応天の門 9 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 539
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107721013

作品紹介・あらすじ

思い悩む道真の前に、奇跡を起こす比丘尼が現れて――!?  平安クライムサスペンス、成長の第9巻!

感想・レビュー・書評

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  • 大師にいつもこんないたずらを、と言われる道真。
    獣の出る山道を行くのに一番強い武器を置いていくのは馬鹿のすることというのは確かにその通りなのだ。

    業平の言う、自らの道を選べぬ者の方が多いのいうのも悲しいかなその通りで、だからと選べる者が遠慮したところで何の役にも立たない。
    才あるものに力がなければ何もできない。

    大師に貢ぐのを嫌悪する人が御仏に寄付をしようと青海尼に寄付するのがなかなかいいオチ。

    常行が、業平が小雪姫を見たら「減る」と言うのが面白いし
    溺愛ぶりが微笑ましい。

    知は知らぬものから奪うために振るうものではない
    は良い言葉だった。

  • 常行さん好きだわ

  • ここ数巻モヤモヤしていた、出自や才能についての問答に道真なりの回答を出した様子。
    そして、比丘尼が移動してたから京都から長岡京の距離について調べてみたけど、ざっくり10kmぐらいやな。思ったより近かった。

    トオルちゃんのお庭発表会で、基経と道真が出会う。
    そうか、基経と道真はあった事なかったのか。

  • 知を知っている者と知らない者の差と使いかたについて考えさせられました。
    道真に少し道が見えてきた・・・?

    それにしても藤原家こわー。

  • 大師と稚児

  • 「才」をいかに使うか、道がちょっと見えてきた。
    道真が基経に捕捉されてしまった……

  • 今回は割とポップに笑えるエピソードも合ったんですけど(傾国の美少年)最後の最後で不穏…!
    物語の核が動き出す感じ。

  • 鷹狩に長岡へ向かっていた道中、
    道真と業平は下々の者に奇跡を起こす青海尼と言う旅の比丘尼と出会う。
    その頃、内教坊の伎女の指南に年齢不詳の美女、大師が来ていた。
    『青海尼』と『大師』
    巷を賑わす2人の正体とは?

    藤原常行から相談を受ける業平。
    「傾国の美童」と言われる美少年・武市丸の身の周りに不幸が?!
    なんだかんだで逞しく自分の持てるすべで生きていく美女と
    自分の美しさのせいで周りを不幸にすると思っていた美少年の
    なんで自分の尻を狙う奴らのために死ななきゃならないんだ?と思う開き直りからの逞しさ(笑)

  • 傾国の美女&美少年のてんやわんやなお話。
    引きがついに道真と藤原の邂逅で待て次巻!

  • 次も楽しみ

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著者プロフィール

はいばら やく
漫画家。東京都在住。女性。
元々は同人作家として和泉八雲名義で活動。2006年に「コミックZERO-SUM」にて『とかげ』でデビュー。2017年、在原業平と菅原道真が怪奇事件の謎を解き明かそうとするクライム・サスペンス作『応天の門』で第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞し、これが代表作となる。

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