- Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784107720764
作品紹介・あらすじ
料理好きな人も唸る伊勢海老の干物、出版社御用達の老舗あんみつ、おめでたい日にぴったりのローストビーフなど、喜ばれること間違いなしの鉄板「手土産」勢ぞろい!!
感想・レビュー・書評
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相変わらず、おいしそうなものがズラリだった。
そうして、文学ネタに、
ほほぉ。ふむふむ。
となり。
行ってみたいな。メモが増えるという……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新潮社クラブとあんみつと文豪のエピソード。開高健が、釣りで坊主だった時の哀れな開高健ですと言いながら出てくるとか半年缶詰で22枚しか書けなかったとか、庭から本当に逃げ出そうとしたこととか。川端康成の霊が、原稿に詰まってたら手伝ってくれるとかいう話とか。/留学の夢叶う友に、たい焼き型茶漬けを持って行き、一緒に食べつつ、留学先にもたせたり。/杜鵑花でさつきと読ませる名前がきっかけで不登校になった子に、森鴎外のオットーやアンヌなどに漢字をあてた子や孫の名前を教えつつ、吉祥寺のケーニッヒのホットドッグを頬張り/カップリングや腐女子がわからぬ老作家と、檀一雄と太宰治が、シュッとした二人が乱暴に毛蟹を食べる構図を思い浮かべたり/最後はみんなで持ち寄っての花見シーン。文学と手土産をからめた「おもたせしました」てエッセイ書きませんかと編集者から依頼を受けた主人公の寅子。きっとネタにはつまらないだろうなと思わせつつ。いつもLINEのみでやりとりしてた叔母のさくらさんは最後、後ろ姿までしか見せず、おもたせもかぶったところで、大団円、と。/文豪たちが名教師だった頃(佐久間文子)読んでみたいなと思った。クールに見える芥川龍之介が意外や熱血教師だった話、とかとか。
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寅子の物の見方がとても好き。ホットドッグの回と、蟹の回は特に良かったなー。最終話も素敵なまとめ方!さくらちゃんの顔が分からないままなのもいい。