- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107720603
作品紹介・あらすじ
都市の最上層にたどり着き、さらにその最上部を目指すチトとユーリ。しかし目的地を前にして、旅の行く末に影を落とす異変が……。
感想・レビュー・書評
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虚無感と希望がごちゃまぜになった少女2人の旅。
最後の2人になった少女たちはどうなるのか?
でも、地球は綺麗になったし、あまり深く考えず楽しく生きていくと思う。きっとそうだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「文明が崩壊した終末世界。ふたりぼっちになってしまったチトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って広大な廃墟をあてもなくさまよう。日々の食事と燃料を求めて移動を続ける、夢も希望もない毎日。だけどそんな「日常」も、ふたり一緒だとどこか楽しそう。一杯のスープを大事に飲んだり、まだ使える機械をいじってみたり……何もない世界だからこそ感じる想いや体験に出会える、ほのぼのディストピア・ストーリー。」
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頂上についたけど…
どうなるんだろう
この作品のしんみりした雰囲気がとても好き
読んでよかった -
編集・装丁/株式会社サンプラント
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ずっとアンビエントを聞いていたような、古典SFでも読んでいたような、車窓からの風景を眺めていたような…とにかくただ漫画を読んでいただけとは思えないほどの情報量で頭が痺れ、胸のザワつきが抑えられません。
たった2人きりの世界は身近で、自分にはコイツしか居ない。という悪夢のような孤立と閉塞感でも、「世界で一番幸せ」と言うラストがえらく沁みる。やはり紛れも無い日常系で真骨頂だった。
全ての本が所蔵された空間は途方もなく、この中で本作の様な傑作に出会える喜びに震えるばかりです。
そしてまた補給して移動する繰り返し…!アガる! -
ついに終わってしまいましたが、これ以外は考えられないと思えるラストでした。その目に彼女が映っていればそれで良かったんですね。