パパと親父のウチご飯 9 (BUNCH COMICS)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 225
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784107721167

作品紹介・あらすじ

漫画家・山代と再会した晴海。過去の負い目から迷う様子に千石は!? 大人だから、親だから悩み葛藤する。ゼロから始めるオトコの家庭料理、模索の第9巻

感想・レビュー・書評

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  • おつかいの回がとても可愛い。ビーフストロガノフ食べたくなってしまった。

  • 漫画家・山代と再会した晴海。過去の負い目から迷う様子に千石は!? 大人だから親だから悩み葛藤する。ゼロから始めるオトコの家庭料理、模索の第9巻。

    漫画家さんの話はなかなか重たくてきつかった。晴海が自分で熱心にスカウトして、なのにアンケあんまよくないからって編集が作者の構想を滅茶苦茶にしちゃったあげくに打ち切りです、じゃあそりゃあ逆恨みもされるよ。何とか仲直り出来て良かったけどね。
    愛梨と清一郎の習い事の話や、初めてのお使いが大変微笑ましかった。途中で誘惑に負けるのあるあるだよね。習い事はまさか英会話に行くとは思わなかったなぁ、将来有望そう。

  • はじめてのお使いを見守る為に変装してる千石くんがホント可愛い…可愛い…前髪尊い…
    あと順調にパパ友が増えてるのも良い。
    しかしラストが不穏。
    最近揺らぐのは晴海ばっかりで千石くんは安定してたからなー、久しぶりに荒れる千石くんが見れるの楽しみ

  • 家飲みのほうとチェリまほと同時購入。比較的、心穏やかに見られる回ばっかりでよかった。9巻好きだな。

    ビーフストロガノフ(お遣い編)がめちゃくちゃ美味しそうだったので作った。材料揃えたら一瞬でできるし、あっさりめで好みのお味でした! これからビーフストロガノフはこのレシピで作る~! しかも、ビーフストロガノフ作ると半量くらい残るサワークリームの活用レシピ、もう一個用意してあって「わかってる……」と思った。

  • ついに、この『パパと親父のウチご飯』も一つ目の大台手前まで来た
    他の作品と同じく、実に嬉しく、描き手の豊田先生と作り手の編集者さんに御礼を心から言いたいものである
    この『パパと親父のウチご飯』は、ともかく、ストーリーがいいな、と私は思う
    基本的には、食事と育児の掛け算的なストーリーなのだが、仕事や進路と言った、人なら直面する問題にもまた、取り組んでくれている
    自分の育児は間違ってないだろうか、と悩んでいる人だけでなく、自分は将来、どうなりたいのか、と葛藤している人にも、考えの幅を広げる光を灯すなんて、凄い青年漫画じゃないだろうか
    ストーリーの良さを支えているのが、確かな実力と地道な努力で培った高い画力であるのは言うまでもないが、キャラもまた、ストーリーの芯をぐらつかせない足場になっている
    このキャラは、こんな過去があるから、こういう境遇だから、この個性を持つに到ったんだな、と読み手を納得させる
    綺麗事かもしれないけど、どん底にいて、ここで終わっても良い、と勝手にやさぐれている人間が、お節介な他人が自分に伸ばしてくれた手を掴んで、また、日の当たる世界に戻ってきて、自分の限界よりちょっと広い範囲で頑張り直してみよう、って展開は好きだ
    つくづく、人の歩みを止めるのは、諦観なんだな、と思う
    同時に、人は夢を捨てたつもりでいても、実際には諦めきれず、なりたい自分になるための努力をしてしまうものだ
    その姿は、ある者には滑稽で見苦しいものと映るのだろう。けれど、そんな潔さに欠ける姿に、喝を入れられる者もいる
    足掻く人間を笑い、嘲る者と、応援し、応援される者、どちらになりたいか。当然、後者だ
    人は成長すればするほど、厚くて高い壁にぶつかるようになる
    壁がない道に進む、それも間違いでないけれど、面白くないよな、と思う
    自分の人生を充実させられるのは、自分だけだ。充実させられる人間は、壁に挑み続けられる
    壁に挑む事が楽しみになってくる人間の人生は面白く、その人生が多くの人の刺激となり、その者の壁に挑むモチベーションとなるのだろう
    何が言いたいのか、分からなくなりそうになったが、つまり、様々な問題に直面し、それから逃げないキャラクターらの縁が絡み合うストーリーが美味しい、この『パパと親父のウチご飯』は面白く、描き手の豊田先生を尊敬できるってことだ
    どうやら、(10)では、これまで以上に重い問題に、哲が挑むようだ
    果たして、哲はどう立ち向かい、晴海さんは彼をどうサポートし、何より、子供らはどんな変化を迎えるのか、楽しみである
    どの作品にも舌鼓が打てた。その中でも、私的にグッと来たのは、43話「ビーフストロガノフ」だ
    ざっくり言うと、初めてのおつかいエピソード
    育児ものなので、いつかは読める、と期待していたのだが、まさか、こんなにも良いとは!!
    さすがに、一回り大きくなったとは言えないにしても、皮を脱ぎ捨てるとっかかりくらいは、この回で掴んだかも知れない
    普段は、大人しい、と言うより、引っ込み思案な清一郎が、安易に楽な方向へ流されず、駄目な物は駄目、と言える芯の強さを魅せたシーンには、目頭が熱くなってしまった
    ギャップ萌えとは、また、別味かもしれないにしろ、この手の頑固さを持っているショタは大好きだ
    そんな頑張った子供らに、哲が特別な料理を振る舞うってのが、また、オツだ
    この台詞を引用に選んだのは、やっぱり、親子だなぁ、と感じたので
    もちろん、最初から、こんなに諦めが悪かった訳じゃないだろう、晴海さんも
    彼が、ここまでの熱さを見せるのは、哲を筆頭にして、多くの人から良い影響を受けたからに違いない
    人を変えたい、動かしたいのなら、まず、自分が変わらなきゃいけない、率先して動くべきってことか
    読み手の心を震わせる漫画ってのは、晴海さんのようにしつこさが長所の編集者さんがいてこそ、世に出るんだろうな
    改めて、感謝すると同時に、自分は漫画の編集者にはなれないな、と思った
    だから、晴海さんのような担当さんに付いて貰えるような、小説家になろう

  • ここ何巻か、晴海・千石ファミリーの一件が
    続いていたので、やや影が薄くなっていた
    先生姉妹が久しぶりに登場。
    彼女たちのところにも時間が流れ、
    それぞれにドラマは進んでいます。
    進路かぁ…。『甘々と稲妻』にも同じような
    展開があったけれど、それだけ誰しもが抱える
    悩みの時期だということなんでしょうね。
    千石くんのところにもまた何か火種が出そうな引き。
    落ち着くまでにはまだまだかかりそうです。

  • ナポリタン食べたい。

  • 201809/

  • おつかい編は良かった( ´∀`)

  • やっぱり諦めきれないものだよね。先生、バズってよかった。ふたりの初めてのおつかいに習いごと。こどもたちも大きくなっていくね。それを見つめる一人の女性。千石も過去と向き合うことになりそう。茶碗蒸しもレンチンならすぐできそう。

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著者プロフィール

白線社LaLaデビュー。
代表作は『野ばらの花嫁』(白泉社・全2巻)。
ラブコメから切ないお話まで、美しい絵で
幅広いストーリーを描く。
B型・みずがめ座。

「2013年 『ホテル・ラヴィアンローズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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