりつづけるぼくらのための』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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